米通信大手ベライゾンで労使交渉が合意に達し、6週間にわたっておこなわれていたストライキ(参加者4万人)が終結した。
労使交渉は、コールセンター業務の外注化や年金給付の削減などを巡って紛糾。ベライゾンの非携帯部門を中心に組織するCAWとIBEWは、4月13日からストライキに突入した。
ストは長期化するきざしを見せ始めていたが、NYTなどが伝えるところによれば、5月中旬からトーマス・ペレス労働長官とアリソン・ベック米連邦調停和解局長が仲介に乗り出してから話し合いが進展、今回の合意となった。
ベライゾンは当初6.5%の賃上げを提案していたが、今回、労使は4年間で11%の賃上げで合意した。業績への影響は軽微とみられている。