奥村天放 放言録

齢、古希に至る、半身を娑婆から抜け出して、娑婆の悦びを知る。

社会構造の課題(失業問題)

2012年08月27日 | 政治・社会
「野田内閣は将来イメージを描け」と桜井よしこが叫ぶ。
だが自ら日本の「将来イメージ」を語る評論家はいない。

先日新聞に出た「40歳定年制」などは戦略会議の委員とのことだが
何も考えていない無責任な「白痴的意見」である。

現在先進国の経済は「深刻な危機」にある。
最大のポイントは「失業問題」である。

この「失業問題」は「構造的」なもので小手先の政策では解決しない。
工場の海外進出など「国賊的行為」で経営者は「縛り首」に値する。

海外に工場を作っても、会社は儲かるが…
莫大な人件費は国外に落ちて国内に入るお金は微々たるものである。

人件費による膨大な経費が国内需要の資金になる。
これは日本だけではない世界中の先進国の産業空洞化に現れる。

産業空洞化を起こしている先進国には、抜本的な救済策が見当たらぬ。
ギリシャの金持ちはすべての資産を国外に移して逃げ出す事のみ考えている。

産業空洞化を防がない限り経済の再建はあり得ない。
「亀山工場」を作ったシャープが苦境にある。

国内工場には税制上優遇措置を施し…
海外工場には高率な税を課すべきである。

特に国内技術を海外に移植し大金を設ける企業家は知的財産の横領である。
ウナギの養殖など現在では中国産は素晴らしい。

農業でも金型職人でも中国に渡り師父の如く敬われ小銭を稼いでも
多くの日本人が開発した技術の盗み出しである。

貧富の格差が広がり膨大な失業者を抱えるのは構造的なものである。
「後進国問題」だけではないロボットによる生産も労働者から仕事を奪う。

ロボットを使用した高効率の製造業も人件費を落とさない。
物は余れども購買力のない多数の労働者が失業することになる。

経済と労働による賃金に対する抜本的考え方の修正が必要である。
現在では全く意味のない金融緩和による経済政策など課題は多い。


失業問題は人類の抜本的発想の転換を必要とする。
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