スポーツつれづれ観戦日記
野球、アメリカンフットボール、サッカー・・・・・実際に見て感動したことを中心に綴ってゆきます。
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 その日の朝、京都では雪が積もっていた。
 最高気温の予想は5℃とのこと。これは困った。
 しかし12時過ぎの甲子園は、日が射し、思いのほか暖かだった。もちろん雪などなかった。



 雪はなかったものの、ライトからレフトに、ものすごい風。
 第1クオーターで風下になってしまった立命館は、この強風に少なからず苦しめられたようだった。
 パスが安定しない。
 パントが大きく戻される。
 常に不利な位置からの攻撃を強いられていた。

 1Q、スクランブルに出た菅原の前が大きく空いて、ロングゲイン!
 ピンぼけ残念!



 立命ディフェンスも踏ん張り、結果としてTDに至らず、FGで3点。
 法政はゲームを通してかなりの時間を支配し、立命を押し込んでいたのだが、なかなか点が取れない。
 双方ともディフェンスがよかったなという印象である。

 カメラが偶然とらえた、菅原ファンブルの瞬間!



 2Q。
 立命・松森がランで逆転TD。
 すぐ後に法政・戸倉が逆転TDパスキャッチ。

 3Q。
 立命・渋井が自分で持ち込んで逆転TDラン。
 チームメイトに祝福されるシーン。
 立命のTD2本は、いずれも、自陣からの2~3プレーで簡単に取ったもの。



 そして4Q。
 リズムよくラン・パスと進む法政。
 なぜかこの頃は、風が弱かったような気がするんだなあ…。
 ゴール前で、丸田へのピッチ。中央に集中しすぎていた?立命ディフェンスが追いつけず、再び逆転。





 この後、立命もじわじわと攻撃を続ける。残り2分くらいからの攻防は圧巻であった。しかし法政のラインがQBにプレッシャーをかけ、DBが執拗にWRをマークし、最後はLBが渋井のパスをはたいて試合終了。

 カウントダウンが始まり、冒頭のシーンとなるわけである。

 応援席にいたOBたち、グラウンドレベルに飛び降りてきてしまう。
 ああ、あの人がいますね。




 法政・丸田が3冠を獲得し、菅原、戸倉と共にパワフルなオフェンスがクローズアップされたが、その割に17点は少ない。
 むしろ、佃のランをほぼ完璧に封じ込め、立命に大量点を許さなかったディフェンスに称賛を贈りたい。
 立命のラン獲得ヤードは、なんと75ヤード。リーグ戦の約半分。
 信じられない。



 第60回毎日甲子園ボウル 立命館大学 14-17 法政大学


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