TodaiCruiserGyosyu -東大ヨット部クルーザー班仰秀's Blog-

世界選手権出場を目指し、毎週土日に三崎で練習するクルーザー班。
練習報告を軸に、部員の生活を記事にしてます。

0723/0724京急サマーレガッタ レースレポート

2011-08-01 07:40:18 | レース報告
山中からこんにちは。大河原です。

遅くなりましたが、7/23,24に行われました京急サマーレガッタの報告をさせていただきます。

GPSデータはこちらから↓
http://kanto-fleet.lets-sports.net/race-result/2011.html

1レース目(ジブ)
1上プランは左。スタートはライン左目狙い。それを意識しすぎて戻ってくるのが遅くなり、タイミング的には完全に出遅れスタート。(たまたま回りの艇もラインが低く、相対的には悪くはないものになりましたが)
1上はプラン通り左に。スタート直後に圧倒的ボートスピード&上り角の差により帆省海に上突破されブランケinするも、そのまま左に。

左の端の少し手前で返せる時に返し、レイまで。左があたり、回航時には右に行った5艇(+Three Bond? GPS不良+記憶にない…。以下同じ)を後ろに抱える展開。
1下は、1上の左あたりを受け、左プラン。適当なところで右寄せ→レイ。上回航直後に回転していたJellyを抜き、後ろに6艇。
2上も単純に左プラン。回航直後にタックしましたが、そんなに焦らず、前後の艇の動向を見るという余裕がほしかった場面でした。
コースは左伸ばし→ポートのレイ手前で返し→レイという先ほどと同じパターン。RIPPLE・SPEEDY・OLIVEに抜かれ、SARASAを抜いて後ろの艇は4艇に。抜かれたのは主にスピード・角度・タックロスの差によります…要練習。
2下は、SARASAをカバーするのが遅れそのまま上に抱える形となり、そのままなすすべなく抜かれてしまいました。きちんとカバーの位置で返していても守りきれたかは微妙なところですが、まずは基本をきちんとやらねば。10/14finish。


2レース目(ジブ)
1上のプランは再び左。スタートでは、戻ってくるタイミングが遅いうえに高さを失いすぎ、中途半端にSARASAの下で30秒前にスタボに返し。続いて、落としてきたSARASAに合わせてベアしたところ下にはJELLYがおり、2艇に挟まれる形になってしまいました(精度的にGPSからは確認できません)。JELLYの下主張に対しラフをしようとしましたが、SARASAともラップしているように見えたためラフできず、結果JELLYとハル同士をすってしまいました。幸いにも両艇に傷はありませんでした。前回FRでもJELLYとのケースがあり、今回は絶対にノーケースと思っていたところにこのようなことを起こしてしまい、未熟さを痛感しています。
○誰もSARASAに対する下主張をきちんと行っていなかったこと
○JELLYとのケース5秒前にはSARASAとのラップが切れていたのに気付かなかったこと
○ラップが切れていないと考えていたのに、セールをシバーさせて減速するという措置を取らなかったこと

の3つが今回のケースの主な原因であると考えています。航路権の主張をしっかり行うこと、ラップの有無をバウマンにしっかり見させ伝達させること、いざとなったら咄嗟にシバーさせて減速するという行動をスムーズにとれるようにイメージしておくこと、そういったことの重要性を確認しました。

スタート後二回転し、プラン通り左へ。後は1レース目と同様にポートのレイに到達する手前で返し→レイ。レイはオーバーしてしまいました。反省。上回航時、後ろには右に突っ込んだJELLYのみ。
フリーはポートロングなので回航後落ち着いたらすぐにジャイブして下マークへ。
2上は左を狙うも、既に左狙い艇の壁が出来ており、少し右にのばしてからタックせざるをえず。JELLYも同じ状況だったので、この時はJELLYも同時にタックしカバーすることができましたが、次のタックを左に伸ばしきらず艇団の下受けという形で行ったところ、左に突っ込んだJELLYにかなり詰められてしまいました。
2下では危うくJELLYに下突破されそうになりながらも、何とか順位キープ。13/14finish。

3レース目(1上ジブ→2上ジェノア)
1上プランは三度左。スタートではわざわざ下艇SPEEDY BLUEがいる位置で返し、その下までベアするもさらに下のJELLYYを抱えながらスタート、ラインまでのtime to distanceも合っていないというもの。結果的にかぶされたりはしていないものの、もっと上艇団の方までいって下にルームを確保して返すべきでした。(上艇団までいかないというのは僕の意見だったので、なおさら反省)
スタート後左にのばし、適当にレイ近くで右にという今までのパターンをやろうとしたところ、完全なブランケ地帯でタック(ごめんなさい)。まだタックが未熟なので、ブランケロス<ダブルタックロスになると判断し、そのままレイまで。回航時はケツ、1下は一人旅。スタート前にもジェノアチェンジを検討するほどだった風がさらに落ちており、逆転を期してジェノアチェンジをします。1下回航時、トラブっていたJELLYとかなり詰めます。2上では右にある程度伸ばしたのち、左の海面が良さそうに見えたところで早めにそれをとりに。結果、JELLYを抜きます。しかし、2下でJELLYのカバーをしないという痛恨のミスをし(すでに自艇がレイ近く見えたため…という理由)、insideをとられ、再度抜かれてしまいます。14/14finish。基本に忠実にやれば抜かれずに済んだレースでした。


<7/24>
前から山崎・徳毛さん・大河原・江崎さん(必要に応じ後ろへ)・万代・哲

風速 4~6m/s
風向 S

4レース目(ジェノア)
ブローが強く見える右プラン。スタートは上目から。justで出られておらず、その後のスピード・角度も不足で、上にラルママを抱える展開に。そのまま突破されたところでタックして右へ。だぼの前を通りたかったのですが、タックロスにより叶わず。右がそこまで良いようにも思えなかったので、ブローが入ったところで早めに一度左へ。だんだん前がふさがってきたので、フレッシュを求めて2タックで上に出し、さらに2タックしてレイ。。。
1下は、左がのびたこと、その理由はおそらく潮だろうという推測により、右へ。以降、2上は左(先行艇ブランケをおそれ奥まではいかず)、2下は右でいくものの、一人旅。14/14finish。

5レース目(ジェノア)
左突っ込みプラン。スタートでは、1分前にラインの真ん中に戻り。そのままシバーさせて待てば良いところ、ベアして左に進み、ラインに入れないような位置まで落としてしまうという大チョンボ。クローズにしてはじめて入れないことに気づき、艇全体としてマニューバをどうすべきなのかが分かっていないことが露呈しました。
スタート後は愚直に上りで左突っ込み→下りで右、というのを繰り返しました。1上では右に伸ばした数艇とは差を詰め、2上では今まで以上に右が良く見えましたが、それでも左へ。2下でSARASAをターゲットボートとしていましたが、最後スタボのレイ近かったので先に返し、ブランケにいれることはできず。14/14finish。レガッタを通じ、艇速不足・タックロスの大きさ・回航の未熟さ(クルーワークというよりは、きれいな軌跡でロスなく回る点)を痛感しました。
クルーワークは一定の形にはなっているので、これからは基本に立ち返り、タック練・回航練・走りといった点を重視した練習をしていきたいと考えています。
乗艇いただいた江崎さん、高桑さん、徳毛さん、どうもありがとうございました。

大河原