昨日、米マクドナルドは直営店ではたらく約9万人の賃金をこの6月から、地域の最低賃金より最低でも1ドル以上になるよう賃上げすると発表した。この結果、マクドナルドの平均賃金は9.9ドル(約1,200円:1ドル=120円で計算)になる見通し。また1年以上勤続する労働者は、パート、フルタイムの違いにかかわらず有給休暇を取得できるようになる。なお米マクドナルドの約9割を占めるフランチャイズの労働者には、以上は適用されない。
米マクドナルドは販売低迷が大きな問題になっているが、その中での賃上げの発表である。米小売業の賃上げトレンドの強さがうかがえる。