蒸し暑い夜に・・・１０

先日書いた「台所編」で一つ忘れていたお話がありました。
これは、すぐ下の弟が体験した話ですが・・・。
ある夜の事・・・。
家族が寝静まった真夜中・・・。
弟はふと目が覚め、のどの渇きを覚え、水を飲もうと台所へ向かいました・・・。
勝手知ったる我が家ですので、廊下の電気も点けずに・・・。
台所に行き、コップに水を汲み、水を飲みながら、何気なく見た食器棚のガラスに写っていたものは・・・。
水を飲む自分の姿と・・・自分の後ろに立つ髪の長い女性・・・。
驚いた時は人は意外と言葉が出ないもので、そのまま見なかった事にして自分の部屋へ戻ったそうです・・・。
さて・・・。
そのキッチンの隣にはお風呂、その隣にトイレがありました。
お風呂では私は特に何も体験しませんでしたが、妹は幽体離脱を体験しています・・・。
トイレでは、トイレ自体には何も出ないのですが、ある日、日中の出来事です。
私は不規則な勤務ですので、平日の日中に家にいる事は少なくありませんでした。
そこで、トイレに入っていると・・・。
玄関を開ける音がします。続いて誰かが家に上がり、トイレの前を歩いていく足音がするのです。
「また弟が学校サボって帰ってきたな」と思い、名前を呼んでも返事が無く・・・。
トイレから出て家中探しても家族の姿は無く・・・。
玄関の鍵もしまったままでした・・・。
これが、結構頻繁にありました。
母もよく言ってましたので、これは私と母が主に体験していた様です。
さあ・・・いよいよ私が一時期使用していた部屋へまいりましょう・・・。