生物学的に追及すれば「物質なくして生命なし」。
だがコンピュータ的に見て行くと「物質では自我意識」は作れない。
近い将来人間の如く振る舞い、人間の如くコミュニケーションをする
鉄腕アトムのような人型ロボットが出現しても不思議ではない。
だが、このロボットには自我意識は無い。
与えられた状況に応じプログラムに従って反応する。
「私」以外の人間はすべて生体ロボットで本当は自我意識が無くても
「私 . . . 本文を読む
しばらく離れていたが「正見五蘊皆空度一切苦厄…」
一仕事を終えたので少し考えてみた。
人間の感情はその多くを肉体(脳)により制御されている。
感情を制御する脳機能は「生命維持」と「種族保存」を根源とする「本能」と呼ばれる。
生物学から人間を見ると人間は肉体の「奴隷」となる。
「奴隷」と言う言葉にはすでに「肉体」と「精神」を別物と考えているのだが…
肉体の方から精神を科学する事は可能である。
. . . 本文を読む
仏教でいろいろ書いていたら、メル友から次のお便りをいただいた。
子供の怒りを抑えるためには、「いろんな立場から見てみなさい」、
そして、その怒りがどれだけ「ばかげているか」と諭せばよいのでしょうか?
または、怒りを抑える必要はないのでしょうか?
「怒」について考えて見ると…
「怒」は人間にとり、とても大切な要素。
「怒」を忘れた大人になる方が心配。
「怒」はより積極的に考える必要がある。
. . . 本文を読む
少し前に「ブツダのことば」の一節
「牛飼いダニヤ」を書いた。
わたくしはもう飯を炊き、乳を搾ってしまった。
マヒー河の岸のほとりに一夜の宿りをなす。
我が小屋の屋根は葺かれ、火は灯されている。
神よ、雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。
師は答えた。
私は怒る事も無く、心の頑迷さを離れている。
マヒー河のほとりに一夜の宿りをなす。
我が小屋はあばかれ、火は消えた。
神よ、雨を降らそう . . . 本文を読む
友が居て勉強をすると異なる発想が出てくる。謝々!!
別のメル友から「仏教話はついて行けない」とのお便りをいただいた。
難しくて分からなければ、分からない人に罪は無い。
語る方が不勉強で消化不良のためである。
哲学も勉強したが難しく語る「哲学」はすべて「インチキ」。
難しい話には「嘘」がある。
直観的に理化できるのが当たり前だし…
直観的に理解できるように語れないのは不見識。
昔コンピュ . . . 本文を読む
前回はなしに出てきた、南インド出身のインチキ坊主…
竜樹の流れをくむのが空海。
「陀羅尼」は釈尊が最も嫌ったゲテモノ。
「真言密教」は呪文を唱えては衆生を誑かすいかさま集団。
空海は都に「陀羅尼」を持ち込み、帝の前で「護摩」を焚いて「大権力者」に成る。
基本的には「池田大作」「麻原彰晃」レベルの男。
チベットに伝わる密教も竜樹の流れ。
「南伝仏教」と「北伝仏教」についてはだいぶ分かってきた . . . 本文を読む
またお便りを頂いた。
まだまだ疑問があります。
仏教には沢山の仏像があります。
しかし、釈迦は自分を崇拝することを望まなかったはずですし、
釈迦も、例えば阿弥陀如来に祈ったとは思えません。
釈迦の仏教と仏像を拝むこととは、全く無関係と思うのですが、いかがでしょうか。
仏像に関しては明快に説明できます……
【釈迦の教え】
キリスト教などで「仏教誹謗」に使う「偶像崇拝」は的外れです。
「 . . . 本文を読む
メル友から次のお便りを頂いた。
>全く別のネットワークが我々の銀河系の他の無数の太陽系の無数の惑星にあり、
>また、他の無数の銀河にもある、私はそんなイメージでこの宇宙を捉えています。
私もそのように思います。
仏界は「十方世界」で素直に解釈すると5次元世界。
現代数学では5次元ユークリッド空間も取り扱いが可能…
私の分かるのはせいぜい4次元世界。
菩薩の立つ4次元世界から見ると3次元世界 . . . 本文を読む
メル友から「仏教」と「バラモン教」は同じではないかと言われたが…
「仏教」と「バラモン教」が同根であることに異存はない。
「ブラフマン」、「アートマン」には、語尾の「マン」に引きずられて
「人格神」を想起しそうになる。
「アートマン」は「アトム」だとの説がある。
「ブラフマン」は「エネルギーの根源」らしいから
場の理論の「フィールド」あるいは「ブラックマタ―」「エーテル」
「空」が「ブラフ . . . 本文を読む
流石にインターネット時代である。
「色即是空」で調べると沢山出てくる。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2053526.html
http://www.bukkyo-kikaku.com/no_89_11.htm
ほとんどが「まとも」な講釈。
真面目な講釈だが、所詮聞き伝えの解説。
本質的には「色」も「空」も判らない。
鳩摩羅什の時代中国には「色」「空」に対応する概 . . . 本文を読む
メル友から「般若心経」について御下問いただいた。
この生涯で、まさか「仏法」を共に語れる相手に出会うとは生涯の幸せ…
誰にも語りえなかった「屈託」を解き放つ悦びは類なし。謝々!!!!
【般若心経余談】
「般若心経」は解説不能。「空」も「色」も不明。
「空」「色」が理解できれば「般若心経」は自ずから自明になる。
「個々の概念」が分からぬ物を如何にして解説せん。
「観自在菩薩行深般若波羅蜜多 . . . 本文を読む
メル友から次の一文を頂いた。
「般若心経」に対する「日本テーワーダ教会」長老の批判論である。
「般若心経は間違い?」には、次のように書いています
***************
1)「色即是空」は正しい。
2)この場合の「空」とは「一定不変のものはない」、「実体がない」、
という意味であって、「無常」に等しい。
3)「無常」とは絶えず移り変わるということであって、
「無」、存在しない、という . . . 本文を読む
「前世」と「来世」は死後の世界として良く語られる。
「死しても存在し続けたい願望」との解釈もある。
だが、「前世」・「来世」には別の意味がある。
【前世】
人格を観察する時…
この世の体験だけでは説明しきれない複雑さを持つ。
生まれながらに「叡智」を持つ人もおれば
生まれながらに「愚鈍」な人もいる。
絶対的価値観を別にして相性の悪い相手が居る。
会った瞬間から分り合える相手も居る。
. . . 本文を読む
前回、人間の道徳的価値観を司る「人型の神」と
「自然の摂理」としての「神」を書いた。
「人型神」は集団的生物である人間の「根源的行動規範」かもしれない。
「人間の本能」は創世記に言う「産めよ増やせよ地に満てよ」に始まる。
人間は集団的生活を行う上で統一的「価値観」をもつ。
「価値観」には絶対的な権威が必要。
「人間の価値観」に権威を与える「神」は
集団的生活をする人間に必須のものかもしれない . . . 本文を読む
アインシュタインが「神」について述べたところ
教会から「無心論者」として弾劾された。
そこから「神さま」談議が始まった。
アインシュタインは「我が神はスピノザが述べた神である」と語った。
「スピノザの神」については以下に優れた解説がある。
http://blogs.yahoo.co.jp/dyhkr486/folder/1766882.html
【人間価値観の因子としての神】
我々は「心」 . . . 本文を読む