★福寿寺★三浦観音７番・三浦地蔵１２番札所★三浦市金田★

三浦半島札所めぐり。今回は三浦観音霊場第７番札所・三浦地蔵尊１２番札所になっています
『福寿寺』(三浦市南下浦町金田)です。三浦市の東海岸、金田湾からちょっと入った所に
お寺があります。


外から見た感じでは奥まった場所にあり、やや分かりづらいのですが、この門柱が目印。
奥の階段を上ると本堂があります。

　
(左)階段手前にあります庚申塔。(右)「福寿寺と三浦義村公」の説明クリックで拡大します。
初めて訪れる私にも、こうした案内はとても参考になり助かります。
説明にもありますが、札所となっている地蔵尊はこの「勝軍地蔵」のことと思われます。

　
(左)階段を上ったところにあるお地蔵さん。　　　　(右)「福壽禅寺」


岩浦山福寿寺と号し臨済宗建長寺派の寺院です。慶叔大孝禅師開山、三浦義村の開基のお寺です。
三浦義村は鎌倉時代初期の武将で、三浦大介義明の孫にあたり、鎌倉幕府設立にも貢献、
幕府内でも重要な役割を任された人物です。

お寺の歴史は、三浦氏滅亡後はしだいに廃れ、寛政１０年(1798)に紀州家の三浦長門守が
浄財を投じて修復するほどだったそうです。また大正１２年の関東大震災でも焼けるなどの
被害を受けています。現在のお堂は平成元年（1999年）に再建されたもの。
コンクリート造に改装されるお寺の多いなか、このお寺は完全木造にて改修されました。

　
(右)西堀栄三郎、植村直巳、多田雄幸の顕彰碑。夢の文字は御住職筆　平成６年建立。
故植村直巳さんもよくこのお寺を訪れ、御住職と語り合ったそうです。
金田のお寺で、こうした大冒険家の名前を目にするとは不思議な感じでした。


お寺の裏山からは金田湾を望む素晴らしい景色。左下が本堂になります。

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◇山号寺号 岩浦山　福寿寺 (いわぶさん　ふくじゅじ)　がんぽざんと記述の本もありました。
◇宗派　　臨済宗　建長寺派
◇開山　慶叔大孝禅師
◇開基　三浦駿河守義村　(三浦大介義明の孫)
◇本尊　聖観世音菩薩
◇寺宝　三浦義村の使用した鞍、鎧、脇差

◇場所　三浦市南下浦町金田2062
◇電話　046-886-0101
◇アクセス　京浜急行「三浦海岸駅」から「剣崎」行きハバスで「岩浦」下車

★聖観世音菩薩★　行基作と伝えられています
◎聖観世音菩薩の画像は→こちら 　（参）Annie's Homepage
◎ご詠歌　『岩ぶちに　ふかき誓の　観世音　しょうとくやくねい　救け給えや』
★地蔵尊★
◎地蔵尊の画像は→こちら　（参）三浦地蔵尊三十八札所のご案内
◎御詠歌　『うきことを　払ふ福寿の　地蔵尊　いく代たのまん　身こそ安けれ』

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google検索→三浦 福寿寺
google画像検索→三浦 福寿寺
Wikipedia→三浦義村


お寺巡りをしていますと、三浦氏との関係が深いお寺が三浦半島には多くある事が分かります。
何も知らずに訪れましたので、ここ福寿寺が三浦義村開基のお寺と知り、また勉強に
なりました。三浦義村のお墓は福寿寺からもほど近い場所にあります。
そちらにも行ってきましたので、その様子は後日、別ページでとりあげたいと思います。


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★当ブログ“三浦三十三観音霊場”特集★　
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