いつもの癖で10時過ぎてから「津和野へ行く」と言いだし付き合ってきた。
まず、宮島まで走ったらもうSAへ入ります。
「お腹が空いたから早飯にする」と。
私は朝が遅いのでまだ食べたくなかったけど取りあえず食べないと食べはぐれるので「定食」を食べた。
最初は中国道を走ると言ってたが山陽道へ。
どんなコース中で行くの?と聞いてみたら「岩国で降りて吉賀、柿木経由で津和野」と言う。これはまた面白いコースだなと黙って付いて行くと錦町に道の駅が出来ていた。
道の駅は山の中で、陰に入り持参した冷コーヒーを飲むとヒンヤリとした風が心地いい。
途中、現金のもちあわせが無いことに気づいてコンビニを探すが何せ山の中、カードも効かない。
柿木からはいつも通い慣れた道、あっという間に着いた。
夫は津和野の歴史について色々調べていたが今回は乙女峠について調べるらしい。
今まで見向きもしなかった津和野の町に最近興味が湧いてきたらしい。
が、私にはイマイチその考えが判らない。
日曜日なので団体の観光客が多く町の中心部をブーと飛ばして走る。
商店街には同級生が多い。私は今はどうなってるのかゆっくり見たいが仕方なく黙っていた。
掘割の鯉を写すよと言ってたのに何処にも車を寄せてくれない。
とうとう、喧嘩になって止めて貰い、私は橋を渡って写真を撮りに行った。
津和野の美しい風景、全く興味ないらしい。
観光スポットもぶっ飛ばし道の駅に。
道の駅は町はずれにあり、私には興味なし。
時間を見ると3時過ぎ、蒸気機関車が山口に戻るころだ。
写真を撮るスポットが色々あるが上を見ると車が止まっているのが見え、そこに行きたいと車をだした途端「ボー」と汽笛が鳴り黒煙が見える。
車を停めてやっと構えたら目の前を通り過ぎた。
夫は何も撮れなかったと悔しがっていたがそりゃベテランでも撮れません。
乙女峠には登ったものの神父さんもいなくて何も判らなかったようで次は堀庭園へ行くと言う。
堀庭園は物凄く遠いので大丈夫かな~と思ったら案の定途中で引き返すと言い始め「ここまで来たらもう少しだからいきましょう」と説得、何故かイライラと走ります。
やっと着いたらもう閉園で入れずそこであえなくUターン。
帰りは山陽道を走るのかと思うと9号線をひたすら走る。
途中、コンビニでお金を下ろすのを忘れガソリンが注げない。
田舎道ばかりでコンビニも無く益田市に着いてやっとお金を下ろすことが出来た。
益田~美都~匹見~八幡高原と走りやっと休憩。
道の駅で買った巻寿司を広げ夕ご飯。
静かな山の中にアカショウビンの鳴き声がひっきりなしに聞こえ、途中サンコウチョウも大きな声で鳴いていて夫は大喜び。
今回のドライブは目的がはっきりせず少し振り回されたけど家でじっとしてるより良かったのかな?と。
たった1枚の写真を撮るのに「わがままだ」と言われたけど大きな衝突をせずおだやかに・・・。
しかし、リタイアした夫と過ごすコツ、少しづつ習得しています。