初ちゃんの「ボチボチ生きようぜ!」

毎日の生活で出会った事をボツボツ綴っていきます。

やっと出会えた!

2009-03-29 | 未分類


昨年中国新聞の方に教えてもらっていた「イズモコバイモ」やっと見に行く事が出来ました。


ゆうさんのブログやPC仲間に写真を沢山みせて貰ったのだけれどやはり「実物に逢いたい」


3月は週末画像編集ソフトの勉強で週末がつぶれ、何処にも遊びに行けなかった。



どうも上手く使いこなせないフリーソフトの講習会があり、行っては見たが基本操作だけであまり収穫は無いが「いい環境」で勉強できるのは面白かった。


しかし、高い講習費は勿体無いので次回はやめて自分でコツコツと・・・。


やっぱり私は一人でマイペースがいいなぁ。


4月は桜を楽しんでブログへ投稿してみよう。



昨秋、紅葉の風景を写して投稿して見事に落選だったけど賞を頂いた方は新聞掲載された。本当に素敵な写真だった。


足元に及ばなくても目的があると励みになるもの。


広島市内早く満開にならないかなあ。


昨日は島根県川本町まで行ったが何処も桜は満開。


山陰なのに暖かい?やっぱり変な気候です。


天気は曇って寒く最悪でしたが「春の妖精」に逢って満足でした。


我が家の庭には「黄色のセツブンソウ」が初めて花をつけました。



来週あたり咲いているかな?


「イズモコバイモ」は10cm位のゆり科の山野草で真っ白や紫色のすじの入ったものもあり、俯いて可愛い花でしたがもう終わりに近く花が少なくなっていました。



ついでにユキワリイチゲの自生地にも行きましたがここは転びそうで寒くて早々に帰途につきました。


この時期はいつもハーブを買いに行くので「香木の森」に行き、夫は温泉、私は花やハーブの苗をどっさり買って帰りました。






ジジババ飲み会

2009-03-27 | 未分類

昨日の続きですがジジババ飲み会、思わぬハプニングがありました。


みんな食べるものは食べて最後の広島菜のおにぎりが出て「これがあっさりしていて美味しいよね」とワイワイガヤガヤ言ってると端っこのほうで何やらみんなが覗き込んでいる。


一番年長のAさんが迫ちゃんに寄りかかっている。


酔っ払ったのにしては色気が感じられない。


小さな迫ちゃんが抱きかかえて顔を覗きこんでいる。


ずり落ちそうなのかAさんの身体を自分の身体全体で支えている。


口々に「連絡先」「持病」など聞くが殆んど返らない。


遠目にも頭の大粒の冷や汗が見えて今度は周りのものがお絞りで顔や頭を拭く。


近くの人が「お茶が口からこぼれてるのを見た」と言う。


すわ!脳梗塞を起したのかとお店の人に救急車を呼んで貰う。


それまではみんなで介抱、椅子に横に鳴ったほうが良いんじゃないかとか、横になると酔いが回るから座ったほうがいいとか。


5分ほどで救急車が来た。


先発の隊員の人が「こりゃ、心臓系ですね」と言いすぐに救急車に運び込んだ。


だが、30分近く店の前で待機、病院が取れないらしい。


やっと取れた病院は少し遠いが救急隊員の人が「今日は応急措置で大丈夫かもしれんが心臓の精密検査をしたほうがいいので入院したほうが良い」と言うので仲間二人が付き添って行った。


30分ほどして連絡が入りやはり入院になり少し落ち着いたと連絡があった。


今回は年齢も近く「現在は何をして過ごしているか」と言う話題が中心だったが四国巡礼の旅をしている人、グランドゴルフやスポーツを楽しんでいる人、孫の子守をして忙しくしている人など殆んど忙しい時間を過ごしていた。


同じ会社で働きながら現役時代は話をした事が無い人もお酒を飲み交わし、同時代を共に生きた人だと思うと共通の話題が必ずあり、男性も女性も無く話が弾んだ。


皆何だか別れ難くまだ残る人もいて風邪気味の私は友人と共に帰った。


あれから迫ちゃんにAさんのその後を聞いていないが大事には至らなかったのだと思う。


目の前で倒れる人を前に「ジジババ飲み会」と名づけただけに「命がけの飲み会」になってしまった。


私だっていつこのような状況になるやも知れぬ。


お酒の席はこれからは命がけで行かねば、と思った。


それにしても迫ちゃんの介護は親身で暖かで親友ながら凄いなあと目頭が熱くなった。


彼女のこれまでの経験から自然に出た行為だと思うけれどこういう人を友人に持って嬉しいなあと思った。




この一週間

2009-03-25 | 未分類

書くべき事はいっぱいあったが「夜遊び」が過ぎて何年ぶりかの風邪を引いた。


私は大きな病気をしてから少しでも不安なことがあったらすぐに病院に行く。


躊躇しているより早く結果を知って早めに対策をする。


私に出来る唯一の家族孝行だと思っている。


おかげで夫は私の介護は全く出来ない。


朝起きると全く声が出ない。声が出ない以外はどこがどうと言うことは無いが電話には出られない。


朝のうちは夫が出てくれたが仕事に行くと私ひとりなので「留守録」にしておいた。


所が今度は宅配さんがチャイムを鳴らす。


「はい」と言うのだが相手が不審に思い「本当に○○さん?」と言う。


玄関に出て大きなマスクをかけているのを見て「風邪ひいたの?なぁ~んだ」と言われた。


それでもやはり病院に行き1日眠る事にした。


眠ったら熟睡したらしく夫の声で目が醒めた。どうやら外は真っ暗だった。


良く眠ってスッキリしたので車で食事をしに出かけた。


数日前に美容院の帰り映画を見に行き帰ったら9時を回っていたので冷えてしまったらしい。


月曜日は月に一度の音訳の録音の日なので何としても声が出るようにしたい。


朝起きると何とか声が出るようになったのでお弁当を持って大きなマスクをして出かけた。


出かけようと玄関に行くと電話が鳴った。


知らん振りをしていると今度は携帯が鳴るので仕方なく出たら迫ちゃんだ。


「急だけどね、今晩ジジとババの飲み会があるからおいで」と、言う。


メンバーを聞くと何十年ぶりの人もいる。同期の人も来るらしい。


「私もしっかりババだから行くよ」と、返事をして出た。


私のグループは「暮らしの手帖」を読む。


何とか5ページ読んで編集作業をしていざマザーテープにダビングすると途中で私の所がダブっている。


「ヒャー」と、編集をやり直して12本のテープにダビングして帰途に着くともう約束の6時近い。


荷物を置いたらタクシーでかけつけなきゃぁな、と思いつつその日の反省をしていたらアナウンスが聞き覚えの無い駅名を言う。


飛び降りたら二駅乗り過ごしていた。


夫がいつもするので「ばーか」といつもあざ笑っていたのに何と言う事。


家に着いたら6時半ごろ。早速電話してタクシーで行った。


と言う事でジジババ飲み会の話は次回に回します。

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49日法要

2009-03-20 | 未分類

早いもので母が旅立ってもう35日が過ぎた。


法要の後境内にあるお墓に納骨をして夕方から兄の家で会食をした。


お寺の境内はもう桜が咲き始め、母と毎年花見をした事を思い出した。


子供や孫、ひ孫に参列してもらって思わぬ賑やかな法要になり、母も安堵している事だろう。


父の49日法要の時、気丈な母は父の遺品の形見分けを一人づつ用意して渡し、親戚一同にも喜んで貰った。


母の衣類はお世話になったショートステイ先の病院から一括寄付してもらえないかとお願いされて全部寄付することにしたそうだ。


夫は子供達を相手にプロレスごっこをして子供達は大喜び。


親戚同士が一同に会し縁を結んでいく。


今日は姪の婿の親御さんとも親しくお話をすることが出来て楽しい日だった。


故人を偲びつつ縁を結ばせていただく、熱心な仏教徒ではないけれどこういうことは大事にして行きたいなあと思いました。


 




オーストラリア

2009-03-19 | 未分類
美容院の帰り夕方から映画を見に行った。

「オーストラリア」はもう随分前から見に行こうと思っていたのにあっという間に昼上映が無くなり夕方からの上映になってしまった。


始まってすぐに雄大なオーストラリアの大地が画面いっぱいに広がり、引き込まれてしまった。


ニコール・キッドマン扮するイギリス貴族夫人のきらびやかな衣装と北オーストラリアの赤い大地、砂埃がアンマッチだったけれどこれも演出、何と2000着以上の衣装を用意しての撮影だったらしいが、どれもキッドマンにピッタリのセクシーな衣装だった。


つんと取り澄ました貴族婦人から馬を駆って牛追いをする役まで見事にこなしさすが数々の賞に輝く女優だけあるなあと思った。


相手役のヒュー・ジャックマンもなかなかのイケメン。


若かりし頃のクリント・イーストウッドに似ているが鍛え上げた身体とイーストウッドより甘い顔が悲劇的なテーマにも関わらずラブストーリーにピッタリ。


この映画は戦争あり、ラブロマンスあり、アボリジニとの歴史ありと内容的には贅沢なテーマが組み込まれている。


監督のバズ・ラーマンをはじめ主役の二人、そして、回りを取り囲む俳優スタッフもすべてオーストラリア人で布陣し「オーストラリア」から世界へ向けてのメッセージ性が高い。


アボリジニの子役の男の子は何度も選考を重ね、アボリジニの居住区で生活を共にしながら映画に取り組んだほどの力の入れようでこの男の子の存在がとても良かった。


昨年ニュージーランドに行った時原住民であるマオリの人々はどの地域にもいて普通になじんでいたので現在のオーストラリアもほぼ同じような感じじゃないのかと思った。


同じイギリスの植民地であったにも関わらずオーストラリアは「白豪主義」と言う白人との隔離政策があり、長く解放されなかったとどこかで聞きました。


この映画にもアボリジニの思想が取り入れられており、実際の俳優もアボリジニ出身の俳優さんでした。


映画を見終わって「何処かで見たような映画だなあ」と、思ったら「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラとレッド・バトラーにとても良く似ていました。


撮影場所もググッてみました。一面赤い原野が広がっている場所でした。


ハハハ・・・物好きですねえ。



 




ごみカレンダー

2009-03-18 | 未分類

先週広島市の2009年度ごみカレンダーがUPされました。


例年UPが遅いのでいつもやきもきするのですが今年は以外に早くUPされました。


早速友人知人に印刷して手渡ししたり郵送したりしました。


私の頭には入っているけど我が家のごみ担当は夫。


夫によると「このカレンダーの方がわかりやすい」との事。


判ってはいても毎日カレンダーをチェックしています。


特に祝日、年末年始も市の大きな広報を見る事無く詳しく書いてあるので分別辞典と共に重宝している。


最近は夫も間違う事も殆んど無くなりスムーズに出している。


色んな処理の仕方も市のホームページには詳しく書かれている。


スーパーの買い物袋持参もまだまだ程遠く、一人づつのエコ意識の向上に頼るしかない。


50音分別は本当に役立ちます。


こちらでダウンロードできます。


ダウンロードの仕方はこちら




「芦屋マダムのクッキー」

2009-03-16 | 未分類

今日のPC教室に間に合わせようと昨日レシピを貰ってきました。


夫を送り出してほっとしてTVを見ていてあ~そうだったと思い出して早速材料を並べて作り始めると何と簡単!


クッキーは昔から娘の担当で苦手だった私にもあっという間に出来ちゃいます。


こねこねして冷蔵庫で寝かせて可愛い丸を作りぺちゃんこにする。


ぺちゃんこにするのは子供達が喜ぶそうだけど私にはちょっと疲れる。


出来上がったのを見ると少し大きすぎて可愛くない。


それに、少し焼きすぎ。


白くて可愛いまるに出来たら大成功。


今日のところは中成功。


PC教室、最後の茶話会で大人気でホッでした。


焼いてから冷ます時間が無くて我が家の分は残しましたが手が不自由でない方ならこの量はすぐに出来ます。


早速作って可愛い器に入れて召し上がってくださいね。




 


作って見てからネット検索するとこの「キッフェルン」と言うお菓子はドイツやオーストリアのクリスマスのお菓子で、最後の写真のようにくつわ型の形なんだそうです。


粉糖もさらっと振ると綺麗ですが味的にはまったりと付いたほうが美味しいし、この小さな形が愛らしくて好きです。


可愛い袋に入れてプレゼントしたら喜ばれるでしょう。


cocoaや黒砂糖を入れたり、ドライフルーツを入れたり色んなバージョンを楽しむといいですね。


とっても簡単、カロリーも少なめ(卵無し)甘すぎない、こんなお菓子ならたまにはいいですね。




金曜日の楽しみ

2009-03-13 | 未分類

毎週金曜日は整体に行く。


約一時間の整体は最初は腕、肩、背中、足、腰など全体を指圧してその後首、肩、腕に鍼をしてもらうようになった。


鍼をはじめて1ヶ月位で腕のだるさや痛みが和らぎあんなに頑固だった腱鞘炎に回復の兆しが見え始めた。


約1時間の間ひと時も休まず身体中を揉み解し身体の痛みを取ってもらう、週一回の楽しみだ。


ただ、鍼は痛みを少し感じるところがあり、ちょっとヒヤヒヤしながらだけど打った瞬間何処に効くのかが判るほど感じるときがあり今日は小指に向ってぴりぴりと信号が行き小指が少し楽になった気がする。


患部が枝のようにごわっとした感じだったのが柔らかく曲がる指になった。


私には鍼が効いているらしい。


早速他の用事も兼ねてShiozyさんにメールで知らせたら「実は鍼が怖い」との返事。


私も打っている所は見たくないが何しろ楽になるからちょっと痛みを感じる事があっても我慢できる。


男性はやはり痛みには弱いのだなあと可笑しくなった。


だって出産の痛みと比べると微々たるもの。女は強しだ。


整体が終わると帰って夕食の支度をする。


今日は水餃子と肉や野菜のオーブン焼。それに、四苦八苦して作った芋がら?(サツマイモの茎を乾燥したもの)の煮物。デザートは揚げかきもち。


6時ごろ娘達が賑やかにやって来た。


食いしん坊の子供達が台所に来て「今日のメニューは何?」と聞く。


お鍋の中を覗いたりオーブンを覗いたりして楽しそうにしている。


オーブン焼といっても先日沢山買っていた鳥の手羽元を酒蒸ししていたものと新じゃがを茹でて半分に切ったもの、更にさつまいもが2個転がっていたのを大きめに切って鶏肉と共にオリーブオイルとハーブソルト、コショウとエルブドブロバンスをたっぷり加えて混ぜたのをオーブンに入れて焼いただけ。


こんがりと焼けて皿に盛るとかなり沢山あってふうふう言いながら食べた。


我が家にとったら残り物の処理でありがたく、子供達にとってはママと違う味に珍しくて食欲が出るみたいだ。


デザートのかきもちは先日兄宅で貰ったものを薄く切って数日かけて乾燥させて油で揚げたもので青海苔や豆が入っていくらでも食べられる。


食事が終わったら娘が目で合図する。


袋の中を見るとタッパーにクッキーらしきものが入っている。


かきもちに目もくれずに子供達が口々にクッキーの名前を言う。


丸くて小さいのだがふんわりと優しい味で美味しい。


「あ!、今日は負けました」と、もう一つ食べた。


芦屋にいた頃、「本物の芦屋マダムに教わった自慢のクッキー」だそうで「ほんまの芦屋マダムは正統派のフランス料理を習いに行ってはった」んだそうである。


後日、レシピと作り方を習ったら私も早速「芦屋マダム風クッキー」を作って見たいものだ。


上手に出来たらブログで「広島マダムクッキー」としてレシピと作り方を大公開しなくては。


食後は6歳の男の子と将棋の名人戦。


しかし、初めての将棋にみんなで大爆笑。


見ていられないと、外野があーだこーだと言うが駒の役割も知らない私、あっという間に駒を取られてしまった。


少しづつルールがわかり、上手く動けるようになったが重要な駒を取られては守りきれず敗退。


本当は祖父母よりもパパが相手をするほうが良いに違いないが殆んどいないに等しい位仕事仕事の父親、ちょっぴり心配。


帰ってきたじいじに下の二人が抱きついて遊んでもらい満足気に帰って行った。


私には楽しみな金曜日、子供達が喜ぶ日々はあと少しだ。


上の子は今年から中学生。今日は塾に行きたいと相談していた。


4月からはご飯を食べに来る時間は取れないだろう。


先日のようにこれからはこちらが出向くことになるかも知れない。


いずれにしても、子供の成長と共にこの楽しみの時間は終わる。


その時の為に二人で楽しむことを用意しなくては。


ちょっぴり切ない3月です。




読書は何でする?

2009-03-10 | 未分類


最近本を買いません。


以前は手当たり次第に買って時間が無いと途中で投げ出し忙しくなるにつれ読みかけの本が増えてきました。


だから、いっそ買わずに古いものをもう一度読んだり眠くなるのなら最初から目を瞑って読んだり・・・え!何のこと?と、思われるでしょう。


実は音訳講座に行き始めて音訳関係のホームページを検索していてネット上にはたくさんの音訳(朗読)サイトがある事を知ったのです。


目を瞑って名作を聞いているとまるでラジオの朗読の時間のような錯覚に陥りきもちがいいのです。


私は椅子に深く腰掛けゆったりとした状態で聞く事にしていますが時にはダウンロードして続きを読むなど楽しんでいます。


すでに皆さんもご存知だと思いますが私のお気に入りのサイトを紹介したいと思います。


ダウンロード版でもページをめくる音が入って本当に本をめくっているようですよ。


初心者向けにホームページでも公開していますのでこちらからリンクします。


平成の読書はパソコンの前で・・・・どうぞ。




老々生活

2009-03-09 | 未分類



 


夫の田舎に行く時に今回は少し遠回りをしていく事にした。


橋を渡っている時ちょうど友人の家が見渡せる。


いつもの習慣で見つめていると女性らしい人影が見えたのでつい「あ!、彼女だ。顔が見たいな」とつぶやいてしまった。


いつもは聞こえぬ振りをする夫が今日は珍しく駐車場に入ってくれた。


と言うのもそれまで娘から注意された我々夫婦のありように私もとても悩んでいると言う話をしていた。


それが、夫には少しこころに響いたのか私の独り言を聞きとめてくれたらしい。


年とともに価値観や趣味が違ったり、それぞれの実家の風習が違ったりと最近は事あるごとに食い違いの溝ができたようだ。


普通は「まあまあ」と、お互いを認め合わないといけない年齢なのに私達は「角がとれる」事無く主張し、最後は私が泣きながら折れると言う繰り返しが多くなった。


近くに越してきた娘には見て見ぬ振りが出来なくなって「お二人で夫婦カウンセリングにでも行ってきたら?」と、私にアドバイスした。


近くに帰ってきて相談相手になってくれる娘に愚痴をこぼす回数が増えたのだろう。


子供達に心配をかけるような親ではいけないと夫に落ち着いて話してみたら以外にすんなりと「そうか」と、聞いてくれた。


夫はいちいち気に病む私がいけないという。


しかし、何らかの解決策を出す時は二人の合意がないと出せない。


行き当たりばったり、何もこだわらないのは「心」にはいいに違いない。


夫の心は「自由」で言いたい事を言い、気に入らなければ「しらんぷり」を決めればいいと思っているようだが、それだと社会生活が順調に進まない。


そこで、私一人が悩みを抱え込んでうつになったり娘に愚痴ったりする。


夫は会社の精神状態検査ではいつも「ストレスが無い」と言う結果を貰ってくる。


一度家族の前で見せたらみんなに大笑いされて「そりゃ、お父さんのストレスは無いけど、その分がお母さんにいってるのよ」と、言われて以来検査結果を隠すようになった(笑)


夫の頭の中は「ジャズ」と「萩焼」だった。


今はさしずめ「ジャズ」と「孫」かもしれない。


「うつ病」が蔓延する会社に元気で行けるのはそんな性格だからいいこともあるのだが・・・。


友人は数年前に目の病気で片目を失明している。


いつも気にかかっているがそんな身体で「頑として」姑さんの介護をしている。


今年の花見に連れ出せるかどうか下見を兼ね様子を聞いた。


本人は昨年よりとても明るく体調もいいみたいだが「今度は夫が片目失明したのよ」と言う。


病名は少し違うがやはり「老化」が原因らしい。


幸い、彼女の頑張りで車は運転できるようになったが3人の老・障を抱えた老人が助け合って生きるのは大変だと思った。


しかし、彼女は私の為に気丈にも大きな桜の枝をポキポキと手折り車に詰め込んでくれた。


「すぐに咲くから」との言葉どうり一晩で蕾がほころびもう満開になった。


ついでに大きな甕いっぱいのたくあんをビニール袋にいっぱい詰めてくれた。


「梅干は?」と、聞かれ「梅干はいいよ。自分で漬けてる。悪いからお豆さんの煮物1パック置いてくよ」と、言うと「いらんいらん、うちも大なべいっぱい炊いてるよ」と、返してきた。


畑には何も無く「貰うものがもうないけぇ行くよ」と、言って別れた。


私のうずら豆の煮物は途中立ち寄った親戚に配った。


「年老いる」事の現実を突きつけられた1日。


彼女のように突っ張って生きるのもしんどいし、私のようにごちゃごちゃと考えながら生きるのもどちらにせよしんどいことだなあと思った。


ソメイヨシノのように薄紅色ではなく地味なさくらだけど確実に春を告げる花のプレゼント嬉しく頂いた。