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Think Yokoyama Weblog

50代のお部屋へようこそ…

探検家

2010-03-10 21:06:59 | 子噺し
少年は保育園に入る前から元気で、よくチョロチョロと動き回っていました。

お母さんと一緒にデパートへ買い物に出掛けたある日・・・
エスカレーターというものに乗って2階に上がりました。
初めて来た時はお母さんと一緒に乗っていましたが、少年はコツを掴むのが得意でした。
この日は勝手に一人でドンドン乗っていってしまいました。

乗る時と降りる時に楽しさを感じる少年。
「隣にもまだある!」
ウキウキしながら、繰り返し上っていく笑顔の少年。

そして事件が起こりました。
気が付くと少年は独りぼっち・・・

少年にとって、初めての迷子でした。

しかし彼は泣いてお母さんを探す事も無く、洋服の下に潜って「やっほ~!」と言いながら遊んでいました。
その声を頼りに急いで駆けつける少年のお母さん。

少年はこの時既に、自らの道を模索し始めたかのようでした。

解説:2~3才の時、北高崎に住んでいた時の話です。
 この頃、円盤形のスカイラウンジがある建物とか、カッパピアとかを覚えています。

 一人でタッタカタッタカ歩くのが好きでした^^
 引っ越してからも何度か迷子になりました。
 病院に誰だったかのお見舞いに行く時に、一人でエレベーターに乗って行き先に着いたけど誰も来てなくて、戻ったら誰もいないから看護婦さん達のいる部屋で遊んでもらったりとか^^;

 最初の親離れの記憶
コメント (4)
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