大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

アメリカの州レベルの最低賃金が大幅上昇

2018年01月05日 | 日記

 A Happy New Year!

 ほかの方のブログを読んで年賀状の断捨離をしたせいか、今回は何十年ぶりかに年賀状を年明け前に投函することができた。

 ところで、ホームページでやっている各国の最低賃金リスト(2018年1月1日現在)を更新した。

 とくにアメリカの州レベルの最低賃金の上昇がめだつ

 ワシントンDCの最低賃金12.5ドル(1350円:1ドル=110円)を最高に、10ドル(1100円)を超える最低賃金が増えている。

 大統領選挙と同時におこなわれた住民投票の結果などをみると、最低賃金アップは支持政党の違いに関係なく幅広い支持を集めている。

 数年以内に最低賃金を15ドル(1600円)に引き上げることをすでに決めている州も複数あり、最低賃金アップの流れはこれからも続きそうだ。

 ちなみに、現在の日本の最低賃金は全国加重で848円(昨年に3%アップした)。

 ほかの先進国との間に大きな差があり、それがなかなか縮まらない。

 今年も各国の最低賃金の動きをしっかり追っていきたい。