ワシントンポストは、米中貿易協議は関税引き上げを止めるような合意にはいたらず、当初の予定どおり2019年5月10日からアメリカは中国からの輸入2000億ドル(22兆円:1ドル=110円)分について関税を10%から25%に引き上げることになったと伝えた。
ワシントンで開催されている米中高官会議は金曜もひきつづきおこなわれる予定。
ちなみに関税引き上げは、5月10日に到着した分ではなく5月10日以降に中国から出荷された分にかかる。
このため実際の引き上げ関税が課されるまでの数週間、ひきつづき緊迫した状況での交渉が続くと見込まれている。
ちなみに、これを私がしるかぎりもっともはやく報じたのが朝日新聞(5/9夕刊)。米紙より早い報道だったように思う。
朝日新聞は、今回の関税引き上げ対象は資本財や中間財が多く、ハイテク部品のように航空便を使うものはあまりないとしている。