89歳の日々

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我等が「かもり会」

2005-09-25 14:15:39 | 日々

我等が「かもり会」
奇妙な名前なので,ブログを読まれた方から「どんな会ですか」と聞かれる事がある。「月に一度集まる倶楽部のような会を作らない?」と夫の友人が発案し「気楽な飲み会が良いね」こんな話から会が出来ました。と言うのは二人とも故郷へのリターン組で友達や仲間が欲しい状態でした。

  地元山代辺りから15~16人の賛同者が集まり、まず会の名前を決めるのに喧々諤々の意見が出て、元新聞記者が「かもり会」を提唱。さて「かもり」とは、この地方では表面に白い粉が付いてる「とうがん」のことを云います。人の言うことも聞かず、夢中で話す状態を“粉を噴いている”と表現しこんな人が「かもり」なのです。その他色々な名前が挙げられましたので最年長者の元金沢の美術大学長に一任しますと、にっこりして「やはり“かもり会”が良いでしょう」で決定した名前です。

  月に2000円の会費で原則として月1回私共の家であり、12年継続しています。発案者であり、永久幹事のT氏が毎月往復葉書で出欠をとり、お酒とワインを選び、ゲストを招いたりします。その上毎回奥様が美味しい自作の煮物などと、オードブルを色々取り揃えて下さいます。その他に偶には外に出て、芭蕉の道を辿ったり、観桜会をしたり、美味しいものを食べに行ったり、会員の旅館で特別価格の忘年会や新年会を催したり・・・、色々と続けています。この幹事夫妻なくては、この会は1回も出来ないでしょう。私共では自宅の食卓と食器(これは売る程あります)を提供し、最後の片付けを担当しています。

  好きな事を夢中になって言う会、それが「かもり会」で、私は勿論“正当かもり”ですが、何と言っても市民映画祭を主催しているS氏は代表的です。彼は東北弁と言う強力な武器を持っていて、機関銃の様に話すので、大方の会員に反論の余地はありません。70余歳で青年の情熱を持って生きている事に本当に感動させられます。先日イタリー映画の「復活」を見せてもらいましたが、10年間で136本の選りすぐりの映画を上演しました。「かもり会」に就いて書きましたら切が有りません。それが「かもり」なのです。

楽しくて気楽に出来る会なのでお奨めです。継続するには・・・
(1)「食後の飲み会」で簡単な食べ物でも出来る。
    (私共の所のようにお料理が上手な人が居るとラッキー)
(2)場所を提供する人は、場所と食器だけなので気楽である。
(3)幹事だけは、継続する情熱がある人が必要。

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