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新潟中越沖地震お見舞い(2)~危機管理能力の欠如

2007年07月24日 | 社会
柏崎に私の友人が二名いることは、以前書きました。
お二人とも、そして家族の方々も今回の地震によって大怪我は回避されましたが、
ご自宅など内部は大変な状況の様子です。
 一軒の友人は、家の近所の写真を送ってくれましたので、ご紹介します。
完全に崩壊してしまっています。

商店街のアーケードもひどく破損。商店も悲惨な状態。

一階部分が倒壊して、住民の方は助かったでしょうか。

この友人宅のご近所では倒壊で2名亡くなったとか。合掌。

 そして、もう一軒の友人宅はヒューストンから8歳の娘さんを連れて帰郷中
だったのですが、家の中では金魚鉢やTV,シャンデリアなど当然、ぶっ飛び、
お風呂もタイルは剥がれてめちゃめちゃ。幸い、発生時いた場所が良かった幸運
で助かったものの、居場所が悪ければ、大怪我は免れなかったとのこと。
 8歳の娘さんは庭で遊んでいて、這いつくばり、一緒にいたおじさんは、転倒
し足に怪我。壁には亀裂が入り、柱には隙間が・・・
近くに川があって、トイレの水は何とかそれを利用して急場を凌いでいるとか。

 一方、糸魚川でホテル関係に携わる知人は、施設そのものへの影響はなかった
が、お客様のキャンセルが急増して弱っているとのことです。地震そのものに
加え、原発の安全性に対する不安感も大きく影響しているとか・・
 しかし、相変わらず東電の対応は、不信感を招くばかり 漸く現場取材の状況
がTVで流れたら、地盤沈下など凄い状況で、これは大変な状況だ と恐ろしく
なりました。ましてや、地震に対する事前調査と認識の不十分さが明らかになった
からには。東電の社長が記者から「今回の責任は?」と問われて「何の責任です
」「今回の事故を教訓にして・・」とまるで人事のような態度
原発のような恐ろしい危険性を有する施設を、いかに電力確保のためとはいえ
地震発生の確率が高い場所に建設するなどもってのほか。危機意識の欠如。
自己利益しか考えていないと言っても過言ではないと思います。

 そして、以前にも書きましたが、地震直後で、まだ安全性確認も不十分な原発
を視察して「安全だ」と言ってしまう安部総理の危機意識と危機管理能力の無さ。
一国の総理は、日本国民全体のリーダーですから、現場に飛んでいったなどと
パフォーマンスをしないで、どんと構え、適切な指示を行うのが仕事でしょう
 選挙活動目当の行動と見られても仕方がないのでは。
しかし柏崎の方々の苦労と不安は大変なものです。そういう庶民の感覚からみた
苦労を、どうもおぼっちゃま然とした安部さんには分かりそうもないのが残念
ですね

 危機管理能力は、研鑽されて出来上がってくるものと思います。地球上の危機
は多様化し、増加していると思います。政治家も経営者も危機管理能力なくして
は失格と思います。

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