碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

釣りに行った

2008-07-09 16:55:17 | 日記風雑感
今日は朝の5時に起きて、昨日準備した道具と
おにぎりなど食料を入れた袋と箱の中でまだ寝ている
犬を起こして車に入れて、最後に一番大きな荷物である
家内が乗って出発したのは6時に10分前でした。
この時点で半分諦めておりました。現地解散ではありますが
渓流釣りに女づれは邪道です。たとえピチピチした手ごたえや
お尻にきれいなパーマークが残ってない家内でも、山の神は
嫉妬深いといいます。多分釣果は期待できません。
30分ぐらい走って、国道から分れ谷筋をさかのぼると
川面には霧が立ちこめ、いい雰囲気ですわ。川に下りると
昨日の大雨の影響で岸の草が倒され、川の水位がけっこう
あったのが明らかにわかります。この水量だと、魚は、けっこう
流されたと見るべきでしょう。
てなことを思いながら、餌のイクラを針にかけると、
これが、風船をつぶしたように、中身の液体が出てしまって
皮だけが針に残るような状態になって、イクラのかっこうを
しておりません。なんだこれは!、昨日スーパーマーケットで買って
冷蔵庫に入れておいたものを、瓶に入れてもってきたのですが、
なんで、こんなふうな状態になるのか、なん粒も試して、
針にかけてみましたが、やはり、中身が流れ出て皮だけが針に残ります。
こんなはずじゃなかったのに、ひょっとして人工イクラか、せめて
10粒に2粒ぐらいなら許してやってもいいが、すべて、全く、全部が
つぶれた風船状態になってとにかく餌として役に立たないので、
イクラを諦め、川の石をめくって、川虫をさがして、餌に
するより手がありません。けれど餌になるような川虫がすぐ手に入る
わけでもないので、釣りをする時間より虫を探す時間のほうが、
長いのです。やれやれ、魚釣りではなくなってきた。
こうなったら、虫の大小は選ばず、針に何匹か虫をひっかけて、
よどみや、淵になげてみたのでした。
しかし、魚はバカではありません、変な虫には、無視をきめこんで
「わいら、何年魚やってると思うとるねん。なめとるのか」
とばかりに、あたりすらなく、音信不通状態のままであった。





いろいろ、場所をかえてはみますが、



「あきまへんな、ご主人様」

やがて、山ノ神ならぬ家内がやってきて、上流に釣り人が2人いるという
報告がありまして、一人ははるばる福山市から遠征してきたらしい、
福山といえば、岡山か広島あたりからはるばるやってくるということは
この谷も、強者どもが夢の後となってしまうかもしれないなと、いや
すでにそうなっているのかもしれませんが、知らぬが仏です。
彼らも、釣れないと言っていたそうですが、釣果は山女2匹
向こうではアマゴと呼ぶのですが、たぶん歴戦の勇士にして、
その釣果では、私などは、むべなるかなと納得するしだいです。
かくて、山ノ神の到来を期に、おそい朝飯をたべて、同じ白山山系の
別の谷へ温泉へはいりに出かけることにしました。


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