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とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

蒸し暑い夜に・・・11

2006-06-03 21:43:48 | 怪談・不思議
この「自宅編」も大分終盤に近づいて参りました・・・。
今日からは私が使用していた部屋で起こっていた事をお話しましょう・・・。
最近、この話を書いていて思い出したのですが・・・。
何となく色々な現象の原因はあそこにあったのではないかなあ・・・。
実は、その家には地下に収納庫の様なものがありまして、作りはさほど立派でもなく、縁の下を広くと言うか、土台が高かった為、結構私が入っても充分に立てる位の高さのあるものでした。
これが、私の部屋の納戸(布団を入れておりました)の床板をはがしても入れる様になっておりまして、納戸が2段になっていたのですが、下に入れておいた衣装ケースの様なものとかを退ければ簡単に板をめくれる様になっておりました。
ですから、例えば、私の部屋から入って外にでる事も簡単にできる仕組みになっておりました。
当時、世間を騒がせた宗教団体から習って「秘密の地下室」と読んでおりました。
普段は隠してありますが、何ともあまり気持ちのいいものではなかったなあ・・・と当時を振り返って思います。
寮から出て、家から職場へ通う様になった当時の私ですが、この部屋では不思議な現象が多々ありました。
トイレに引き続き、部屋にいると誰かが家に入って、私の部屋の前を通り過ぎる足音が聞こえる様になった頃から、ポルターガイストが起きるようになりました・・・。
特に物が飛んだりというのは無かったのですが、本棚が揺れたり、ベッドが揺れたりはしょっちゅうおきてました。
最初の頃はトラックやダンプなど大きな車が通って揺れているのかと思っていたのですが、私が幼少の頃の家ならいざ知らず、当時はすでに、大きな車が通ったくらいで揺れるはずも無く、ベッドが揺れた時はかなり大きく揺れたものですから、隣の部屋にいた、すぐ下の弟に「今地震あったよね」と確認したほどでした。
決まって弟からは「地震なんてねえよ」とあきれた返事が返ってくるばかりでした。
それに、家の前の道路に大きい車なんて入って来れないのです・・・。
これが、昼夜問わず揺れるものですから、最後は私も慣れっこになってしまっておりまして・・・。
揺れても「ああ、また始まったか・・・」くらいで呑気にかまえておりました・・・。
何て、本当はあまり気にしない様にしようと自分で念じていたのかもしれません・・・。
あの夏の夜のあまりにも恐ろしい記憶が胸の中にありましたから・・・。