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Think Yokoyama Weblog

50代のお部屋へようこそ…

さんかく

2010-08-22 20:07:50 | 子噺し
少年はある時気が付きました。

「あれ?僕の右膝小僧に飛び出した何かがある!」

お母さんに聞いたら「それはイボだよ」と教わりました。
痛くも痒くもないから少年は気にしませんでした。

しばらく経つと隣にもう一つ新しいイボが出来ました。

二個もあると少年は気になり始めました。
「お母さん、二つになったよ」
「そんなの、放っとけばいいのよ」
「ふ~ん」

いじりだす少年。

そしてまたしばらく経つと三個に増えました。
綺麗な正三角形。

「お母さん、また増えた。ほら、三角!」
「そんなに気になるなら病院に行くよ!」

病院の先生はメスというものを使って、少年のイボの一つを切りました。
「何するの!!!痛い!!!」
血が出たから少年はもう切らないでとお願いしました。

家に帰って二つ残っているイボを見てなんか変だと思い、一つを爪で引っ掻いてむしり取りました。

そしてしばらく経つと、残っていた一つは不思議と自然に消えていきました。

解説:小学生の時の話。
 この時のせいか知りませんが、算数の授業では円すいが好きでしたが、正三角形も好きでした。
 今でも右膝に綺麗な正三角形の凹みが残っています。

 徐々に増えていった時は気になりましたが、母親も気になったんだろうと思います^^

 3という数字には色々意味や力があるそうですが、イボの正三角形・・・
 不思議な力が世の中には存在するものです^^

 人体の不思議の記憶
コメント (7)
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