所長 「レンジローバーの新しいの、なかなか格好いいと思わんか。」
助手 「ああ、イヴォークですね。どの記事を見てもベタ褒めですよね。」
所長 「クロカンの老舗じゃし、ベンツやBMWなんかのドイツ勢にいいように市場を荒らされとったからのぉ。周りのモンにしても『してやったり』って気分なんじゃないかのぉ。」
助手 「かもしれませんね。」
所長 「ん、なんじゃ、あんまり乗ってこんのぉ。」
助手 「いや、そんなコトないですよ。ボクもいいと思ってましたし。」
所長 「ほれっ、お前が前に乗っとったヤツ、えーと、なんて言うたかのぉ。」
助手 「HR-Vでしょ。」
所長 「そう、それじゃ。アレなんかに近いモンがあるから、てっきりもっと喰いついてくると思ったんじゃが。」
助手 「確かにHR-Vっぽいクルマですよね。まぁイヴォークの方が遥かに出来はいいんでしょうけど。」
所長 「そりゃ当たり前じゃろ。10年以上も前のクルマに負けとってどうするんじゃ。それに値段も倍から違うしの。」
助手 「それはそうですけど、もしHR-Vがクロスロードなんかにならずに、ハイライダーのまま進化してたら、HR-Vの時代がきてたかもしれないじゃないですか。そう考えるとちょっと惜しいですけどね。」
所長 「ジュークも売れとるようじゃし、コンパクトサイズのスペシャリティSUVって案外需要があるのかもしれんしの。」
助手 「やっぱりHR-Vは出るのが早過ぎたんですよ。やっと時代が追いついたって感じじゃないですか。」
所長 「それってHR-Vを買った自分が凄いって言いたいだけなんじゃないのか。」
助手 「そんなつもりじゃないですよ。ま、実際にボクに『先見の明』があったってコトは事実でしょうけどね。」
所長 「おめでたいヤツじゃの。じゃがお前の乗ってたのって、5ドアじゃなかったかのぉ。」
助手 「うっ、それを言われると辛いですね。ボクもHR-Vは絶対3ドアの方がカッコいいと思いますけど、5ドアを選ばないといけない事情ってモンがあるんですよ。」
所長 「そんなモン知ったこっちゃないわ。その点イヴォークは5ドアを選んでも全く問題ないしの。」
助手 「言えてますね。北米のカーオブザイヤーのトラック部門に続いて、先月ワールドカーオブザイヤーのデザイン部門にも選ばれたんですけど、これって凄いと思いませんか。昨年発売された世界中のクルマの中で、一番デザインが優れてるのがクロスオーバーなワケでしょ。」
所長 「時代も変わったモンじゃの。北米のカーオブザイヤーがトラック部門を別に設けとるように、これまでSUVやミニバンなんかは、こういう賞には無縁じゃったんじゃがな。」
助手 「ですよね。」
所長 「まぁ、それだけイヴォークのデザインが評価されたってコトなんじゃろうな。」
助手 「確かにデザインはいいですよね。」
所長 「ん、やっぱり、なんか気に喰わんようじゃの。」
助手 「いや、気に喰わないってほどじゃないんですけど、名前がどうも引っ掛かるんですよ。」
所長 「ん、そうか。イヴォークってどういう意味なんじゃろうな。確かスターウォーズにそんな名前のが出とらんかったかのぉ。」
助手 「それはイウォークですね。ボクが言いたいのは、レンジローバーの方なんですよ。ブランド名はランドローバーじゃないですか。で、フラッグシップの車名がランドローバーのレンジローバーですよね。」
所長 「ローバー、ローバーで変な感じじゃけどな。」
助手 「で、本来車名であるはずのレンジローバーがまたブランド名みたいになって、ランドローバーのレンジローバーのイヴォークでしょ。なんかしっくりこないんですよね。」
所長 「ま、言わんとするコトはわからんでもないの。じゃがレンジローバーにはスポーツってのもあるし、元祖レンジローバーも別にヴォーグって名前を付けとるようじゃし、別にイヴォークに限ったコトじゃないじゃろ。」
助手 「そうなんですけど、スポーツが出たときはレンジローバーのスポーツ・バージョンって感じだったんで、そんなに違和感は感じなかったんですよね、カッコも似てましたし。で、スポーツとオリジナルのレンジローバーを区別するために便宜的にヴォーグって付けたんだと思ってたんですよ。確か日本だけだったんじゃないですかね。」
所長 「そういうコトか。」
助手 「今度のイヴォークも別にランドローバー・イヴォークって名前で出してもよかったんじゃないですかね。」
所長 「ま、それでも問題はないんじゃろうけど、メーカーはフリーランダーやディスカバリーなんかの実用的なモンよりも高級な位置付けにしたかったんじゃろうな。で、フラッグシップであるレンジローバーを車種名からシリーズにしたんじゃろ。」
助手 「それはわかるんですけど、それってシトロエンのDSシリーズみたいなモンでしょ。そのやり方がどうも近頃の流行に乗ったみたいで好きになれないんですよね。」
所長 「まぁ、ワシもあんまり感心せんがの。じゃが、それを歓迎するお客がおるんじゃったら、商売としては問題ないじゃろ。」
助手 「でもランドローバーって言ったら、最近のクロスオーバー流行りで増えてる車種なんかとは格が違うじゃないですか。それなのに自らそっち側に歩み寄るのはどうかと思いますがね。」
所長 「言いたいコトはわからんでもないが、そっち側にお客がたくさんおるんじゃから仕方がないじゃろ。」
助手 「うーん、なんか釈然としませんけどね。」
所長 「じゃがランドローバーの成り立ち自体がそんな感じじゃから、別におかしくはないと思うんじゃがな。」
助手 「どういうコトですか。」
所長 「ランドローバーって元々はローバーの一車種じゃったんじゃ。今で言うディフェンダーじゃな。それがランドローバーとして独立したブランドになって、レンジローバーやディスカバリーって車種が加わって今の状態になったワケじゃ。じゃったらレンジローバーっていち車種じゃったのが、ブランド名になって違う車種が加わってもなんら問題はないじゃろ。」
助手 「そうなんですか。ちっとも知りませんでした。」
所長 「ま、ワシも最近調べて知ったトコじゃから偉そうには言えんのじゃが。」
助手 「というコトはこれからクルマの性格や価格帯によって、ランドローバーとレンジローバーを使い分けるってコトになるんでしょうね。」
所長 「そういうコトじゃろうな。」
助手 「でもメーカー名はランドローバーでしょうし、ランドローバー・レンジローバー・イヴォークって言うのが正式名称でしょ。長いし、言いにくいですね。」
所長 「うーん、向こうのメーカーってその辺は無頓着って言うか、あんまりこだわりがないんじゃないかのぉ。」
助手 「どういうコトですか。」
所長 「なんちゅうか、メーカー名とモデル名って言うのが、ちょうど苗字と名前の関係みたいなイメージに思えるんじゃが、例えばフィアットのクーペフィアットとか、アルファロメオのアルファ159とか、並べて書くとおかしな感じの名前って結構あるじゃろ。」
助手 「言われてみればそうですね。」
所長 「じゃから別にメーカー名とモデル名を続けて言う必要もないし、向こうの映画なんか見とると、何に乗ってるか聞かれても、アルファロメオとしか答えなかったりするじゃろ。」
助手 「ああ、ありますね。そう言うのってなんかいいですよね。」
参考資料
レンジローバー・イヴォーク(ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社)
ホンダHR-V(本田技研工業株式会社)
Yahoo!グループ 轟クルマ文化研究所
助手 「ああ、イヴォークですね。どの記事を見てもベタ褒めですよね。」
所長 「クロカンの老舗じゃし、ベンツやBMWなんかのドイツ勢にいいように市場を荒らされとったからのぉ。周りのモンにしても『してやったり』って気分なんじゃないかのぉ。」
助手 「かもしれませんね。」
所長 「ん、なんじゃ、あんまり乗ってこんのぉ。」
助手 「いや、そんなコトないですよ。ボクもいいと思ってましたし。」
所長 「ほれっ、お前が前に乗っとったヤツ、えーと、なんて言うたかのぉ。」
助手 「HR-Vでしょ。」
所長 「そう、それじゃ。アレなんかに近いモンがあるから、てっきりもっと喰いついてくると思ったんじゃが。」
助手 「確かにHR-Vっぽいクルマですよね。まぁイヴォークの方が遥かに出来はいいんでしょうけど。」
所長 「そりゃ当たり前じゃろ。10年以上も前のクルマに負けとってどうするんじゃ。それに値段も倍から違うしの。」
助手 「それはそうですけど、もしHR-Vがクロスロードなんかにならずに、ハイライダーのまま進化してたら、HR-Vの時代がきてたかもしれないじゃないですか。そう考えるとちょっと惜しいですけどね。」
所長 「ジュークも売れとるようじゃし、コンパクトサイズのスペシャリティSUVって案外需要があるのかもしれんしの。」
助手 「やっぱりHR-Vは出るのが早過ぎたんですよ。やっと時代が追いついたって感じじゃないですか。」
所長 「それってHR-Vを買った自分が凄いって言いたいだけなんじゃないのか。」
助手 「そんなつもりじゃないですよ。ま、実際にボクに『先見の明』があったってコトは事実でしょうけどね。」
所長 「おめでたいヤツじゃの。じゃがお前の乗ってたのって、5ドアじゃなかったかのぉ。」
助手 「うっ、それを言われると辛いですね。ボクもHR-Vは絶対3ドアの方がカッコいいと思いますけど、5ドアを選ばないといけない事情ってモンがあるんですよ。」
所長 「そんなモン知ったこっちゃないわ。その点イヴォークは5ドアを選んでも全く問題ないしの。」
助手 「言えてますね。北米のカーオブザイヤーのトラック部門に続いて、先月ワールドカーオブザイヤーのデザイン部門にも選ばれたんですけど、これって凄いと思いませんか。昨年発売された世界中のクルマの中で、一番デザインが優れてるのがクロスオーバーなワケでしょ。」
所長 「時代も変わったモンじゃの。北米のカーオブザイヤーがトラック部門を別に設けとるように、これまでSUVやミニバンなんかは、こういう賞には無縁じゃったんじゃがな。」
助手 「ですよね。」
所長 「まぁ、それだけイヴォークのデザインが評価されたってコトなんじゃろうな。」
助手 「確かにデザインはいいですよね。」
所長 「ん、やっぱり、なんか気に喰わんようじゃの。」
助手 「いや、気に喰わないってほどじゃないんですけど、名前がどうも引っ掛かるんですよ。」
所長 「ん、そうか。イヴォークってどういう意味なんじゃろうな。確かスターウォーズにそんな名前のが出とらんかったかのぉ。」
助手 「それはイウォークですね。ボクが言いたいのは、レンジローバーの方なんですよ。ブランド名はランドローバーじゃないですか。で、フラッグシップの車名がランドローバーのレンジローバーですよね。」
所長 「ローバー、ローバーで変な感じじゃけどな。」
助手 「で、本来車名であるはずのレンジローバーがまたブランド名みたいになって、ランドローバーのレンジローバーのイヴォークでしょ。なんかしっくりこないんですよね。」
所長 「ま、言わんとするコトはわからんでもないの。じゃがレンジローバーにはスポーツってのもあるし、元祖レンジローバーも別にヴォーグって名前を付けとるようじゃし、別にイヴォークに限ったコトじゃないじゃろ。」
助手 「そうなんですけど、スポーツが出たときはレンジローバーのスポーツ・バージョンって感じだったんで、そんなに違和感は感じなかったんですよね、カッコも似てましたし。で、スポーツとオリジナルのレンジローバーを区別するために便宜的にヴォーグって付けたんだと思ってたんですよ。確か日本だけだったんじゃないですかね。」
所長 「そういうコトか。」
助手 「今度のイヴォークも別にランドローバー・イヴォークって名前で出してもよかったんじゃないですかね。」
所長 「ま、それでも問題はないんじゃろうけど、メーカーはフリーランダーやディスカバリーなんかの実用的なモンよりも高級な位置付けにしたかったんじゃろうな。で、フラッグシップであるレンジローバーを車種名からシリーズにしたんじゃろ。」
助手 「それはわかるんですけど、それってシトロエンのDSシリーズみたいなモンでしょ。そのやり方がどうも近頃の流行に乗ったみたいで好きになれないんですよね。」
所長 「まぁ、ワシもあんまり感心せんがの。じゃが、それを歓迎するお客がおるんじゃったら、商売としては問題ないじゃろ。」
助手 「でもランドローバーって言ったら、最近のクロスオーバー流行りで増えてる車種なんかとは格が違うじゃないですか。それなのに自らそっち側に歩み寄るのはどうかと思いますがね。」
所長 「言いたいコトはわからんでもないが、そっち側にお客がたくさんおるんじゃから仕方がないじゃろ。」
助手 「うーん、なんか釈然としませんけどね。」
所長 「じゃがランドローバーの成り立ち自体がそんな感じじゃから、別におかしくはないと思うんじゃがな。」
助手 「どういうコトですか。」
所長 「ランドローバーって元々はローバーの一車種じゃったんじゃ。今で言うディフェンダーじゃな。それがランドローバーとして独立したブランドになって、レンジローバーやディスカバリーって車種が加わって今の状態になったワケじゃ。じゃったらレンジローバーっていち車種じゃったのが、ブランド名になって違う車種が加わってもなんら問題はないじゃろ。」
助手 「そうなんですか。ちっとも知りませんでした。」
所長 「ま、ワシも最近調べて知ったトコじゃから偉そうには言えんのじゃが。」
助手 「というコトはこれからクルマの性格や価格帯によって、ランドローバーとレンジローバーを使い分けるってコトになるんでしょうね。」
所長 「そういうコトじゃろうな。」
助手 「でもメーカー名はランドローバーでしょうし、ランドローバー・レンジローバー・イヴォークって言うのが正式名称でしょ。長いし、言いにくいですね。」
所長 「うーん、向こうのメーカーってその辺は無頓着って言うか、あんまりこだわりがないんじゃないかのぉ。」
助手 「どういうコトですか。」
所長 「なんちゅうか、メーカー名とモデル名って言うのが、ちょうど苗字と名前の関係みたいなイメージに思えるんじゃが、例えばフィアットのクーペフィアットとか、アルファロメオのアルファ159とか、並べて書くとおかしな感じの名前って結構あるじゃろ。」
助手 「言われてみればそうですね。」
所長 「じゃから別にメーカー名とモデル名を続けて言う必要もないし、向こうの映画なんか見とると、何に乗ってるか聞かれても、アルファロメオとしか答えなかったりするじゃろ。」
助手 「ああ、ありますね。そう言うのってなんかいいですよね。」
参考資料
レンジローバー・イヴォーク(ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社)
ホンダHR-V(本田技研工業株式会社)
Yahoo!グループ 轟クルマ文化研究所
デザインにベッカムの奥さんが協力してるとか何とか。間違ってるかもしれませんが。
ホントにカッコいいですね。
理屈抜きでカッコいいと思えるクルマって、久しぶりに見た気がします。
>デザインにベッカムの奥さんが協力してるとか何とか。間違ってるかもしれませんが。
先月の北京ショーに出品されたイヴォークのスペシャルエディションっていうのが
ベッカム夫人のプロデュースらしいです。
(世界限定200台らしいので、お早めに!)
HR-V・・・個人的にヘッドライトの形が嫌いで、似た様な形の最終型インテグラも同様です。テールライトの処理も詰めが甘く感じます。
プロポーションは好きですし、MAG-Xでも褒められた位なので、乗ったことは無いけど基本的に良い車だとは思います。
3ドア車を見てるとホンダHRーVの巨大版のような気もします。
内装が真っ白ですが、クロカンで汚れとか
気にしないんでしょうか?
金持ちの考える事はよくわかりません。
話が逸れますが、「轟クルマ文化研究所」は
雑誌でも見かけたような気がするのですが。
リンカーンナビゲーターの事を書かれていたように記憶してます。
そいじゃ!
>全幅の数字があちこちで違っている様なのですがどれが本当なのでしょう・・・汗
また凄いトコに気が付かれましたね(笑)
調べてみたんですが、1900mmと1965mmが混在してるみたいですね。
詳しく見てみると昨年10月ごろまでの記事は全て1965mmで、11月に国内発表したあとの記事は1900mmになっていました。
これは4月に本国でスペックの発表されたときの数値が1965mm、11月にジャガー・ランドローバー・ジャパンが発表した数値が1900mmだったコトが原因のようです。
なぜ、そうなったかと言うと、本国仕様と日本仕様とで全幅に差があったワケではなく(多分)、本国HPで確認したところ、ミラーを畳んだ状態の数値であり、国内表示はミラーを含まない数値、という測り方の違いによるモノのようです。
どっちも間違いじゃないんですが、出来れば国際基準をつくって欲しいですね。
>HR-V・・・個人的にヘッドライトの形が嫌いで、似た様な形の最終型インテグラも同様です。テールライトの処理も詰めが甘く感じます。
確かに好き嫌いの分かれるヘッドライトですよね。一時期流行した涙目ライトの走りだったのですが、すっかり見なくなりましたね。
テールライト、詰めが甘いですか。確かに手っ取り早くデザインしたって感じはしますね。
(ウィンドウ、ライト、ナンバープレートの位置関係はボルボの850と一緒ですし。)
>プロポーションは好きですし、MAG-Xでも褒められた位なので、乗ったことは無いけど基本的に良い車だとは思います。
ホント、カッコいいクルマでしたよ。
前から走ってくると、ライトは高い位置にあるのに、ルーフの位置は低いっていう独特のスタイルで、夜間シルエットだけで見分けられるトコとか、気に入ってました。
>値段もかなり高目ですね。
レンジローバーの小型版として見ると破格値って気もしますが、デザインが気に入ったからといっておいそれと買える値段じゃないですね。
>3ドア車を見てるとホンダHRーVの巨大版のような気もします。
影響を受けたんだとしたら嬉しいんですけどね。ヨーロッパではよく売れたって話も聞きますし。
>内装が真っ白ですが、クロカンで汚れとか気にしないんでしょうか?
>金持ちの考える事はよくわかりません。
内装は違う色もあるようですよ。
まぁ、オフロードよりも都会で乗るヒトがほとんどなんで、問題ないのかもしれませんが。
>話が逸れますが、「轟クルマ文化研究所」は雑誌でも見かけたような気がするのですが。
>リンカーンナビゲーターの事を書かれていたように記憶してます。
えーっ、そうなんですか?
ボクは見たことないんで、ヒト違いならぬ研究所違いじゃないかと(笑)