万コロへの道 ***理詰めで万馬券を考察する方法と実践***

変化点を嗅ぎ付けたりや馬場レベルを見極めて、性懲りもせず海老で鯛を狙っています。

字面だけで

2014-08-27 00:08:06 | 募集馬検討
まだカタログもなく馬体も何も情報がない中で、血統と厩舎、価格だけでの判断で何とも言えませんが、
気になった馬を少々。

重賞、G1制覇も夢ではない良血馬ラインナップで近年急速にキャロット化しているシルクですが、
第一目標は来年もこの趣味を続けるために、出資代金を回収できる馬ということになり、やはり例年通りの選択となります。

そういうわけで2つ3つ勝てればペイと考えると
牡=2000万=1口¥40000
牝=1500万=1口¥30000
くらいまでのラインで。

となると、ディープやキンカメ、ハーツやステイはまず候補外です。
ハービンジャーも多分日本の馬場適性が低く、2,3年後には暴落しているイメージで(チチカスみたいに)
魅力を感じませんのでパス。

まず気になるのが兄弟全部勝ち上がり、それも9頭も、で牡3万と手頃なアイリッシュカーリ
キンシャサ産駒でコストパフォーマンス大です。
グーフド3×5の牝馬クロスが強烈ですね。
狙って付けられたものと思いますが、大当たりか大ハズレみたいな極端な馬かもわかりません。

にしても、少し安すぎる印象が、後は厩舎が高橋文雅って誰かよくわかりません。
てか期待されていなさそうで。。。
母高齢の失敗パターンもありますし、後者パターンのサッパリかもしれませんね。

それならば同じ牝馬クロスのあるゴールドアリュールの牡馬シーザバッドガールか。
厩舎は友道と申し分なし。
4万なら許容範囲です。
母父ジャイアンツコーズウェイがゴールドアリュールの良駒傾向に対して柔らかすぎるように感じられ、パワー強調キャラからのダート馬の大物を狙いたい思いもあり、
当初は同じゴールドアリュールでも母父スピニングワールドでヌレイエフクロスが強烈なタイキロザリオに目が行ったもののこちらは牝馬で。。。
シルクフォーチュンやクリソライトはこの成功パターンでパワー強調のダートで成功も、ちょっとゴールドアリュールの牝馬は行きにくいです。
牡ならば食いついていたと思います。

シーザバッドガールですが、母父はひとまず置いておいて、母の持つ牝馬クロスに注目するとブロードウェイ←ヘイスティロード←ローマン。
ローマンといえばダートのパワー、これを増幅しているのは好印象です。
よく見ると薄いながらも母はスワップス5×8。
俗に言う『ハイインロー』で、これを強調して成功したのがエスポワールシチーです。
そもそも母はノーザンダンサー4×4でもあり、上記の通りパワーを強調しすぎて鈍重なくらいかもしれず、
ノーザンダンサー系でも少々軽めの母父ジャイアンツコーズウェイでちょうどいいのかもわかりません。
母母父シーキングザゴールド。
となるとミスプロにロベルトやインテントが入るのはコパノリッキーやランウェイワルツと同じですね。
かなりこじつけて苦しいですが、いくならこっちか??

値ごろ感満載のクロフネ牝馬カールファターレの初仔狙い撃ちも面白い。
クロフネといえば、牝馬、ハイペリオンの濃い肌ということで条件を満たしていると思われます。
名門ダイナカールの一族で、クロフネ産駒といえば
エノク、ホワイトピルグリム、フラムドパシオン、ポルトフィーノ、ダートムーア、アドマイヤテンバとかなりの層の厚さ。
クロフネ代表産駒を並べたようになってます。(笑)
とはいえ、カーリーエンジェルやエアグルーヴの繁殖能力の高い根幹のラインから出ているので、枝葉系の本ラインで同等を期待するのは多少無理もありますが、
狙う根拠は十分ありかなと。。。
ちなみに枝葉系セシルカットからクロフネ産駒が3頭いますが、どれも酷い成績というパターンもあります。
そしてこっちを引いてしまうのがいつもの私です。(苦笑)

今のシルクでこの辺りの馬はそう注目もされないでしょうから、まあカタログが来てからじっくりチェックしたいと思います。

カタログが来る前に

2013-09-18 23:32:54 | 募集馬検討
シルク2013のカタログが発送されたようで、カタログチェック前にちょっと気になるところを挙げてみます。

基本、今まで通り回収率重視の選択路線は継続の方向で。


血統が発表された時点で気になっていた馬がいました。

1500万の関西牡馬で一発狙えそうな、キンシャサノキセキ産駒、ショウナンカガリビです。

キンシャサはフジキセキのスプリンター。
フジキセキといえば、まずデピュティミニスターが好相性。
それからミスプロ。
ショウナンカガリビはこの2つを持ち合わせています。
そして極めつけのLe Fabuleux≒Wordenのクロス。
この二アリーは上級馬をこれまで数頭出してきています。

ここまで条件が揃った馬で、一口3万に初仔のプラス付き、おまけに若手厩舎とフル装備な内容。
いきなりから取りに行くつもりでしたが。。。。
いきなりの募集中止です。。。

まぁ下手に欠陥品掴まされることを考えればよかったのかもしれません。
が、どうも出鼻をくじかれたようで・・・

それならもう一頭のキンシャサに期待する手も。
ルビアです。
ルビア自身がIn RealityとNorthern Dancerの4×3。
それもバラバラにあるのではなく、父母と母がきれいに相似配合の形をしています。
そこにIn RealityとNorthern Dancerの4×4のキンシャサの組み合わせ。

この重ね塗りの技法はまさしく輪島塗。
キンシャサを持ってきた辺りに最後の仕上げを見た感じで、職人魂を感じます。(笑)

母系にさほど見るべきものが無いのが、少し物足りませんが一口2.4万ならこの職人の作品を狙う価値は十分かと。

後、気になるところは昨年から継続の2頭。
アーティストチョイスベルベットローブ

前者は、2012産で出資したほど、この繁殖に高い可能性を感じています。
ダイワメジャーに変わりましたが、相性のいいストームキャットはもちろん、ダイワメジャーにナスキロは定番ですし、
Red God≒Halo2×2のRahyも良さげですね。
マイナスは健康面、特に脚元が課題でしょう。

後者は、ムチムチの硬そうな体を見てスルーしたものの新馬勝ちされました。
イヤー失敗ばかりしてますね。
セクシーココナッツ張りにクズを出さない優秀な繁殖ですが、今度はネオユニヴァースが付きました。
牝馬のネオは気性面で不安ですし、そこが課題でしょう。

両方とも若手厩舎で○ですし、3万円台の牝馬でコストパフォーマンス的にも◎ですね。

そのお買い得価格牝馬ゾーンに割り込んでくるのが、
チェイスザウインド
上に2頭のオープン馬がいることは当然の買い材料として、この繁殖はベガと同血。
ベガの産駒にはキャプテンベガ、アドマイヤドン、アドマイヤボス、アドマイヤベガ。。。
強烈ですね!
これほどの血統で3万とはちょっと馬体が怪しいかもしれません。

もうちょっと金額を出して狙うなら、5万ゾーンの
クラウンピース
スペシャルウイークではクズが出ません。
ナスキロ、ボルキロの塊にはノーザンダンサーの塊のハービンジャは相性抜群かもしれません。
走ってないのでなんとも言えませんが。。。
ただ、不受胎が続いているのが何とも。。。
一流調教師で一発狙うならこれかもしれませんが。

それなら同じ5万でも、手堅く行くなら
ポップス
全兄2頭がどちらも手堅く走っていますし、大物ポップロックも出しています。
高齢の20才の時の子がどうかという不安点もありますが、だからこそこの値段なのでは??

パッと見これくらいですが、まずはカタログを見ないことには。
シルクが高額化していく中でも、まあ、相変わらず貧乏臭い狙いですね。





シルク2012検討(▲△編)

2012-09-28 00:16:25 | 募集馬検討
昨日の続きで次点候補を

▲ イサドラ

このニックスはプレノタートと同様で10/18頭勝ち上がる、マズマズの相性です。

兄弟の既デビュー馬4/4頭勝ち上がりと、おじには一流とはいえない微妙な活躍馬、ブラックタキシードも。
なんとなくこの辺りもセクシーココナッツっぽくイメージが被ります。
反面全て勝ち上がっているとはいえ、1勝2勝で頭打ちの感があり、爆発力が期待できません。

馬体も小さく、厩舎も微妙で価格が安いとはいえ一発も期待しづらく。。。
成長を様子見です。


▲ フィールドソング

兄弟が多いですが、7/10頭が勝ち上がりしており、かなり堅実な母です。
そこでの一番馬がビウイッチアス、プレノタートがフィリーズレビューでぎりぎり交わせなかった馬ですね。
ここでの3着で賞金が加算できずに、桜花賞からオークスへ直行できずに今の不振へと繋がっているわけであり、
何と言うか、因縁の馬です。(笑)

このビウイッチアスですが、ダイワメジャー産の活躍馬としては異色の血統で、走らないはずのパターンなはずが走っています。
また、シルクのディープ産のマイディアソングも3勝を挙げていますが、何故かダート1000mが大得意だったりする異色のディープ産。
この辺の特徴を見ると、どの種牡馬をつけてもフィールドソング(ガルチかな!?)の強烈な影響によるスプリント能力が顔を出しているようです。
ですので、ダンスインザダークでもスプリンターに出るでしょう。

12番仔と馬体が小さい面が心配ですが、お値段以上を考えた時に一番手堅いのはこの馬だと思います。


△ ティックルピンク

ステイゴールドはかなり特殊な種牡馬で、日本の代表的なブルードメアサイアーからの活躍馬は出にくく、逆にマイナーBMSのほうが成績がよかったりします。
また、有名なニックスはメジロマックイーンで、超一流を出したり、ノーザンテーストやリボーといったまるで軽さのない馬たちと相性がよい特徴があります。

本馬の母父フレンチデピュティとのニックスは2/2頭勝ち上がり、ノーザンテーストとニアリークロスなヴァイスリージェント系とは好相性です。

出来れば、残りももう少し重いタイプがあればさらに良さそうですが、ミスプロとブラッシンググルームでちょっと物足りません。

まあ初仔で一発が期待できますし、母系もソコソコ出せていますので面白そうですが、もう一つ二つパンチが欲しいところです。


△ アドマイヤレッド

アドマイヤレッド=コンゴウリキシオーでこの再現狙いです。
母がきつめのクロスがあるので、アウトブリードなサンデー産の代表格フジキセキはいい選択だと思いますが、サンデー系をつけると母がコスマーを持っているため、またちょっとそこでクロスしてしまいますが、これはどうなのでしょうか?
ちょっと判断付きません。
価格面から一発狙うならこれになりますが、こういう血統はだいたい1桁着順にすらならない超駄馬となる可能性も高く危険なのですがちょっと見ておきたいですね。



シルク2012検討(◎○編)

2012-09-27 00:07:14 | 募集馬検討
現在会員優先期間で、ガラッと社台色を前面に押し出した今年は、優先期間中に満口も多発しそうな気配ですが、
どうでしょうか。
やはりシルクの良さは、じっくり様子見できる点。
1頭くらい出しておいてもいいのですが、どうしましょう。

◎ アーティストチョイス

兄弟は3頭いますが、3勝、1勝、故障で引退と2/3勝ち上がりとまずまずです。
これは母が似たもの同士の組み合わせ、即ち相似配合により、先祖のどの馬かが増幅されているのだと思います。

マンカフェ×ストームキャットは相性マズマズですし、ヘイロー≒レッドゴッドが3×6・6も魅力的です。

ただ、個人的に昔持った馬のせいでマンカフェ産はどうも脚元が悪いイメージがあり。。。


◎ ベルベットローブ

兄弟既デビュー馬3/4勝ち上がりと堅実です。
アドマイヤや金子、サンデーレーシングと兄弟たちはどれも有力馬主馬で素質が評価されているのかと。
ただ、これがシルクに回ってくるのは、逆にマイナスかもわかりません。

今回スペシャルウイークで、クイルクロスが出来上がっています。(マルゼンスキーの母母)
この辺りの計算も面白いかなと。

母父ゴーンウエストからダートに思うのですが、ミスプロ、セクレタリアト、シアトルスルーと米系柔らかい血統が母系に目白押しで悪くありません。
体つきは繋ぎの立ったムチムチ体型、ダート馬でしょうね。

牝のダート馬は少し引っ掛かりますが。。。

○ セクシーココナッツ

兄弟4頭全て2勝以上、そして1つ上は重賞勝ちと文句なしです。
ただ、今回はオペラハウスと今となってはマイナー種牡馬、それもコテコテヨーロピアンですからちょっと躊躇してしまいそうになります。
この母の場合傾向として、何をつけてもスピードが勝っていて早熟です。
これは母が持つレッドゴッドとアップスピリッツ兄弟によるクロスが強烈で、何をつけても主張してくるのでしょう。
大抵の場合こういう馬はダメなところまで主張されて凡馬になりがちですが、この母はいいところが出ますね。
そういう点から考えても、オペラハウスは影が薄くなるのではとも思い妥協できるポイントです。

が、しかしDVDを見るとちょっと。。。
歩く姿がギャルがヒールを履いてカツカツ歩いているように見えます。(笑)
すごい立ち繋ぎですね。。。
繋ぎが長いからさらにそう見えてしまうのでしょう。

これを見るとさすがに躊躇ですが、うーん。。。


○ ストームホイッスル

上のメイケイペガスターの勝ちっぷりの良さで目が行ってしまいます。
フジキセキからゼンノロブロイでここまでの早期完成型にはならないにしても、
『サンデー×ミスプロ×ウォーアドミラル×ラトロワンヌ』の某血統評論家の好配合型ですし、
ロブロイ×ブライアンズタイムはマカニビスティーも出るニックスで、5/9の勝ち上がりです。

ただ、もう一頭の兄弟が全くダメダメでしたし、近親が全体的に小粒な感もあり、条件級の匂いも。。。


 

シルク2012パンフを見て

2012-09-21 22:54:57 | 募集馬検討
連休明けにシルクのパンフが到着しパラパラと見た感じですが、だんだんとキャロット化しているようで、
価格が高騰しているという印象を持ちました。

今はまだキャロットの成績に遠く及ばないシルクにおいて、今回のパンフに重賞馬が数頭紛れているように思えなく、
イマイチ信頼できないと思ってしまいます。

という訳で、なかなか高額馬には手が出しづらく、ローンと扶養で首が回らないビンボー人にはだんだん住みにくいクラブになってきているかなと。

昨年度募集で4頭つまんだのは正解だったかもわかりません。
(あくまで成績次第ですが・・・)

またシルクらしい盲点というか、スキというか、そういう価格設定の馬もパッと見では見つからず、
良さそうな馬はやはり値段も張り、ちょっとキズがあるような馬が、所属厩舎も含め価格が抑えられている感があり、
値付けが上手いな、と思っています。

コストが昨年に比べ、1.5~2倍くらいになっているように思います。
現実味を考えると、この世代はコストが低く抑えられる牝馬で様子見する線が一番得策だと思います。

候補として
・アーティストチョイス \30000/一口
・セクシーココナッツ \26000/一口
・ストームホイッスル \32000/一口
・ベルベットローブ \32000/一口
次点として
・イサドラ \24000/一口
・ティックルピンク \32000/一口
・アドマイヤレッド \20000/一口
・フィールドソング \26000/一口

全て牝馬を選択してみました。
会員優先期間で満口となるような馬はいないと思いますので、いつも通りジックリ様子見して行こうかなと思っています。

追って個別に詳細を記していくつもりです。




ダイワメジャー産比較 ムーンスケイプとタイムアラウド 

2012-07-03 23:00:59 | 募集馬検討
ムーンスケイプ

今週検疫が取れ次第入厩のムーンスケイプ。
カタログ到着時からチェックしていましたが、改めて見直してみました。

実は上のデュランダル産(同じサンデー×ノーザンテースト)の様子を見ていましたが、
調教はしているものの全くデビューする気配が無く、これを見て参考にしようと思っていたのですが
それより早く締め切りが近づいてしまい。。。

そもそもデビューできていないことは、それだけ体質面に問題があるのですからマイナスですが。

血統面を改めてみてみると
・おじにタガノマイバッハ、トキオエクセレント、いとこにモンテエンと活躍馬が揃っている素晴らしい母系
・ダイワメジャー産で成功するナスルーラ+プリンスキロ血脈を複数持ち
・ダイワメジャー産でニックスの関係にあるストームキャット、
それは持たないがその父であるストームバードが母母父
・母母母父がアークティックターンでノーザンダンサーやヘイローを経由しないアルマームードを持ち
トータルで計5本持ち
・ノーザンダンサー4×4+4と重厚なクロス
・若い母馬、二番仔

ダイワメジャーと相性良さそうな肌(『ナスキロ』複数持ち+ストームバード)に
アルマームード5本にノーザンダンサーの濃いクロス。

一発期待できる大物の可能性は十分あるかと。
逆を言えばその真反対ダメダメの可能性もあるが、一口24000円なら狙い撃ち妙味も十分。


タイムアラウド

同じく前から目をつけていたタイムアラウド。
こちらも改めてチェック。

・おじにタイムパラドックス(16勝)と種牡馬を出す母系。
・ダイワメジャー産で成功するナスルーラ+プリンスキロ血脈を複数持ち
・サンデー×リファール×ハイペリオン×サンインローの血脈
(某血統評論家理論では好配合のパターン)
・サンデー≒サーアイヴァーの効果的なニアリークロス
・初仔の一発期待

こちらもダイワメジャーと好相性な『ナスキロ』複数持ち、
そして『サンデー×リファール×サンインロー』『サンデー≒サーアイヴァー』と期待のできる配合。

ただこの血統、母=タイムパラドックスからはダートのイメージしかなく。。。

こちらも仕上がり具合はまだまだでも、初仔と血統面からは見限れなく。
コンスタントに使える健康さがあれば、能力次第では大黒柱の可能性も・・・


同じダイワメジャー産駒、
コスト的にも関西牡で一口32000円=関東牝24000円なら五分五分で迷うところです。


気になる2頭

2012-05-16 00:35:43 | 募集馬検討
現2才馬は今のところフリティラリアに出資していますが、
早期入厩も関東の牝馬であり、また本日の情報の内容から見ても気性面に課題がありそうな感じで、
どうもこの1頭のみというのは頼りなさ過ぎます。

ここはきっちり屋台骨を支える核となる関西牡馬が欲しいところ。

気になるのは2頭。

まずは、スターリーワンダー。
2億以上を稼いだシルクネクサスの全弟です。
またシルキーヒロインの母シルヴァードの仔で3勝したセレスステーラーも同じくグラスワンダー産駒。
この母系とグラスワンダーはニックスの関係でしょう。

シルキーヒロインの仔でグラスワンダー産は
・シルクネクサス
・シルクエリタージュ
・そしてこのスターリーワンダー
の3頭で、シルクエリタージュは脚元のモヤモヤでデビューが遅れ結局仕上がり不十分のまま2戦で引退。

結局ネクサスになれるのか、エリタージュになってしまうのかが焦点となります。
即ち50戦以上使えたほどの体質の強いタイプか、
3才の夏にようやくレースを使えるほどの体質面が弱いタイプなのかが鍵となります。

本馬はこの時期で15-15をこなして脚元不安情報は出てきていませんし、
体質的にはネクサスタイプに思えます。
エリタージュはこの時期17-17程度で疲れが出てきてトーンダウンしていました。

アーネストも同じくグラスワンダー産駒で活躍してくれていますし、
20000円/一口なら、あれやこれやと血統表を見すぎて訳の判らないところへたどり着くよりは
素直に7勝馬の全弟に行くのが賢明な選択であると考えます。


もう1頭はタイムアラウド。
こちらはおじがタイムパラドックス、さらにこの母はこのタイムパラドックスの全妹という
血統的にタイムパラドックスにかなり近い関係にあります。

もう一点、初仔というのもかなり魅力を感じます。

ダイワメジャー産駒は今シーズンからですが当たりが多いですし、リーディング級になるでしょう。

ダイワメジャー産で活躍している血統を見てみると
1、ナスルーラ×プリンスキロを複数持つ馬
2、サーゲイロードを持つ馬

1該当馬
・カレンブラックヒル
・エピセアローム
・トーセンベニザクラ
・ダローネガ
・オメガホームラン
・メイショウカドマツ
・ロジメジャー

2該当馬
・カレンブラックヒル
・エピセアローム
・トーセンベニザクラ
・オメガホームラン
・ダローネガ

1に関しては血統評論家??の某氏が言われているような
【サンデー×テースト×ナスキロ】
という理論で、パワーと粘りの血統に不足がちな柔らかさを肌馬に持ってくる型がいいようです。

本馬はこのどちらにも該当します。

ついでに言うとこの方の理論では、
【サンデー×Alzao⇒Halo≒Sir Ivorのニアリークロス】だそうで
これはディープやレッドデーヴィスがそうです。

そしてこの馬もこのクロスの3×5。

相性面から血統を考えても文句なしの組み合わせであると思います。

肝心の育成ですが、成長が悪く馬体も増えてきていませんでしたが、
ここにきて実が入り一回り馬体も増えてきています。
そこへ最近になって15-15も入れてみるなど、ネックであった育成状態が好転しているようで
一気に出資候補へ浮上してきました。

ただ、一つ気になる点が。。。
先ほどの血統の話ではダイワメジャー産駒の上級馬の配合=芝のクラッシックに乗ってくるようなタイプ
の特徴でした。
この点では、ダートに特化したタイプのタイムパラドックス、母も勝鞍はダートが引っ掛かっています。
多分ダートに出ていると思うのでここは大きく買い被れません。

またダイワメジャー×ブライアンズタイムの組み合わせからは多数出走しているものの
まだ勝ち馬はおらず・・・

血統的下地は十分すぎるほどありますので、ここは食いつかずに引き続き様子見で。

プリンセスカメリアの2010の検討

2011-12-21 22:42:14 | 募集馬検討
2011年度のシルク出資馬検討でチェックしていたプリンセスカメリアの10ですが、
(シルク2011年度募集馬検討(◎○ランク編))
一つ上の兄、プリンセスカメリアの09産=アルフレードが朝日杯を制しGI馬に。

GI馬の下になったということで再度詳細に検討してみます。


サクラバクシンオーやアンバーシャダイの出る母系は有力です。
そこへ今回、上がGI馬になりましたので大きな買い材料です。

マイナスポイントは400キロしかない馬体が大きなネックとなるでしょう。
このままの状態で競馬に行くと380キロくらいでしょう。
これは相当厳しいハンデです。
しかしながら素質があれば、2、3勝してもおかしくありません。

昔出資していたシルキードルチェは380キロで競馬に出て、
1000万特別を勝ち秋華賞まで出走しました。
こういうのは稀なケースではあると思いますが、可能性が全くない訳でもありません。

要は、この大きなマイナスポイントを補って余りある「何か」があれば出資確定です。


3番仔で1番上はファルブラヴの牡(ノーザンダンサー系)
成績は[0.0.0.9]
いつも後方からの競馬。
ダート中心でスピード+器用さのないタイプのようです。

アルフレードはシンボリクリスエス産。(ロベルト系)

この馬はキンカメ産。(ミスプロ系)

3頭とも系統は違います。
これは鍵になるでしょう。

現状の種牡馬実績からするとキンカメ>>ファルブラヴですし、
系統も違いますので、そう気にする必要はないと思います。

キンカメ×サンデーは相性がいいように思います。
調べると
・ローズキングダム
・トゥザグローリー
・ミッキードリーム
・ベルシャザール
・エオリアンハープ

母父サンデーがずば抜けて活躍しているイメージがありましたが、そうでもありません。
ローズキングダムやトゥザグローリーはニックス以前に走る名門血統ですからそう評価できません。

母系にノーザンダンサーを4代前、5代前に持つ馬が活躍傾向。
(そういう馬は腐るほどいると思われハズレも多いでしょうが。。。)
これは本馬に当てはまります。(キンカメ×サンデー×ユタカオー×テーストなので5代目に出現)

特筆すべきはミッキードリームの祖母と本馬の祖母は半兄弟。
と言うことは同じニックスで母母父がトニービンとユタカオーが違うだけで、
それ以前の先祖はまるっきり同じです。

唯一の違いであるトニービンとサクラユタカオーも、ナスルーラ+ハイペリオンの組み合わせで似た物同士。
これは非常に近い配合で大きなポイントです。

祖母ラトラヴィアータからはリビアーモが出ていますが、
その他はぱっとしません。
コンスタントに出せないということは、体質面や健康面に不安があるのかも。
ここのところは要注意です。

本馬は祖母がバクシンオーと全兄弟ですので、
キンカメ×1/2サンデー+1/2バクシンオーという図式。
多分1200ベストの牝馬であると思います。

そう考えると、小柄ですしあまり大物感はないように思います。
しかし、値段的に2勝してくれれば楽しめるかと思います。

母もそうですし、アルフレードもその通り仕上がりは早く早熟傾向でしょう。
早いうちに勝てれば、プレノタートで感じたように一口では大きなアドバンテージですね。

3番仔も買い要素の一つです。
若い母馬はそれだけで可能性が上がります。

厩舎も若手、これも買い材料です。
ただ成績がダート>芝傾向でこれはマイナスですね。
ダート馬な訳ないでしょうから。


競馬に行って300キロ台の大きなハンデを覆せる材料は??

3番仔に若手調教師も好材料ですが、やはり一番大きなポイントはミッキードリームの存在です。
これを考えると可能性としては十分あると考えます。

小柄すぎることで逆に売れ行きが悪く、様子見できる利点もあります。
残口と馬体重を常にチェックしながら、有力な1頭として当分様子を見ていきたいです。


シルク2011年度募集馬検討(▲△ランク編)

2011-11-03 23:13:52 | 募集馬検討
◎○ランク編に続き、次候補の▲△編を。

あくまでぱっと見の血統での評価ですので、
成長具合や順調さ等ギリギリまで様子を見て、来年またランクの整理を行いたいです。


10-19 ムーンフェイズ・・・▲

父ダイワメジャー
母ムーンフェイズ(エリシオ)
1200万(24000)
予定厩舎 尾関 知人
生産 ノーザンファーム

プラスポイント
・おじにタガノマイバッハ、トキオエクセレントとタフに堅実に走った仔が出た母系。
・母父エリシオ、この手のタイプは日本では父より母父に入ってこそ活躍できる。
・ノーザンダンサークロス+ヘイルトゥリーズンの活躍馬が出る黄金のダブルクロス。

マイナスポイント
・ノーザンダンサーの4×4×4と少し濃すぎる。


血統構成の近い、上の出来次第である程度予測できそうで様子を見る。
(ダイワメジャー≒デュランダル・・・SS×NT)




10-35 プリンセスゴールド・・・▲

父シンボリクリスエス
母プリンセスゴールド(サンデーサイレンス)
1800万(36000)
予定厩舎 北出 成人
生産 社台コーポレーション 白老ファーム

プラスポイント
・サッカーボーイ、ステイゴールド、ドリームパスポート、レクレドールを出した母系。

マイナスポイント
・とにかく母系がすごすぎて、それ以外特に見るべきものがない。
・厩舎がネック。



10-21 アーモンドパサー・・・△

父ジャングルポケット
母アーモンドパサー(エルコンドルパサー)
1200万(24000)
予定厩舎 山内 研二
生産 フジワラファーム

プラスポイント
・高い馬は走らないが、安馬できっちり回収する山内厩舎。
・上にジンクアッシュ2勝馬。
・同じニックスが過去に1頭、トーセンマルスは勝ち上がり。

マイナスポイント
・クロスがきつすぎる感あり。
・母系が地味。


10-20 リリウム・・・△

父アドマイヤムーン
母リリウム(クロフネ)
1000万(20000)
予定厩舎 鈴木 伸尋
生産 社台コーポレーション 白老ファーム

プラスポイント
・上が2頭とも勝ち上がり。
・曾祖母がダリア、世界屈指の名牝。

マイナスポイント
・厩舎がネック。
・名牝ダリアの系統だが、その後継がパッとしていない。


とりあえず全部で8頭挙げましたが最終的にはここにない仔を行っている可能性もあります。
あくまで様子見をギリギリしたいです。

そしてそれが可能なのがシルク、他クラブにはかなり劣っていますが、
唯一他より優れているところは、会員優先期間にいかなくても満口にならず
大抵の馬は入厩までじっくり様子見できることくらいでしょう。

この利点を使わないとこのクラブにいる意味はないですから、
あせらず衝動買いにならぬようじっくりと見定めていきたいです。


シルク2011年度募集馬検討(◎○ランク編)

2011-11-02 23:43:51 | 募集馬検討
まず今年の募集から社台色が全面に押し出され、キャロ化している印象を受けました。

しかし中身をよく吟味してみると、素晴らしい血統であるのにもかかわらず兄弟がさっぱりであったり、
一流の肌馬ですが高齢であったり、また若い肌馬でまだ産駒が出ていなかったりと
どうしても、社台サンデーキャロからあふれた受け皿にになっているように思えました。

可能性からして、出すなら初仔や2番仔のまだ産駒実績が不明な若い母が狙い目だと思います。

それと、受け皿的意味からして、売れ行きが悪くなると予測された
地味な種牡馬産も同様に狙い目であると見ます。


現段階でこれを踏まえた狙いを挙げていきます。


10-04 ダンツクレバー・・・◎

父チチカステナンゴ
母ダンツクレバー(ピルサドスキー)
1000万(20000)
予定厩舎 伊藤 圭三
生産 社台コーポレーション 白老ファーム

プラスポイント
・産駒がどう出るか不明な父に4勝馬の初仔とまさに狙い通り。
・牡1000万とコストパフォーマンスの高さ。
・ノーザンダンサー4本の重厚さ。
・母父はピルサドスキー
ノーザンダンサー系のこの手のタイプは日本では大抵の場合種牡馬としては重くて活躍馬が出ず、母父に入って初めて良さが出るタイプ。

マイナスポイント
・重厚さが行き過ぎて鈍重な仔の可能性も。
・厩舎成績
・馬体重426キロ、初仔で小さめ。



10-47 ドリームモーメント・・・◎

父ネオユニヴァース
母ドリームモーメント(Machiavellian)
1000万(20000)
予定厩舎 牧田 和弥
生産 ノーザンファーム

プラスポイント
・ネオユニ×マキャベリアン=ヴィクトワールピサというニックス。
・若手調教師でこれから化ける可能性あり。
・ディープの出る母系、父ディープは高くて手が出ないが、この馬なら1000万とコストパフォーマンス高い。
・母ナタルマクロスと重厚、本馬はヘイロー3×4といい感じのクロス。

マイナスポイント
・ネオユニヴァース産は牡>牝傾向が強い。
・「ややデリケートな血統」コメントあり気性面?か。


10-50 プリンセスカメリア・・・○

父キングカメハメハ
母プリンセスカメリア(サンデーサイレンス)
1600万(32000)
予定厩舎 野中 賢二
生産 ノーザンファーム

プラスポイント
・上のアルフレードは2戦2勝。
・アンバーシャダイ、バクシンオーの出る母系。
・キンカメ×サンデーの走る定番ニックス。

マイナスポイント
・牝1600万のコスト。
・母は現役時代長期休養が目立ち、体質面に疑問符。
・体重400キロと小さい。


10-48 プチノワール・・・○

父ウォーエンブレム
母プチノワール(Singspiel)
1500万(30000)
予定厩舎 須貝 尚介
生産 ノーザンファーム

プラスポイント
・勝ち上がり率高いウォーエンブレム産、濃いクロスでの実績高い。
・母父シングスピール
ノーザンダンサー系の母父に入ってよいタイプ。

マイナスポイント
・牝1500万のコスト。
・「悍性の強さ」コメント、気性面??。