The Whisky Bar

福岡県最南端の大牟田市にて1995年開業。

新入荷!

2024-08-30 01:58:59 | グルメ

New Arrival !!

ジン紹介するのは久々かも!?鹿児島キンコーさんのリミテッド・ジン入荷!!


Alchemiae Kinko Gin 50% Distillery Bottle for Kinko


岐阜県の辰巳蒸留所と言えば、追いきれない程のリミテッド商品やプライベート物がありますが、今回ご紹介するのは、鹿児島キンコーさんのプライベート・ジン。

犬啼(いんなき)の名のあるスタンダードのジンも洗練されたしなやかな酒質で、操業当時より人気の高い銘柄の一つです。


オフィシャルの説明では・・、


「やったことのないことをやりたいです、面白いことをしたいですね」

美しい水が滾々と湧く郡上八幡、辰巳蒸留所でお話しをして感じたのは辰巳さんの感性の豊かさ。常に新しい素材や未知のテイストを求めて蒸留を続けていて、インスピレーションを得るために世界各国に足を運ぶ。その好奇心はとどまるところを知らずお話しを聞いているこちらもとてもワクワクします。

素材選びの決め手は「自分が飲みたいと思うもの、試してみたいもの」。これまでに様々な素材を使って蒸留を行ってきた辰巳さん、今回はベーススピリッツにワイン酵母で醸したフルーツが香る焼酎DEN-EN FLAVOR まるでバナナの原酒を特別に蔵元より分けて頂き使用しております。

何度も打ち合わせを行う中で、ベルジャンホワイト(ベルギーのヒューガルデン村発祥のエールビール)のようなテイストにしたい、と閃きを得た辰巳さんによって厳選された素材で今回のジンが蒸留されました。

完成したジンを一口飲んで驚きました!カブト釜蒸留器により丁寧に一雫一雫集められた澄んだ香り、清涼感のある柑橘の味わいが駆け抜けるお薦めのジンです。とても小さな蒸留器のため、生産本数は170本のみとなっております。


蒸留器:カブト釜蒸留器

べーススピリッツ: DEN-EN FLAVOR まるでバナナ、ちこり焼酎

ボタニカル:ジュニパーベリー、ホップ、コリアンダーシード、ベルガモット、ネーブル、橙、レモン、ライム、アンゼリカ、マジョラム、オールスパイス、キャラウェイ


テイスティング・ノート

香り:オレンジとレモン、シトラス、キューカンバーサンド。

味 :レモンゼリー、グレープフルーツのワタの苦み、ミントをデコレーションしたベルジャンホワイト。

余韻:ホップの爽やかな苦味と柑橘が続く。

総合:カブト釜蒸留器により丁寧に一雫一雫集められた澄んだ香り、辰巳さんがテーマとしていたベルジャンホワイトのテイストが感じられるお薦めの逸品です。とても美しい仕上がりとなっており蒸留の求道者であり現代の錬金術師、辰巳さんに敬意と心よりの感謝を申し上げます。


・・・、との事。


ま~、柑橘類のホント良~・・・い香り!!!

ともすればミントの爽やかさを伴った懐かしいラムネ菓子の様であり、ずっと香っていたいレベルのジンです!!

味わいは、テイスティング通り、わずかに苦味を含み切れも感じますが、何より香りの良さが全てを凌駕。

時間経過でジュニパーベリーが起き、ベルギーの小麦ビールの感じも理解しやすくなります。

いや~、これブラインドだったら初見でジンだとは見破れないかも?

実際比べたら違いもあるだろうけど、頭の中ではパンペルムーゼっぽいかな?

いやはや、匂い嗅いで興奮したのは何時ぶりだろうかwww

ご興味があれば、ご来店、オーダー、宜しくお願い致します!ではでは!!


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新入荷!

2024-08-15 06:43:11 | グルメ

New Arrival !!

現代ジャパニーズ・ウイスキーの父にしてホール・オブ・フェイム!!伊知郎さんの新作入荷!!


Ichiro's Malt 秩父 ON THE WAY Floor Malted 2024 54% Distillery Bottle


今回ご紹介するのは、秩父蒸留所の最新作「オン・ザ・ウェイ・フロア・モルテッド2024」。

リリース前に秩父蒸留所からの葉書きにて知ってはいましたが、これまでの入手の難しさなどで「飲めないだろうな~。」とか思っておりましたが、縁あって当店へもやって来てくれました。

また、葉書きには伊知郎さん直々に「原点回帰」との走り書きがありましたので、現行秩父の、基本にして原点となる姿が体感出来るボトルであろう事が察せられます。


オフィシャルの説明では・・、


本製品は、2008年の操業当時から、英国のモルトスターにて蒸溜所スタッフ自ら手がけるフロアモルティング麦芽のみを使用したシングルモルトジャパニーズウイスキーです。

その麦芽ならではの芳醇でリッチなフレーバーと、バニラやハチミツを想起させる柔らかさはどこか懐かしさを感じさせ、艶やかなプラムや桃を思わせる果実味と共にウイスキー本来の麦の甘みを優しく教えてくれます。

原酒そのままの個性をお楽しみいただくため、ノンチルフィルター、ナチュラルカラーでボトリングしました。

これまで蒸溜所が歩んできた月日と、現在へと続くフロアモルティングに想いを馳せながら、是非じっくりとお楽しみください。

 

・・・、との事。


スペックに関しては特に説明が無いので、説明の断片と、12000本というリリースの数、価格、色、味わいで想像すると、恐らく熟成は5年~8年。基本はバーボン系のバレル、ホッグスヘッド系の樽。

また、少量の古酒や新樽原酒入っててもおかしくないし、わずかにフォーティファイド系樽のヴァッティングも考えられる。

注いだ直後は溶剤の様な香りが立つが、長く無い時間で濃密なバニラや少し焦がした蜂蜜、シナモンなどのスパイスに隠れて、リンゴ、バナナ、桃とも思わせる果実の香りに気付く。

味わいは、程よくモルティで、しっかり目な甘さと生姜のヒリヒリ感、柔らかいタンニン。54度とは思わせない飲み心地の良さでネガティブ要素皆無な味わいとテクスチャー。

正に「原点回帰」とおっしゃった意味が良く分かる、直球で美味しいウイスキーそのもの。

ま~、欲を言えばきりが無いのですが、恐らくこう言うボトルが美味しく感じ出したら、一生ウイスキーから離れられない体になってることでしょうw


ご興味があれば、ご来店、オーダー、宜しくお願い致します!ではでは!!


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新入荷!

2024-08-10 10:32:12 | グルメ

New Arrival !!

更に新設蒸留所のスコッチ・シングル・モルト入荷!!


Ballindalloch 8yo 2015 Vintage Release 50% Distillery Bottle for Japan


今回ご紹介するのは、2014年、スペイサイドに創業したバリンダロッホ蒸留所。

数々の事業を手掛けるバリンダロッホ城の23代当主がオーナーで、敷地内の古い農場を小さな蒸留所へとリフォーム。

エステート内で収穫された大麦(コンチェルト種)、木製のウォッシュバック、一対の小型ポットスチル、現代では採用している蒸留所も少ないワームタブ、そして小規模な生産量等々、まるで19世紀の農家直結の蒸留所が蘇ったようなスタイルです(モルティングのみ他社へ依頼)。

造りに関しては著名な蒸留所に在籍していたベテランを招集。

そして、特筆なのは創業翌年の2015年、当時はまだ皇太子殿下ではありますが、現在の国王であるチャールズ3世が夫妻でご訪問。

王位継承者らしくロスシー公爵としてレセプションに参加され、バリンダロッホ蒸留所としては、これ以上ない盤石のスタートとなり、ウイスキーとしては2023年よりリリースされ始め、日本へは今回のボトルが初リリースとなります。


オフィシャルの説明、テイスティング・ノートでは・・、


「バリンダロッホ ヴィンテージリリース2015」は日本市場向けのエクスクルーシブボトリングです。

バーボンバレル原酒50%とリフィルバーボンバレル原酒50%で構成され、甘さと滑らかな口当たりを引き出すため50度に加水してボトリングされています。

バーボンバレル由来のバニラ香と原酒由来のフルーツ香、そして奥行きのある穀物様の甘みがバランスした、透明感がありながら溢れる豊かな旨味を感じることができます。

テイスティングコメント

香り:バニラ、レモン、麦の粒、砂糖がけグレープフルーツ、草原の風、果樹園、若葉
味:透明感がある豊かな甘さ、レモンケーキ、温かい麦の香ばしさ、メレンゲ、シトラスキャンディ、ウェハース


・・・、との事。


とりあえずテイスティング・ノートにほぼ同意。

スペイサイド・モルトらしく、美しくシンプルな味わいで、バニラなどの甘さ、優しく香る花やフルーツ、強過ぎないスパイス、8年物のウイスキーとしては上出来でしょう!!

ま、価格さえ目をつぶれば・・って話はあるけどねwww


ご興味があれば、ご来店、オーダー、宜しくお願い致します!ではでは!!


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新入荷!

2024-08-02 01:05:06 | グルメ

New Arrival !!

再び新設蒸留所のスコッチ・シングル・モルト入荷!!


GlenWyvis Batch 01/19 46.5% Distillery Bottle


今回ご紹介するのは、スコットランド、ディングウォールに2019年より開業したグレンウィヴィス蒸留所。

地元資産家、世界中の投資家、クラウドファンディング等を駆使し資金を調達。世界でも稀な地元共同体所有の蒸留所として誕生しました。

いわゆる町おこし企画の様ですが、すでに地域の企業や組織への基金を設けるなど、地元発展へ大きく貢献しているのも本蒸留所の特徴です。

所で、マニア的に気になったのはこの蒸留所の名前・・。

ウィヴィス山の麓なので当然と言えば当然な名前ではありますが、結論から言うと、共に1926年に休止、閉鎖となったベン・ウィヴィス蒸留所と、ディングウォールの少し上の方にあったグレンスキアック蒸留所に由来するとか・・。

ベン・ウィヴィスに関しては少しややこしいのですが、インヴァーゴードン社が1965年から1977年まで操業していた蒸留所とは別物。

更に、オリジナルのベン・ウィヴィス(1879-1926)は、1887年にフェリントッシュ蒸留所という17世紀頃存在した文献上名称が特定される最古のウィスキー蒸留所へと名前を変えてる。

ちなみにフェリントッシュとはディングウォールからコノン川を挟んだ対岸の地域名でもあります。

 

オフィシャルの説明、テイスティング・ノートでは・・、


The first release from an exceptionally rare vintage.

In late 2019, a fire in the fuel store of our biomass boiler shut down production, dramatically truncating our annual output. Constraints breed creativity, and our third release brings together winter and summer runs of Concerto and Laureate barley, fermented for 120 hours and cut to an emerging GlenWyvis style in our squat pot stills. A unique trio of speciality casks contribute layers: red wine adds black fruit and spice, Moscatel adds floral notes of citrus while a lone Marsala cask brings unmistakable sweetness. A complex, delicate dram that embraces its youth.


Tasting Notes

Nose:Sweet grape and honeysuckle blossom.

Palate:Bramley apple sauce and fruit crumble

Finish:Long, unmistakable oak with dark chocolate and clove.

A Batch of 33 Casks

24 First-fill Ex-Bourbon/Tennessee Whiskey (68%)
2 First-fill Ex-Red Wine (7%)
2 First-fill Ex-Moscatel (7%)
2 First-fill Ex-Marsala (3%)
4 Refill Hogsheads (15%)


・・・、との事。


ファースト・フィルのバーボン樽が半数以上で、赤ワイン、モスカテル、マルサラ、リフィル・ホッグスヘッドといった構成にしては色は薄く、少し熟成した白ワイン程度。

ニュー・スピリッツっぽさは無く、フローラルさを伴うバニラや蜂蜜系の甘さは比較的しっかり感じるが、モルトや藁の少々やぼったい香りが強く、甘い葡萄はドコ?って感じ・・。

抜栓直後の感想なので時間経過でどうなるかは未知数ですが、現状もっさり感がぬぐえず、葡萄系のニュアンスも弱く、尖った個性も無いので少々面白みに欠けるかな・・。

ま、正直言うとテイスティング・ノートはスペックに合わせた希望的観測だと思う。

ん~・・、当方のテイスティング能力、もしくは好みの問題か、それとも共同体経営の弊害なのか?w


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新入荷!

2024-07-24 06:16:33 | グルメ

New Arrival !!

新設蒸留所のスコッチ・シングル・モルト入荷!!


Holyrood Arrival 46.1% Distillery Bottle


前回の予告通り、今回ご紹介するのは首都エディンバラに2019年より開業したホーリールード蒸留所。

周辺には、エディンバラ城、エディンバラ大学、スコットランド博物館、ホーリールード・パーク等があり、勿論ウイスキー好きにはお馴染みのロイヤル・マイル・ウイスキーやウイスキー・ミュージアムなんかも近所に存在する。

ある意味都市部らしい蒸留所ですが、麦の保管や樽の貯蔵庫は空港付近との事で、多少の不便はあるようです。

特筆はグレンモーレンジのポットスチルの高さ(5.14m)を超す7mもある2基の蒸留器。

そして、マッカランの前マスター・ディスティラー、デービッド・ロバートソンを迎え入れた事も本蒸留所に目が離せない理由の一つかも知れない。

 

オフィシャルの説明、テイスティング・ノートでは・・、


Our inaugural release uses traditional Scotch pot still malt and distilling yeast, the raw materials which form the flavour foundation of all Holyrood single malt whisky recipes. Inspired by Edinburgh’s rich brewing and distilling heritage, the inaugural release brings sweet and spice together, while surprisingly smooth for a young whisky. Our future releases, each being unique, will evolve from this recipe by layering in heritage and speciality malts, alongside a range of yeasts not typically used within scotch whisky production. This spirit has been matured in Oloroso Butts, Pedro Ximénez Hogsheads, Bourbon Barrels and Rum Barriques; and is limited to 8,188 bottles. We have selected this whisky as our first release to reflect the first stage of all Holyrood recipe development, whilst also showcasing the incredible and complex flavours which can be achieved by Holyrood at any age.

NOSE

Dried fruit, tropical fruit, raisins, hint of butterscotch, fresh baked cake, sticky toffee pudding, soft leather, biscuit.

PALATE

Toffee, caramel, vanilla, digestive biscuits, ginger spice, butterscotch, tablet, slight savoury salinity, raisins.

FINISH

Long lasting, mouth-watering, juicy, sweet spice, delicate, fruity, apple pie, red fruit.

・・・、との事。


オロロソ・バッツ、ペドロ・ヒメネス・ホッグスヘッド、バーボン・バレル、ラム・バリックと、多彩な樽のヴァッティングからなる味わいは、細かく嗅ぎ分けると上記の様なことも見つけられますが、大まかに、木材、ワックス、ナツメグ、ジンジャーなどのスパイシーさがカラメルとバニラのミックスした甘さでバランスする感じ。

また、ピーテッド・モルトも仕込んでるみたいですが、今回のウイスキーに煙は全く感じません。

とりあえずニュー・スピリッツっぽさも無く、5年程度のウイスキーとしては及第点って所でしょう。


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