川崎市で開催中の「しんゆり映画祭」で、共催していた川崎市の圧力を受けて、一度は上映中止になったドキュメンタリー映画「主戦場」が、市民や映画関係者の批判を受けて、最終日の11月4日に上映されることが決まったとテレビが報じていた。愛知県で開催された「あいちトリエンナーレ2019(表現の不自由展)」でも同様のことがあった。
戦前は治安維持法等で言論の取締りを受けたが、今は表現の自由が委縮してきているのではないだろうか。私も先日、ある会合で表現の自由が奪われた思いがした。
表現の自由は、憲法で定められた基本的人権のひとつであり、少数者の意見であってもその意見を聴き、議論していくべきである。なお、人は自由や権利を求めるのも良いが、一方で義務や責任を果たさなければいけないと思う。
また、世の中には様々な「いじめ」があるが、多くの場合、多数者や権力を持つ者が、少数者や弱者をいじめる場合が多い。例えば先日、兵庫県で起こった教師達による「いじめ」もこれに該当すると思う。
「十勝の活性化を考える会」会員
注) 表現の自由
表現の自由とは、すべての見解を検閲されたり規制されることもなく表明する権利。外部に向かって思想・意見・主張・感情などを表現したり、発表する自由。個人におけるそうした自由だけでなく、報道・出版・放送・映画の(組織による)自由などを含む。