TodaiCruiserGyosyu -東大ヨット部クルーザー班仰秀's Blog-

世界選手権出場を目指し、毎週土日に三崎で練習するクルーザー班。
練習報告を軸に、部員の生活を記事にしてます。

マッチレース講習会

2012-02-09 20:38:56 | 練習記録
ルール勉強会を事前に3回行い、それらを通じてのマッチレースのイメージを確認・修正できた2日間でした。


レグは予想外に短く、スタートの重要性が大きいことを再認識しました。
・とにかくスタートで相手の右を取ること、
・自艇と相手艇がデンジャーラインの中にいるのか外にいるのかの意識を大切に、
ある程度スタート時の起こりうる事態をパターン化し、
逃げる・追いかける際の動きを共有しておく必要を感じました。


以下、課題です。

スタート

・time to distance
ヘルムは相手艇に対する船の置き方に集中しがちなので、
残りの人が、残り時間やスタートのアプローチを考えて船全体に伝える。

・ハンドリング
ジブ、メインをしっかりと合わせ続けることと、舵使いすぎの原則を減らす。
トリマー(自分)はジブの詰め過ぎ、シバーが無いようにと、タック時の裏風当てる量のコントロール、
ヘルムはラフ等では両手でメインを引けるよう、
ベアではシートを上に持ってから一気に出せるようにしてメインを出すのが遅れないよう、
畠山さんにも乗って頂いて指導して頂きました。
相手艇を追いかけていてタックで遅れて逃げられるパターンと、
相手艇のスタンを追いかけ合うサークリングで後ろをとられるパターンを克服して追い続けられるのが目標。

・止まり続ける
メインを全シバーさせて流されながらずり落ちるのではなく、
ある程度メインを入れたり抜いたりしながらバウを上に向けてコントロール。


レグ

・タックの掛け声からタックまでの流れのコミュニケーション
小山さんがタックと言ったら、あとは後ろの都合でなるべく早くタックというのは、
定期的に忘れてミスがあったので、
個人的には、これまで通りタックスタンバイ→タックのほうが良いのではないかと思います。

・回航
上回航で丁寧に残りの艇身艇幅のコール、スピン送りだし。
下回航で間に合うようにジブアップ(ちゃんと前レグと同じ位置までジブハリをあげる)、スピン回収。

・マストハンドのサポート
中山さん、宮本さんがどのように情報を出して小山さんのコース引きをサポートするか。



マッチレースに向けた練習回数は多くは無いですが、

・スタートに必要な感覚
デンジャーライン、time to distanceを意識した、
見通しをきっちり取って、決めた時間で止まらずに
デンジャーラインに沿って落とし、クローズで上ってくる練習。

・ハンドリング
止まる練習。
セール、ロールをきっちり合わせて自在に上し落としタックジャイブ、スピード調整。

・ラウンディング
タックの意思疎通、ミスの無い回航

頑張っていきたいと思います。