白素貞(はく・そてい)…ジュー・ジンイー 白蛇の妖怪
許仙(きょ・せん)…アラン・ユー 医者
法海(ほうかい)…ペイ・ズーティエン 僧侶
小青(しょうせい)…シャオイェン 青蛇の妖怪
「祭りの夜に」
白素貞(はく・そてい)に噛まれ負けた小青(しょうせい)。しかし小青が毒を盛ったのではなく、小青の食べたお供えの果物を長生の母が食べた事が蛇の毒にあたった原因だった。素貞は謝り、小青から胆汁を1滴もらう。
法海は粥店の店主から、臨安で後継ぎの一人っ子の子供が消えていると聞く。妖怪が子供を食うといううわさだと。
胆汁を持って長生の家へ行く途中、妙な臭いに気づく素貞。胆汁の入った瓶の栓を開けた素貞は、薬に妖の血が混ざっていると分かり術で消し去る。
その瞬間、法海(ほうかい)の禅杖が反応する。
法海は素貞の前に現れ成敗しようとする。素貞は誤解だと言うが聞こうとしない法海。逃げた素貞は蛇となって金宅にある済世堂の許仙(きょせん)の部屋へ入る。
婚姻話を潰したい如意(にょい)は、上着を脱ぎ許仙の寝床に入る。そこに素貞を追いかけてきた法海が。法海が布団をめくり、悲鳴をあげる如意。慌てて侍女の銀香(ぎんこう)と許仙が部屋に入ってくる。
法海は妖怪を追っていることを話し、この近くにいると駆けて行ってしまう。後を追う許仙。
法海を追いかけていた許仙は如意の父・金に止められ、慌ててる理由を聞かれる。その時、蛇が出た、と言う如意の声が。
金から蛇を捕まえるように言われ、蛇の嫌いな硫黄をふりかけ捕まえた許仙。仕事を怠けていたと叱られた銀香は、如意が賊に布団をめくられたと話してしまう。嘆く金に許仙が「如意は機転を利かし賊は手出しできなかった」と言ってかばう。安心した金は、如意になぜ許仙の部屋にいたのか聞く。如意が答えず、如意に手出しするなよ、蛇は殺して生薬にしろ、と許仙に言って金は出て行く。
殺すように言われたが、許仙は蛇の素貞を逃す。「師匠に聞かれたら油断して逃げられたと答える。叱られるだろうけど」と素貞に話しかける許仙。蛇の肝が欲しい時も他の材料を探す、今後はいくら寒くても人間の部屋には来るな、上流に行けば湖があるから、と。素貞は許仙が、そんなに悪い人じゃないかも、と思う。
いくら許仙が処方を変えても長生の母はよくならなかった。許仙に「仙女姉さんが治してくれるよ」と言う長生。医学界にそんな名前の人はいない、来るはずがない、と許仙が話していると背後に素貞が現れる。どうやって入ったと驚く許仙。
素貞は飲ますように言い、薬を長生に渡す。それを長生が飲ませると母親の顔色がみるみるよくなり、目を覚まして体を起こす。長生の母親の脈に力が戻っていると分かる許仙。
命の恩人だと許仙に感謝する母親。長生は「仙女姉さんが治したんだよ」と話す。しかし素貞は「許先生の治療のおかげで私の薬が効きました」と言う。
長生の母が食事に誘い、許仙が料理を作ることに。
火力が弱く、扇子であおぐ素貞。竃から勢いよく火が出て、かばう許仙。やけどをしなかったか心配する許仙に「あなたはいつも…そんな風に他人に優しいの?蛇を守ったみたいに」と素貞は尋ねる。許仙が答えず、蛇を逃がした理由を聞く素貞。許仙は「蛇の肝の代わりはある。命を奪いたくなかった」と話す。
素貞が「なりすまし詐欺が好きなだけで悪人じゃないのね」と言う。華佗だと偽ったり、如意が挑発する役をしたことを言ってると分かり「あれは于さんの病が治せなくて高い生薬を買うために仕方なかった」と言う許仙。人助けのためだったと分かり、素貞は誤解して責めすぎたと感じる。
許仙は素貞が高度な医術を持っていると思い、師匠を教えてほしいと言う。自分は蜀の出身で、師匠も蜀の人間だと話す素貞。しかし師匠は表に出ない方で知られていないと。
皆で食事を始めるが、素貞は箸を使わず手で食べ始める。長生に聞かれ、父が天竺の高僧から食に感謝を示すために手で食べると教わったとごまかす素貞。素貞は故郷の習わしで午後は食べないと、食事をするのをやめてしまう。長生が「もうすぐ元宵節のお祭りだから、きっと出店で故郷の料理が食べられるよ」と素貞に話す。すごく綺麗だから2人(素貞と許仙)で一緒に行けばいいよ、と。
帰り道。素貞が勝ったら言うことを聞くと言っていた許仙は「僕は有言実行の人間だ」と話す。しかし素貞は「あなたが高価な生薬に変えなければ命はもたなかった。だから勝負は引き分けね」と言う。素貞のことを誤解していたと分かる許仙。あの日、素貞が男装をしていたのも自分を正そうとしたためだと分かり「今後はもう、あんなことはしない」と許仙は言う。
元宵節。人間が家族で集う日ということもあり、修行を積むように言って去った母を思い出す小青。寂しさを酒で紛らわしていた小青は、蛇の料理を勧めてきた給仕を襲ってしまう。近くにいた法海が駆けつけ、小青は退治されそうになる。そんな小青を助ける素貞。
町へ来た素貞は元宵節の祭りを楽しんでいた。そんな素貞の後をつけてきた小青。素貞が問い詰めると、小青は「あんたを守るためだ」と言う。小青を振り払って離れようとする素貞。
外で稼いだことを父に言うと脅され、許仙は如意と祭りに行く。
許仙が店で文房具を見ている間、如意は向かいの綾羅居で買い物をすることに。その直後、素貞も綾羅居に入る。
素貞が選んでいた服を見て田舎臭いと嫌味を言う如意。笑われないよう素貞は如意のまねをしようと考える。
如意と同じ服を選んだ素貞。しかし誤解から如意を怒らせてしまう。追いかけて謝ろうとした素貞だったが、服の支払いがまだだったため店主から呼び止められる。小青が払っている間に素貞は綾羅居を出て行く。
ちょうちんを見に来た素貞は、謎を作るか解くか店主から聞かれる。作るならちょうちんに書き、謎解きが解ければちょうちんをあげると。
許仙と2つで一組になるお面を買った如意。1つを許仙に渡した如意は「なくさないでね」と言う。
謎をちょうちんに書いた素貞だったが、ちょうちんにも代金が必要だった。追いかけて来た小青が銀子を店主に渡す。
素貞と歩いていた小青は、お面を2つ買う。
ちょうちんに書かれた素貞の問題が面白いと思う許仙。謎を謎で答えてちょうちんに書き、そのちょうちんをもらう。許仙が「この謎を出したのは?」と尋ねると、店主は「さっきまでいたお嬢さんだ」と言う。
素貞のちょうちんがなくなっていることに気づく小青。「私のちょうちんは?」と素貞が聞くと、店主は「謎を解いた若旦那が持って帰りましたよ」と答える。そして若旦那がお嬢さんに置いていったと、ちょうちんを渡す店主。素貞は書かれていた謎を解き、ちょうちんをもらう。
女の妖怪は店を開き、自分の子供を捜していた。客が連れていた子供に匂い袋を渡す女。そんな子供の中には長生もいた。
突然、強い風が吹き、許仙と如意は引き離される。一方、素貞も混乱した人々によって小青と離れてしまう。
如意を見つけたと思いつかまえた許仙。しかし、それは同じ如意と服を着ていた素貞だった。
ーつづくー
素貞と許仙の誤解が思ったより早く解けてよかった(*´◡`*)
法海が…。
素貞はいい蛇なのにぃぃぃぃ(。>ㅿ<。)
小青は人間を襲おうとしたけど、小青もそんなに悪い蛇ではないよね。
小青が素貞に懐いてしまった感じ(⁎˃ᴗ˂⁎)
人間界のことを素貞は知らないから、素貞にとってもこういう相手がいた方が助かるかも?
蛇同士でもあるし(*´艸`*)
あの女の妖怪、匂い袋を渡した子供たちをさらうのかな?
長生も受け取ってしまったけど…(✽ ゚д゚ ✽)
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誤解を生む時ばかり。。。
姐姐がコメントされているように、
許仙との関係も良くなって本当によかったですよね。
許仙の優しい人柄がいいですね〜
舞台は元宵節で、リアルももうすぐ春節で、その後に元宵節が来ますし。
提灯のやり取りも素敵なエピソードでした♪