大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

米下院、壁の建設費を含まない暫定予算案を可決

2019年01月04日 | 日記

 

 2018年1月3日(木)、さきの中間選挙で選ばれた議員の任期がはじまった。

 下院では民主党が過半数となり、さっそく壁の建設費を含まない暫定予算案を採択・可決した。

 しかし、上院で過半数をにぎる共和党は、大統領が拒否権を行使しないことが明らかにならないかぎり、下院で可決した法案を上院で可決することはしないとしている。

 このため、政府閉鎖はなお収束のめどが立たないでいる。

 アメリカで法案を成立させるには、上下院で同一の法案を可決したのち、大統領が署名する必要がある。

 大統領には法案を拒否する権利(拒否権)があり、これをくつがえすには両院で2/3以上で再可決する必要がある。