5番「白髭神社」をあとにして、三浦市を南に下ります。目指すは4番「見桃寺(けんとうじ)」。
道が分かりやすいので一度三崎港に出ます。途中の商店は元旦ということもあり閉まって
いましたが、三崎港近くの食事処は開いているお店がありました。ちょうどお腹が空いて
きたところですが、ここは我慢。海沿いを走らせ見桃寺へ向かいます。場所は→こちらです。
海沿いの道から少し入った所にありました。
ちょっと意外なコンクリート造り。昭和45年に改築して現在の姿に。
なぜ“桃”なのか気になるところですが、時代は鎌倉時代。源頼朝は海辺の景観の優れた
三浦の地に「桜の御所」「桃の御所」「椿の御所」三つの御所を設けました。ここ「見桃寺」は
「桃の御所」になります。訪れたこの日は気付きませんでしたが桃の季節が楽しみですね。
そしてこちらが七福神の「桃林布袋尊」。
大きな袋には日常必要な物がすべて入っているといいます。福をもたらす神様。
薄くなっていて読みにくかったので画像処理しましたが、読めませんね。クリックで拡大します。
ここ見桃寺は北原白秋が大正時代初期に妻と二人でここに住み、「城ヶ島の雨」を作詞した所です。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、北原白秋の歌碑第1号となる歌碑が境内にあります。
見桃寺から程近い海岸から相模湾を。
「見桃寺」は三浦観音霊場の第2番札所にもなっています。
その聖観音菩薩はもともとは末寺の能救寺に安置されていたものだそうです。(もともとはこちらが2番の札所でした。)その能救寺と城ヶ島の神宮寺が見桃寺に合併され、客仏ながら現在ではご本尊としてお祀りしています。
-------------------
★名称 紫陽山 見桃寺
★場所 三浦市白石町19-2
★電話 046(882)5632
★アクセス 三崎口駅より「三崎港行きバス」三崎港下車 徒歩10分
場所は→こちら
★聖観音菩薩★
◎聖観音菩薩の画像は→こちら (参)Annie's Homepage
◎ご詠歌 『はるばると 来りて拝む 観世音 就くか浄土へ 光りまします』
--------------------
google画像検索→三浦 見桃寺
google検索→三浦 見桃寺
三浦半島の文学碑・歌碑→北原白秋(三浦市見桃寺内)歌碑
当ブログ「三浦七福神」特集は→こちら
当ブログ“三浦三十三観音霊場”特集は→こちら
見桃寺の名前の由来や北原白秋の事など、新しい発見もあり、「へぇ~」「ほぉ~」と感心してばかりです。桃の木も現在は少なくなっているようですが、せっかくですから、その季節に来て見てみたいです。
←最後にこちらをポチッとしていただけたら嬉しいです。
感服!
大いに活用させて頂いております。