新入荷！

New Arrival !!

初心者寄せ付けない超ハイプルーフ・カルヴァドス入荷！！

Ange Giard Calvados Bertrand Dupont 2003 18yo 62.2% Ange Giard for J.I.S

最近書いてる通り、シングル・モルト的マーケッティング商品は２０年位前から始まってると思いますが、今回のカルヴァドスも、かなりの濃度の１８年物。

ボトラーのアンジュ・ジアール氏については何度も書いてるので省略しますが、今回の作り手「ベルトラン・デュポン」について少し説明致します。

日本で良く知られているカルヴァドス・メーカー「デュポン」とは別物で、正真正銘農家を営むベルトラン・デュポン。

多くの農家系シードルやカルヴァドス同様、インポート・ボトルの存在が無く、一応フランスの地元へ行けば購入は可能な様です。

よって、プライベートな物はともかく、日本で飲めるのは現状このボトルのみかと思われる・・。

オフィシャルの解説、テイスティング・ノートでは・・、

魅力満載の「リンゴ100％、ハイプルーフ、18年熟成」カルヴァドス アンジュジアール for JIS

今回、農家と密接な関係を持ち、鑑識眼をもつアンジュジアールが集めてくれた様々な生産者の数ある樽から厳選し、通常品とは異なる日本市場限定カスク「FOR JIS」が初リリース！

いつまでも嗅いでいたい魅惑的な香り立ち、最初はハイプルーフの厚いタッチがあるが、すぐに滑らかでジューシーな複雑で奥深いボディとなり、心地よい旨味のフィニッシュが続きます。

アンジュのコネクションなしには出会えなかった本当に素晴らしい生産者だと思わせる内容となっており、是非ともオススメさせて頂きます！

【テイスティングノート】

明るく透明感のあるアンバーオレンジ。

非常に心地のよい香りで、最初に熟したリンゴを感じ、麦わらとシードルが現れ、ケーキ屋さんのクリームの香りがかすかに感じられます。口にすると、アタックは穏やかで、溶けるようなタンニンを感じ、長く続く甘い味わいが全体をまろやかにバランスよくまとめ上げます。樽出しの高いアルコール度数ですが、それを感じさせない素晴らしい仕上がり！

・・、との事。

相応のキックはあるが、飲み難さは無く濃厚。テイスティング・ノート通り、熟したリンゴやシードルの香りが立ち上がり、フルーティな香りと共にシナモンやナツメグ、わずかにヴァニラの様な甘いスパイス。６０度を超える物とは思えないタッチで、酸や甘さとタンニンでバランスする。

ただ、初見だと酒精とタンニンに意識が働くので、少々の時間と慣れは必要かと思われるので、冒頭に書いたように「初心者」的なお客様にはお勧め出来ないし、多分厳しい・・。

とりあえず、近年のボトルとしてはリーズナブル＆高濃度ですので、現状ならハーフ注文して、３０分位ほったらかしにした上で飲んで見ると面白いかと存じます。

ご興味があれば、ご来店、オーダー、宜しくお願い致します！ではでは！！

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New Arrival !!

今回もかなり久々な新規バーボン・ウイスキーの入荷！！

Heaven Hill Straight Bourbon Whiskey 2009-2022 12yo 64.5% Acorn

近年のアメリカン・ウイスキーは、代表的なバーボン・ウイスキーだけに留まらず、多種多様なスタイルのものがリリースされており、最早どんな変わったものが出てきても不思議では無い様な状況・・。

バーボン・ウイスキーに関しても、樽出しは無論のこと、古樽（EXシェリーなど）の使用、ボトラーや個人への提供などと、やはりシングル・モルト的マーケッティングを意識したリリースが増えました。

若干ネガティブな事を言うと、既存銘柄の終売が増え、新規銘柄や限定物へ移行し、感覚的には以前の2倍以上の価格になってるように感じるかな・・。

ま・・、価格にさえ目をつぶれば、状況的には面白い物や、美味しい物に出会う確率は増えたと言えるかと存じます。

さて、今回ご紹介するのは、長くお付き合いさせて頂いている埼玉県のインポーターであるエイコーンさんのオリジナル・ボトリングの樽出しヘヴン・ヒル１２年。

ラベルには、コナン・ドイル、（翻訳）久米元一の「シャーロック・ホームズ・赤の怪事件（小学館）」の表紙を飾った上村一夫氏のイラストがデザインされ、かつシリーズ化されているもの。

オフィシャルのテイスティング・ノートでは・・、

カラー：赤みがかった琥珀色。

香り：新樽香の奥からオレンジ、アプリコット、黄桃、シナモン、メントール、メープルシロップ、レモンカード。

味わい：しっかりとした樽由来の甘味と熟した果実の甘味と酸味、パウダースパイスの渋みがバランスよく広がります。

フィニッシュ：余韻はミディアム。レモンピールと甘い溶剤、最後にスミレの香りがほのかに感じられます。

・・、との事。

飲んで見ましたが、まず甘さがとても強く濃厚。相応のキックはあるが、飲み難さは微塵も無い。熟成期間を考えるとバーボンとしてはスレンダーな部類なので、樽出し物が平気ならモルト好きでも飲んで貰えそうな感じです。

味わいは、テイスティング・ノートにほぼ同意。ネガティブ要素皆無！！

とりあえず樽出しバーボンは美味いので、飲んだ事無ければ必飲すべし！！

ご興味があれば、ご来店、オーダー、宜しくお願い致します！ではでは！！

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今回はかなり久々な新規コニャックの入荷！！

Vallein Tercinier Hors d’Age 42% Distillery Bottle for Bar Doras

多種多様なスピリッツがシングル・モルトのマーケッティングに乗っかってる現在、伝統的ブランデー・メーカーも例外無く、樽出し（カスク・ストレングス）、樽材や古樽（EXシェリーなど）の表記、ボトラーや個人への提供など、以前とは違うアプローチも明らかに増えております。

今回ご紹介するヴァラン・テルシニエ・オルダージュは、東京「バー・ドラス」さんのプライベート・ボトルですが、シングル・モルト的アプローチでは無く、フランスの伝統的アッサンブラージュにて作成された芸術的な1本。

ヴァラン・テルシニエについての詳細は「バー・ドラス」さんの説明を見て頂ければと思いますが、少しだけ解説させて頂きます。

創業は１８５０年。

現在初代より５代目であるキャトリーヌさんと、夫であるステファンさんにて伝統が受け継がれている。

しかし、同家のコニャックのほとんどは当初よりレミー・マルタンなどに販売されており、極々僅かにカミーユ・デュピュイの名でリリースがあったが、１９９０年代にはその生産を止めている。

紆余曲折ののち、ヴァラン・テルシニエとして本格的に始動したのは２０１０年。まだ極最近の事です。

恐らく、コニャック愛好家、グロスペランの「Pascal Baijot」のアドバイスから、メゾン・デュ・ウイスキーでの販売、そしてウイスキー・ファン「Serge Vallentin」との出会いが流れを変えたと思われる。

ある意味、シングル・モルトのマーケッティングが同社を後押ししたのかも知れませんね・・。

裏ラベル、及びバー・ドラス中森氏によるテイスティング・ノートでは・・、

The Family Vallein Tercinier offers to connoisseurs a wide range of premium Cognacs bottled at Domaine since 1850.

Outstanding blend of our oldest and finest very old Cognacs from Grande Champagne et Petite Champagne aged in French oak barrel. Selected by our master cellar.

Generous nose, elegant, full of rancio, spicy hints of cinnamon, ginger, vanilla, delicate woody nuances, cigars box and undergrowth.

Pure plate, powerful first taste with aromas of fruits, caramelized plums evolving towards spises, cinnamon, vanilla, cloves and ginger.

Outstanding length.

味わいは同家のコンセプトが明確に表れていて、グラスを鼻に近づけると生きたパワフルなブドウの強い力を感じる反面、口当たりは温かく迎えてくれます。オレンジやプラム、チェリー、マンゴー等のフルーツやスミレやラベンダー等の花のアロマの中にはシナモン、ジンジャー、バニラ、クローブなどのスパイス、ウッディーでシガーボックスやパイプの葉のニュアンスが加わり複雑さを感じさせてくれます。

味わいにはシロップ漬けピーチ、ミント、グァバやパッション等の南国フルーツが原料のブドウ以外に感じられ、余韻には強烈な“ランシオ”のニュアンスが分かり易く、蜜の甘みや貴腐ワインを連想させる華やかなエレガントさが加わり、アッサンブラージュによってオーケストラが創り出す壮大なボリュームを奏でます。

コニャック初心者でも分かり易く、上級者や愛好家の心をも鷲掴みにする、喜びの味わいとコニャックの伝統をお届け致します。

・・、との事。

飲んで見ましたが、ホント素晴らしい香り！！

ざっくり言うと、南国系のフルーツとやさしくも甘いスパイスでうっとり♥

無論コニャックならではのフローラル系のニュアンスもあり、余韻には木材とランシオ。

スタイルは色々あっても、「コニャックに求めるものって基本コレでしょ？」って感じです。

とりあえず古酒ファンなら一度は飲むべし！！

ご興味があれば、ご来店、オーダー、宜しくお願い致します！ではでは！！

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