大きな葉の下に隠れていて、ややもすれば見逃してしまいそうだった。
覆う葉を捲らなければ写真に捉える事もできない。
そしてうつむき加減に咲いている。
しとやかさと奥ゆかしさ。この花の魅力でもある。 . . . 本文を読む
先日、お彼岸の時の大阪・一心寺の駐車場から60段の石段を登っているとふといい香りに気づいた。
花が見えなくともそれが沈丁花だと分かった。
花に鈍感・無知な自分でも、この花と秋のキンモクセイの香りだけは言い当てられる。
たぶん、好きな香りだからだろう。さすがに大阪だ。春は大分進んでいるなと思っていた。 . . . 本文を読む
静寂について考える。
シーズン的に今ピッタリの曲が映画「卒業」の主題歌、
「サウンド・オブ・サイレンス」。
ポール・サイモンとアート・ガーファンクルのハーモニーが美しい永遠の名曲だ。
静寂を負と捉えたこの詩の中から
「The words of prophets are written on the subway walls and tenement falls 」
の部分が気になる。我々が日常目にする落書きの中に預言者の言葉が隠されているって事か。
静寂の世界を求める事と幻想を追っているのと同じではないのかと解した。
だから落書きの中の言葉は永遠に見つからない。
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時にムショウに海を見に行きたくなる事がある。
奈良のような海の無い県に住んでいると惹かれてしまう。
太平洋は開放的。堤防に腰をかけて潮風に吹かれる。
穏やかな「春の海」を想像したり、夏が恋しくなったり。
ぶらりと休憩のつもりで入ったら、結構長い時間そこで過ごしていた-。
そんな感じの「道の駅・志原海岸」である。今回の和歌山の旅最終地点。 . . . 本文を読む
三重県の熊野から和歌山県の新宮、勝浦を経て紀伊半島をぐるり海沿いの国道42号。
延々と単調な道が続くが飽きない。だが、串本で遊んでも白浜まではちょっと距離がある。
中間点ではないけれど、丁度良い感じで「道の駅」がある。
黒潮踊る太平洋が前に広がる。 . . . 本文を読む