碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

ネパールへ24

2005-08-29 23:06:53 | ネパール紀行


翌朝まで熟睡した。目覚めると、ここが何処か記憶がとんでいた
旅をしていると、時々こうゆう事がある。前日に酔っ払った時とか
ラリッタ時とか、今日みたいに疲労していたときなどは、目覚めても
しばらくは、魂は肉体から離れて、どこかへ行ってしまい、
もぬけのからになった肉体は、宿主が帰るまで、暫くは、じっとベッドの上で
横たわっていなければならない。思考力は回復されず、
映画のせりふみたいに
「昨日はどこにいたの」
「そんなとおい昔のことはおぼえてないね」
「あしたはどこにいくの」
「そんな先の事は、わからないね」
「その前に、教えてくれないか、私がいまなぜここにいるのかを」

ちょっとちがってますが、そんな状態で、目覚めた朝でした。
天候はよく、寒いながらも、朝日がかがやいて

今朝は、天候がよかった。ナンナプルナ南峰が手に取るように
朝日に光っていた、昨日までの疲れが癒されるようなすばらしい朝だ。
アンナプルナ内院へいたる谷が黒々と深く切れ込んで、白き峰々を
浮かび上がらせていた。成層圏に至らんとする、峰々の雪煙は、紺碧の
虚空に舞う神々の衣のごとくに・・

と日記にはかいてあります。
ここからは、500m下りまた500mのぼりまた500m下る
というような、ヒマラヤ的行程を続け、ダンプースまで
行かなければならないのだが、そこまで行けば、ポカラの灯がみえる。
トレッキングはそこでほとんど終わりとなる。
なごりをおしみつつ、ガンドルンをあとにした。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ネパールへ23 | トップ | ネパールへ25 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ネパール紀行」カテゴリの最新記事