2017年1月13日(木)に発表されたGALLUP調査によれば、大統領就任直前の支持率としてはトランプ氏の支持率は歴代最低で、12月にくらべても支持率が低下していることがわかった。
ギャラップによると第一期就任直前の支持率は、クリントン大統領が68%(不支持18%)、ジョージ・W・ブッシュ大統領が61%(同25%)、オバマ大統領が83%(同12%)であるのに対し、トランプ氏の支持率は44%(不支持51%)と過半数を切り歴代最低となっている。
さらにもともと低い支持率が低下傾向にあることもわかった。12月の支持率は48%(不支持48%)だった。
共和党支持者の支持率は依然86%の高率であるが、民主党支持者の支持率は13%(12月の17%からさらに低下)と低迷している。
とくに目立つのが無党派の支持率低下。無党派の支持率は12月の46%から33%に大きく低下している。
通常、大統領就任後100日間はハネムーン期間と呼ばれ、メディアは新政権に対する性急な非難や判断を避けるとされている。しかし、トランプ氏はツイッターを通じてCNNなどメディアに対する誹謗中傷(フェイクメディアなど)を繰り返しており、またロシアとの癒着疑惑が勃発するなど、今回はこれが守られそうにない。
就任前から、再選が危ぶまれる状況になってきている。
だた心配もある。支持率が低かったジョージ・W・ブッシュ大統領は9・11(大規模テロ)をきっかけにイラクに侵攻して支持率を急上昇させた。おなじことが起こらないよう願うばかりである。