中国ドラマ「皇帝と私の秘密～櫃中美人～」第26話 あらすじ

李涵(りかん)/皇帝 …周渝民/ヴィック･チョウ　　皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン　　イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン･ヤオ　　九尾狐族の末裔
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン　　王守澄の門弟
花無歓(かむかん)…韓棟/ハン・ドン　　宦官/内侍少監
全臻潁(ぜんしんえい)…梁婧嫻/リャン・ジンシエン　　祠部主事
杜秋娘(としゅうじょう)…左小青/ズオ・シャオチン　　憲宗の妃
黒耳(こくじ)…傅淼/フー・ミャオ　　孤族の長老
灰耳(かいじ)…姬曉飛/ジー・シャオフェイ　　孤族の長老



飛鸞の情人が玉溪だったことを秋妃に話す花無歓。妃との密通は大罪で露見すれば死罪になる。玉溪は王守澄の門弟。なぜ陛下を欺いてまで密通の事実を隠したのか秋妃が聞く。玉溪は李涵に重用され神策軍において人望を集めているだけではなく、兵権の一部も握っていた。さらに王守澄の所業も快く思っていない。花無歓は「李玉溪を懐柔できれば、我らは有利に」と答える。私があの2人を反目させます。さすれば陛下は腹心を失い、漳王は有能な武将を得ると。

納得した秋妃は「もしも助けが必要なら、翠凰を訪ねなさい」と話す。複雑な気持ちになる花無歓。
花無歓がいなくなると、秋妃が隠れていた翠凰を呼ぶ。話を聞いていた翠凰が「さすが無歓ね」と嬉しそうに話し、秋妃は微笑む。


花無歓は秋妃から「あなたは本物の秋妃以外の者に惹かれるのが怖いのよ」と言われた言葉を思い返していた。そんな花無歓の前に翠凰が。
行ってしまいそうになる花無歓の前に立ち「いつまで私を避けるの?」と聞く翠凰。それでも行こうとする花無歓の手を翠凰がつかむ。翠凰は李涵を倒す策があると言う。

軽風が漳王の即位を必死に阻んでいることを話た翠凰は、排除すべきだと言う。「あの者はお前の主ではないか」と言う花無歓。翠凰は「私があなたをだますと?確かに私には目的がある。漳王を即位させることで故郷を救いたいの」と言う。故郷は驪山、漳王を皇帝にして驪山での行宮建立を取りやめられたら故郷を守れると。さらに翠凰は「黄軽風はこの間、“驪山を守らない”と。だから私がやるしかないの」と言う。

「だが漳王の擁立は秋妃様としか相談できぬ」と言う花無歓。翠凰は「私を警戒しないで。2人の計画は全部知ってる。あなたはとうに察してるはず。ただ認めたくないだけでしょ」と言う。しかし花無歓は「つまり黄昭儀に用心しろと言いたいのだな。分かった」と冷たい。
翠凰は軽風のことは私に任せ、あなたは李涵の威信を傷つけ、廃位に追い込んでちょうだい、と話す。花無歓はうなずき「私が必要なら会いに来て。私はずっとあなたを助けてる」と言う翠凰。


紫宸殿。翠凰は花無歓の見つめていた玉が巨大な力を秘めていると気づく。何を見てるの、と翠凰が声をかけると、花無歓は「あれは“護国火珠”といい、高祖の時代、林邑国が献上した貢ぎ物だ」と話す。火珠は国運に従って変化する、国が衰退すれば暗くなり、繁栄すればまばゆい光を放つと。火珠は国の盛衰を示すと聞いた翠凰は、突然暗くなったら民は不安におびえ皇帝の威厳が揺らぐ、漳王はその機に威信を擁立すればいいと考える。邪魔者の軽風も火珠を利用すれば追っ払えると。


福荃が呼びに来て輿に乗った軽風。軽風は途中で太和殿に行く道ではないと分かり、福荃に尋ねる。福荃は紫宸殿に向かっていることを話し「陛下は最近、黄昭儀を召す時間がない。だが何としても会いたいゆえ、政務の合間にそなたを召したのだ」と言う。今日の福荃が何だか変だと思った軽風は、翠凰が化けていると気づく。

お腹が痛いふりをして、とりあえず一旦、輿から降りることができた軽風だったが、逃げることはできない。用を足すふりをしていると、ネズミの精・小耗が来る。軽風はある頼みごとを小耗にする。


やはり紫宸殿に李涵の姿はなく「勅命なんて嘘でしょ。あなたも偽者よ」と軽風は福荃に言う。福荃の姿から元の姿に戻る翠凰。翠凰は「皇宮から消えてもらう」と言うと、火珠を引き寄せ、軽風の足元で割ってしまう。
砕けた玉が国の宝物だと教えた翠凰は、壊したのはあんた、花無歓があんたを捕縛しに来ると言う。捕まれば死罪になる、斬首される前に救い出すが、あんたは二度と皇宮に戻れなくなると。

術で動けなくなされていた軽風は、屁という奥の手を使ってなんとか動けるように。しかし吐血し、重傷を負ってしまう。小耗がネズミの姿で翠凰にまとわりついている間、逃げ出す軽風。
ほどなくして配下を連れた花無歓が来る。ひとまず翠凰は姿を隠すことにする。

花無歓は壊れた火珠を見て、配下に逃げた犯人を捜すよう命じる。
そのすぐ後、神策軍を率いた玉溪が来る声が聞こえてくる。このままでは花無歓が火珠を壊したと疑われてしまうと思った翠凰は、砕けた火珠を消してしまう。それを目の当たりにする花無歓。
玉溪は黄昭儀が襲われたと聞いて駆けつけたと花無歓に話す。


紫宸殿に李涵が来る。火珠に触れられるのは、内侍少監として守っていた花無歓だけだった。消えた火珠について問い詰めると、花無歓は「ある者が火珠を壊したとの密告を受け、駆けつけると消えていたのです」と説明する。さらに玉溪は花無歓しか見ていなかったが、花無歓は「私は到着した時、黄昭儀が立ち去る姿を見ました」と言う。中に入ると火珠が消えており、うろたえていると李将軍がここへ、と。

花無歓はなぜ神策軍を率いて紫宸殿に来たのか玉溪に尋ねる。玉溪は小耗から黄昭儀が危険だと聞いて駆けつけていた。密告を受けて黄昭儀を救いに来たと玉溪が答え「なんという偶然だ。私もそなたも密告で駆けつけ、どちらも黄昭儀が絡んでいる」と言う花無歓。そこに来た周注が、紫宸殿に落ちていたと軽風の守り札を差し出す。軽風の言い分も聞くため、玉溪に連れてくるよう李涵は命じる。


玉溪は心当たりを全て探したが、軽風も飛鸞もどこにもいなかった。報告を受けた李涵は、2人を捜すよう伝令せよと玉溪に言う。


翠凰を呼び出した花無歓は、自分の買った簪を翠凰の髪から取ると、川の中へ投げてしまう。術でその簪を手元に戻す翠凰。全主事さえそんな芸当はできない、妖怪か?と花無歓が聞く。翠凰は「私が何であれ、あなたを傷つけないわ。でも、あなたは?私の大切な簪を利用して探りを入れた。ひどすぎる。私にも感情はあるのよ」と言う。私の正体を言っても、あなたは怖がってすぐには理解できないはず、でも忘れないで、私は同胞だけじゃなくあなたも助けたいの、と。
火珠は漳王が玉座についたら元に戻して返すと約束し、翠凰はその場を後にする。


玉溪は本当に黄昭儀を疑っているのか李涵に尋ねる。李涵は当時、紫宸殿にいたのは花無歓だけ、あの者も疑わしいと返す。職務柄、紫宸殿にいてもおかしくないが、軽風を狙っていたかのように大勢の侍衛を連れていたと。あえて花少監の前で黄昭儀を疑い油断させたと分かる玉溪。


花無歓は漳王が出征を願い出て回紇を射てば、軍内部で己の勢力を築けると秋妃に話す。「いい考えだけど陛下が出征を許す?しかも漳王は今、遠い洛陽に」と言う秋妃。花無歓は「秋妃様が都に召せばよいかと。さすれば漳王は朝議で出征を願い出られます」と言う。


重傷を負った軽風は、飛鸞と一緒に驪山へ戻っていた。黒耳の治療を受け、目覚める軽風。軽風は翠凰をかばい、深手を負わせた相手は全臻潁ということにする。
飛鸞が2人きりになった時に理由を聞くと、翠凰は私が孤族を見捨てたと勘違いした、それに愛する人のためらなら命さえ投げ出せる気持ちはよく分かると軽風は話す。飛鸞は軽風が前より寛大で優しくなったと感じる。


日食が起きる。「太陽が半分以上欠ければ、天下の主は災に遭うと言います。これは不吉な兆しですよ」と李涵に言う福荃。李涵は「荀子曰く“日食は自然の現象にすぎず、怪しい星はいつの世にも見られる。名君の治世の下では、いずれも害をなさず”。つまり君主が英明なら何も恐れなくてよいのだ」と言う。

しかし火珠の消失後に奇妙な現象が相次いで起きていた。李涵が占わせると、全臻潁は「火珠はすでに壊されたかと。異常な現象が相次ぐのは、妖怪が火珠の件に関係しているせいかと」と言う。

軽風の居場所を占うには、軽風の所持品が必要だった。李涵が自分の与えた守り札で占わせ、全臻潁は「可能性は2つ。1つは黄昭儀はすでに…お亡くなりに」と話す。李涵がもう1つの可能性を聞くと「西方のどこかにおられるかと。例えば黄昭儀の母君の故郷です」と答える全臻潁。
李涵は驪山で密かに2人の行方を捜すよう全臻潁に命じる。

驪山に向かった全臻潁は「勅命で2人を捜す。こんな好機は逃せないわ。胡飛鸞、二度とお前を玉溪に会わせない。でも安心して、お前の姉も一緒に葬るわ」とつぶやく。


ーつづくー


花無歓が玉溪をかばったのは、目論見があったからなのね。
何もなくて助けるわけがないけど、玉溪はどうするかな?
これ以上、誰も李涵を裏切らないでほしいけど(；д；)

火珠が、こ・わ・れ・た(✽ ﾟдﾟ ✽)
翠凰が壊れた火珠を直すと言っていたけど、そんなことができるのかな?
そして、その翠凰。
とうとう人間じゃないことが花無歓にバレてしまった!?

全臻潁が2人を捜しにヾ(･ω･`;)ﾉ
可能性の1つとして、すでに死んでいるかもしれないって話していたから、殺したたとしても疑われないものね…。
続きが気になる!!



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