Tokai University Kihara Lab

・・・研究室の活動記録・・・?

World time

夏休みの 絵日記

2011-10-11 00:37:13 | 木原より
木原です。

さて、
実験終了→宿泊先
この矢印のところで どんなドラマが・・・

昼は暑かった
帰りは暗い
そして湿度が高く
道路も少し湿り気味

こんな日はゆっくりと車を走らせ、白くぼぉっと光る物体に目を凝らすのだ
そう ハブだ
こんな夜は 昼間の熱を保ったあたたかい路面 に出てきているのだ

でもそう簡単には出会えない


しかし、

「ハブだ!」

通り過ぎてしまった バックバック

「いた!」

草むらに逃げ込もうとしている
学生たちがカメラを手に車から飛び出す
私が車のライトで草むらを照らす


そ そ そこに浮かび上がったのは!





(クリックすると拡大)

へっぴり腰 逃げ腰のふたりの姿

はいこれ、夏休みの絵日記にしてみました。


さてさて、車中で 写真チェック (ハブは山へお戻りいただきました)
ピンぼけ、草しか写っていないその中で



学生たちにとっては始めての生ハブ
かなり感激した模様
でも危険ですからね
へっぴり腰で いいのですよ。

きたむら君。
はじめての奄美でいきなり生ハブとは。
これでアマミノクロウサギを見てしまったら、
ケンムンまで見てしまうぞ!

すもう 鍛えておけよ。




奄美での ひとコマ

2011-10-09 19:51:09 | 木原より
木原です。

あまりにも奄美での情報が少ないとのおしかりを受けます。
海外からも、ブログ楽しみにしているよ、との声もいただきます。
すみません。いつもありがとうございます。

奄美・・・遊んでたわけじゃないし!
現地でリアルタイムでブログを書くのも大変なのです。
毎夜毎夜、生きるために古仁屋の街を徘徊しなければならないのですよ。

実験終了→宿泊先→たまに「ぼくらのミドリ薬品」→夕食場所探し(選択肢はだいたい3店)→コインランドリー→食事終了→洗濯もの回収→エブリワン チェック→アイショップ チェック→宿泊先

それにしてもお前たち!
とくに夏休みに研究費で!奄美へいったお前たち!
今からでもいいじゃないか。ブログ書きたまえ!
サカナが釣れてもいないのに釣り竿を折った君。
大物が掛かった私が「タモ持ってこい」と叫んでいるのに「タモ?」  
そう、タモが通じない君だよ。
海にスマホ落とした君もだ。


さて「ひとコマ」ということで

ある日の昼食のひとコマです。
中央は私が釣ったマダイ。松皮造りとなっています。
この皮と身のあいだになんとも言えないうまみが ひそんでいるのですなぁ。
そして皮のコリッとした歯ごたえ、噛み続けているとジワッとうまみが出てくる。
対照的に、一晩氷蔵して プリプリから ねっとりへと変化した身質。
鹿児島の甘い醤油と、一晩おいてイノシン酸たっぷりのうまみ最上級の刺身。
あまうまのコリコリのねっとり。
もうこれだけでほかにおかずはいらない。
この手のさかな、わたしは皮なしより松皮造りが好きだ。
これ炙りにしても香ばしさが加わってうまいんだよなぁ。
来年、メキシコ行ったら 船で作ってみようか。彼らどんな反応するかな。

毎日仕出しのお弁当では飽きるので、こうやって1品増やしますが、そのために空き時間に釣り。
釣りがしたいわけじゃないのよ。
食を充実させて実験への活力を養うために、わたしはしかたなく釣ってるのです。

別の日はこれ。

同じような刺身では飽きてしまうので、ミナミクロダイのカルパッチョ ガーリックオリーブオイル。
彩りにディルとピンクペッパー、あとバルサミコ酢が欲しいところでしたが。

熱々のオリーブオイルを、冷やした身に いきおいよく「ジュッ」とかけて
身のところどころのタンパク質が熱変成しながらオイルとガーリックの風味を抱き込む。
でもやはり、一晩おいたねっとりの食感も残っている。
オイルと相まって、ねっとりがトロトロに。
ふりかけた塩がいっそううまみを引き出す。
黒コショーの風味が鼻の奥に抜けて 爽快。
こりゃぁ うまいっ!

みな黙々と・・・しかし、

ふと横を見ると、しゃれた料理作ったのに、こんな豪快なカツカレー食っているやつがいる。
しかももうカツが無い。
おいっ 君。私の作ったカルパッチョ、じっくり味わったのか?!


次は 和風に「鯛茶漬け」でも作るか
かつて工場時代に商品化しようとしていたこともある 私の作る鯛茶漬け
うまいよ


こうして
朝は6時過ぎには実験準備をはじめ
7時過ぎには海の上
すぐに戻ってきて実験、実験
昼食はこんな感じ
午後も実験、実験
あっというまに暗くなる
でもまだ実験は続くよ
8時過ぎようやく終了
でもちょこっと釣りがしたいヤツがいて
そして上に書いたようなパターンで徘徊
こんな毎日が続いていたのでした

札幌に戻ってきて大学の皆さんから「あれっ先生。あまり焼けてませんね?」
そりゃぁそうですよ。日中ずっと室内で実験(料理ではない)しているのですから。

さて、この上に書いた
実験終了→宿泊先
ここの矢印の部分にドラマがあるのですが、
今日は 気分が良いので 酔いつぶれていなければ このドラマの部分 ハブ あとで紹介しましょう。