明日につなぎたい

老いのときめき

今年もときめいて

2021-01-04 12:59:46 | 日記

 新年なのに、昨年12月15日付の記事「しぶとく生きて歩く」を出したままになっている。もう20日も経っている。賞味期限の長い、しぶとい記事だと言いたくもなるが、世間はそんなに甘くない。我田引水だ、自分勝手なことを言っているだけではないかと、笑わられるか、皮肉られるかが落ちだろう。残念だが、この方が当を得ていることを認めざるをえない。他人様には大袈裟に聞こえるだろうが、文章を書く際には、自分の胸に何かひらめくか、ときめくか、こんなことがないと手が出ないのである。要するにぼうっとしていたのだ。ぼんやりしていて物を書けるはずはない。94歳を越えた年寄りの私に課せられた宿題は、ここから、どう脱出するかである。

 

 私の新年の第一声。今、誰もが頭にきているのは、新型コロナ禍と、それに関連する医療体制の問題だ。菅政権は何をしてるのかと問いたい。首相・政府が目の色変えて、感染防止と医療機関への応援をどこまでやっているのか。それが見えない。感染症対策の基本である、検査・保護・追跡や医療機関への減収補填は実行されているのか。何の補償もなしに、事業短縮、外出などの自粛を求めるだけなのだろうか。政府の「地域医療機関構想」では、病院の統廃合。病床削減をめざすというではないか。高齢者医療費1割負担を2割に引き上げる策も練っているとか。現実無視、時代逆行の最たるものではないか。政治の根本は国民の命と暮らしを守ることだ。絶対に軍事・大企業優先であってはならない。

 

 声をあげれば、それが強く大きくなれば政治は動く。その例としてあがっているのが、少人数学級の実現である。保護者、教職員、教育研究者たちの、長期にわたる運動の成果だというべきだろう。しかし、35人学級でも、子ども1人ひとりに丁寧な教育を保障するのは難しいとされている。感染症対策としての密集・密接も避けられないだろう。だが、声をあげれば、闘えば、大なり小なり、政治は動かせる。国民は、安倍・菅政権の悪政のもとでも、闘うことによって、貴重な成果と教訓を得た。2020年は無為に過ごしたのではなかった。明けて2021年、先ずコロナ禍脱出だ。そして、もっともっと明るい希望を持てる年にしたいものだ。不肖。私もぼうっとしないで前に進む仲間の一員でありたいと思っている。


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