カエルの合唱を通信の効率化に応用
「すごすぎる」「発想の勝利」 カエルの合唱の“法則性”、通信の効率化に応用 研究者に聞く - ITMedia
この発想は私も素晴らしく見習いたいと思う。
無線LANを含めた無線通信というのは厄介だと思う。ケーブルを介してやり取りする場合でも輻輳したり衝突が発生する場合はあるが、そのような場合でも検出は比較的容易だし回避する方法をプロトコルに織り込むことすら可能である。何より、異なるネットワークは物理的あるいは論理的に切り離される(あるいは、それが可能)なので衝突を起こしにくい。ところが、無線通信ではそうはいかない。
それでも、PCやスマートフォンの無線LANの場合は比較的大きなアンテナ・アンプと大容量バッテリーを備えており、たとえ通信が途切れても再接続・再送すれば済む。
それがIoTではうまくいかない。まず、数百・数千というデバイスが無線でネットワークに接続され通信が干渉しあうことが想像できる。さらに、小型・省電力のIoTでは通信障害が発生しやすく再接続や再送はしたくない。ならばIoT機器では最初から通信障害の発生し難いプロトコルが使用されるべきだというのが想像できる。
MongoDBがライセンスを変更
MongoDBとLLVM、ライセンス変更の動き - マイナビニュース
新ライセンスは名前が実に厄介だと思う。新しいライセンス名は「Server Side Public License (SSPL)」という。
例えばApache FoundationのソフトウェアはApache Public Licenseとソフトウェアの名前とライセンス名が一致しているので判りやすいが、MongoDBのAGPL改変版は「Server Side Public License (SSPL)」と実に汎用的な名前である。
邪推するにMongoDB社はオープンソースコミュニティーは賛同こそすれ批判を受けると予想していなかったのではないか――つまり「Server Side Public License」というのはApache Public Licenseのような団体と強く結びついたライセンスではなくAGPLに代わる業界標準にしよう――としていたのではないかと思う。実際はというと、この改定を受けてDebianやFedoraはMongoDBをリポジトリ―から削除したそうであるが。
USB Power Delivery
これで失敗しない、USB PD充電器選び(解説編) - PC Watch
充電器の話題ではあるのだが、充電器としての使い方に拘るのはテクノロジー系ニュースサイトとしては感心しない。
USB Power DeliveryはAmpare/Volt/Watt数が問題となるため、まずは単純化して従来のUSBでとUSB給電=5V/0.5-1Aで考えたい。Ankerなどが製品化している充電器では5ポート程度のUSB機器に同時に給電することができる。スマートフォンやタブレットの充電は当然として、小型Wi-FiルーターやRaspberry Piも5V/1Aで動作するし、空気清浄機や加湿器や電気スタンドへの給電も可能だ。さらに変換ケーブルを使うと様々な機器に給電できる。例えば私の手元にある装置ではAndroid TVボックスや7インチのモバイルディスプレイが5V/1Aだった。
つまり充電器としてではなく新種の電源タップとして書斎や居間のデスクやベッドサイドに設置しておくと重宝する。
※注:後半はUSBの規格としてはかなりグレーで、変換ケーブルを使う方法はUSB Power Deliveryでは使えないので注意が必要
より大容量の給電能力を安全に扱えるUSB PDではさらに用途が広がる。最近のラップトップPCではUSB PDで給電しつつDP Alternate Modeでディスプレイ出力・USB3.0をケーブル1本で接続できる。「スマートフォンの充電」という観点で選ぶのもいいが、ラップトップPCへの給電を視野に入れると容量が65-90w程度必要になることから選択肢はガラリと変わる。
例えば、出張にUSB PD対応のMac Bookを持って行くと仮定する。このとき、Macへの給電用に純正のアダプターを持って行くという選択肢もあるが、どうぜスマートフォンやタブレットの充電もしたいだろうし、人によってはモバイルWi-Fiルーターや加湿器なども持参するかもしれない。そういった機器に同時に給電できれば便利だ。
例えば1つめの選択肢としては、Apple純正アダプターの代わりにAnkerなどが製品化しているマルチポートのPD対応の充電器を使うことが考えられるが、上のAnker製品の場合は最大30wまでだったりと容量に注意が必要だ。
そこで2つめの選択肢としては、デスクにPD対応USBハブを設置して、純正のUSB PD対応アダプターとPCとの間に挟みこむことで卓上機器に給電することができる。
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