碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

月夜のドイステープ登山 いやぁ参りました

2017-05-10 15:26:28 | 日記風雑感
ワット・ドイステープはドイステープ山の頂上にあるチェンマイ随一のお寺です。約1000m足らずの山ですが、昨日は満月の日にあたり参詣する数万の人でごった返した。毎年5月の満月の夜に参詣すると御りやくがあるのだそうで、善男善女、老いも若きも、この日はドイステープ山へ徒歩で参詣する。歩いて登るわけです。徒歩でしか参詣してはいけないのです。それでこそご利益があるのです。以前バイクや車ソンテウで行ったことはありますが、徒歩で登ることは今回初めてです。順調に行けば3時間半ぐらいで行けると以前に登った人は言っていましたが、ワシは去年足を怪我してから、目っきり脚力が落ちた。いまだにジャンプや走るのはやっていません。怪我した足首が、捻挫したり、負担に耐えられないようなことがあるといけないので、慎重に完全に回復するまではきつい運動をしなかったのです。しかし、足の筋肉の衰えを自覚してからスクワットだけは、毎日100回以上は続けています。今回の登山も、筋トレを兼ね自分の筋力を知る機会だと思って参加しました。夜の1時半に出て、チェンマイ大学の前から歩き始めました。この夜は、大学の構内を開放して、ソンテウの行き来ができるようになっていて、ソンテウと参詣者とそれを目当てに夜店をだす人と混雑をさばく警官などでごった返している光景に驚きました。さらに、山から下りてきた人々が、道路を切れ目なく歩いてくるのを見ると、想像していたような、静かなお参りなんてものではなく、正月の明治神宮なみの人出で、山のふもとと山頂のお寺が参詣者の列でつながっている感じでした。その距離は10km以上です。いやあ参りました。










満月が出ておりましたが

暗い夜の坂道を、月の明かりを道しるべに、昼の暑さと喧騒が去ったひと時の静寂のなか、忘れていた時間を思い出したように、かすかな喜びさえ味わいながら歩きはじめる。道の片側には、すでに目的をはたした、善男善女の列が、下山の心地よい疲労感と、お寺で授かった少しばかりの希望を心にともして黙々と道を降りてくる。夜空に瞬くしじまのように、朝にはそれが消えないように願いながら、アリアのように流れていく・・・
というような文章を書けるような、夜を期待しておりましたが、あに図らんや、妹図ったか、全然イメージとは違っておりました。何が違ごうとるかって、ほんなもん、ぜんぜんやわいね。道路は一応歩行者優先で、お寺まで一般車は通行止めやけど、ソンテウだけは参詣者の運搬用に通れるがや、それが一台や二台でないし、何十台と登って行くさけ、排気ガスが臭い臭い、ソンテウはほとんどいすゞのディーゼル車やし、黒煙巻き上げ登って行くがや。街にいるより全然空気は悪いわけや、しゃあなしで顔に手拭いまいて登ったぞいね。ほんま。山来てこの排気ガスや、腹立つわいや。タイ人はそんなもん気にしとらんし、マスクなんかしている人はおらんがや、小さい赤ちゃんなんか平気で連れて来とったわ。後で気づいたけど、ファラン(西洋人)がおらんがや、たいてい人が集まるとこには必ずファランがおるけど昨日は一人も顔見んかったわ。たぶん、この排気ガス吸うてまでひどい思いして、お寺なんか行きたくないわいや。ワシも今回限りやね。目に見えるご利益がありゃあべつやけど。排気ガスにゃ参った参ったわほんま。おまけに、土砂降りの雨が降って、一時間もテントで雨宿りさせられて、よ~弱った。まあ道沿いに、ところどころテント張ってあって助かったけどね。あれなかったら、それこそ、傘だけではずぶ濡れや、遭難するわ。そうなりゃ、なんもかんもまくりおいて帰ったぞいね。










このおっさん、ようこんなとこで寝とるわ、写真とったらおかみさん笑とった




雨が降ってテントに逃げ込んでいる人




雨が晴れて、チェンマイの街の灯が見えた。





朝になり、ほとんど登っている人はいない。我々がラストかも


道端で、参詣者に無料のもてなしが出る。飲み物やパンをもらった。




朝日に拝んでおります。今日一日無事に帰れますよう




お寺の前のソンテウの行列です。


やっとお寺に到着したが最後の階段が長い、地獄の階段や


バテたわいね
























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