碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

ラオス ルアンパバーンの旅2

2022-11-08 12:55:11 | ラオス旅行

2022/10/28

今日は朝8時に車で国境のイミグレまで送ってもらう手筈になっており、その前に朝食を済ませたいと思い、6時半ごろから起き出して、朝のチェンコンの町を歩いてみた。あいにく宿の主人に教えてもらった食堂はまだ開いていない。食堂の女将さんにいつ開くのかと聞いても、めんどうくさそうに、向かいのコーヒーショップを指差してあそこでコーヒーを飲んだらと追い出されてしまった。そのコーヒーショップを覗いてもまだ準備中なのか、誰もいない。みんな言うことがいいかげんです。責任感がないのはタイ人の性格だ。そのくせわからないとか知らないとは言わないのが良く分からない。だから言うことを真に受けて聞いたら腹が立つ。ということで、すこし時間つぶしに朝のメコン川の岸辺を散歩して、宿の近くの食堂へ戻ったが、まだ開店準備中らしいので食事は諦めて、近くのコンビニの食料で間に合わせることにした。食料を買って宿に戻って、部屋の前のベランダで朝食をとっていると、朝の通りを托鉢のお坊さんが歩いていく、近くにあるお寺に帰ってきたのか、速足で鉢(バーツ)をかかえて通り過ぎていく。タイのお金の呼称であるバーツはこの鉢(バーツ)と語源的に関係あるのかもしれない。勝手な想像ですが。そんな風景をみながらの朝食です。それにしてもコンビニのチャーハンはうまくない。こんなもん二度と食いたくない。そう思いながらも完食して、なんせ状況の変化で次の食事にありつけないかも知れないということを頭の片隅に置いているので、食える時に食っておくのが原則です。非常食はパンとバナナを確保してザックにつめこんだ。そうこうしているうちに、宿の主人がやってきて、そろそろ出発の時間だと告げた。宿の自家用車のピックアップに乗り込んでタイラオス友好橋のたもとにあるタイ政府のイミグレにいく。そこで出国手続きをすまして、ラオス側に出るとバスが待っており、そのバスに乗るとラオス政府のイミグレへ連れて行ってくれる。バスには昨日チェンマイから同じグリーンバスで来た人々の顔が見える。「おはよう」とあいさつを交わしながら、バスに乗りラオス政府のイミグレへ入る。日本人はノービザで入国できるが、白人の多くはビザの申請と代金を払うための窓口に行列を作っていた。日本のパスポートは世界一だと言われるが実感しました。行列を後目に健康チェックとパスポートを見せてすぐにラオス側に入国できた。参考までに図式すると。

チェンコン(宿の自家用車)→友好橋タイ側イミグレ(バス)→友好橋ラオス側イミグレ(ソンテウ)→フエサーイ船着き場(スローボート)→パークベン(スローボート)→ルアンパバーン

この間の交通費を全て含んで通しで1300バーツ(約5000円)で宿の主人からチケットを買った。細かく払えばもっと安くなるかも知れませんが、1200バーツ以下にはならないと思う。ラオス側のイミグレを出ると、バスやソンテウが待っている。宿で渡されたシールを胸に張ってあるので誰か拾ってくれるのだろうと思っていたら、その場を仕切っているようなおっさんが、あっちのソンテウへ行けと言うので、そのソンテウに行くと運ちゃんが自分の携帯電話にあるパスポートの写真とチケットの写真を見せて確認した。その時宿の主人から運ちゃんの携帯に電話が入りすべてOKであるか尋ねられた。全てOKだというと安心したようで、大きな声で「いい旅を」と言っていた。すぐにソンテウの後ろの座席に乗り込んだ。やがて座席がいっぱいになると車は船着き場のフエサーイへと走り出したのでした。

フエサーイの船着き場に着くと、大きなボートが何艘も川面に並んでいた。向かい側の岸を見れば今朝散歩した歩道があるではないか、要するに友好橋を回ってまた元の対岸に来たと言う訳です。橋ができる以前は舟で両岸を行き来していたのでここが玄関口であったということです。船は一日に何回出るのか知りませんが、ワシらが乗る舟は何時出るのかとその辺にいたおばちゃんにタイ語で尋ねてみるとなんとイレブンだと英語で返事をしてくれた。ということは一時間以上待たねばならないわけでまさにラオス入った実感を最初に味わうことになった。こんなことならゆっくり朝飯ができるまでチェンコンに居ればよかったと思うのは日本人的なのか。ここでは時間の感覚が違うのですね。一時間や二時間は時間のうちに入らない。三時間や四時間は当たり前、一日、二日が基本です。悠久のメコンの流れよろしく、ゆったりと絶えることなく続く時の流れです。そんなわけでメコン河の岸辺のテント張りの下でまったりと出発までのラオス時間を過ごさざるをえないのでありました。

           

 

           

             メコン河 飛蝗も 日陰に 時を待つ

 


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