奥村天放 放言録

齢、古希に至る、半身を娑婆から抜け出して、娑婆の悦びを知る。

テロの真実と西欧のテロ対策

2015年11月21日 | 政治・社会
マスコミには、誤った見解が横溢する。
テロ襲撃者は、熱心な「イスラム教徒」ではない。

「ジハード」は、英雄の幻想に酔う「社会の落ち毀れ」には、心地の良い標語。
彼らの心中にあるのは、「自らの英雄視」のみ。

江戸時代には一向一揆が頻発したが、先頭に立つ乱暴者は、仏教徒ではない。
裏で煽る、クソ坊主はいたが、一揆は仏の意志ではない。

平安時代には、京都の街で荒れ狂った比叡山の僧兵がいたが、仏教には関係がない。
彼らは自らの行動を「ジハード」と称したが、「仏の意思」ではない。

世上、彼らの乱暴を称賛する民衆が居ただけである。
テロ集団は、「自らを英雄視したい」イスラム社会の「落ち毀れ集団」。

>アバウド容疑者は語った
>君は、君の人生に満足をしているのか。
>欧州・アフリカ・アラブ・米国など、どこでも屈辱的な人生ではないか。
>屈辱的な人生の中で、お前たちを「ムスリム」だと呼べるのか。
>勇気と栄誉を見出せ、ただ宗教、ジハードだけでそれを探すことができる。

なんの計画性もない、なんの根拠もない、薄っぺらな言葉だけの扇動。
このような扇動に乗り、実生活を捨てるイスラム移民はいない。

テロに溜飲を下げる「深層心理」はあれども、利害上は、賛成しがたい。
イスラム移民に、心中で喝采する者がいなくなれば、テロは終焉する。

「テロ」は、「イスラム国」にとっては、上演することにより支援金を集める「殺人劇」である。
過去には、「殺人劇」により、多大な支援金が集まった。

支援金を出したのは、サウジアラビア王族の「バカ息子」たち。
酒を酌み交わし、拍手喝采をしながら、欧米人が殺されるのをテレビで見物。

彼らからの支援金が絶たれれば、イスラム国での「テロの価値」は激減する。
サウジアラビアからの支援者をテロ共謀罪で検挙、国王の名のもとに銃殺(?)。

欧米の利権の上に繁栄をする彼らは、欧米には逆らえない。
支援者は王族であるがゆえに、国内での反対はあるが一罰百戒。

サウジアラビアが反旗を翻せば、サウジの資産の狙う、ハゲタカが目を覚ます。
空爆により、首都リアドは一瞬に瓦礫の街になり、資産はハゲタカのものになる。

現在、テロ襲撃者の擁護者は、イスラム移民である。
イスラム移民の怒りが、テロ集団に向かえば、テロ集団は動きを封じられる。

テロを終焉さすためには、イスラムからの移民を禁じる。
テロを終焉さすためには、イスラム移民に対する、テロのたびの弾圧強化を行う。

移民禁止は、イスラム圏での食糧難を助長し、「イスラム国崩壊」を促進する。
イスラム移民に対する弾圧は、テロに賛同する心の余裕をなくす。

イスラム移民のテロに対する称賛がなくなれば、テロ襲撃者は単なる暴漢である。
誰にも称賛されないテロ襲撃者は、銀行強盗にも劣る。

資金の供給元がなくなり、テロの称賛者がいなくなれば、テロ集団の幻想が破れ、本性が現れる。
そこには粋がった、惨めなチンピラの姿しかない。

欧米のテロ専門家は、我が意向に沿って既に動いている。
これが、近々にテロは終焉するだろうという、わが見解の基盤である。

>ISの国際テロ脅威は高まっている。
>ISは18日、自分たちの宣伝メディアFURATで公開した6分の動画で
>ニューヨークを攻撃すると威嚇した。
>ISは前日にあげた動画では「米国の中心部ワシントンDCを攻撃する」と警告した。

すでにイスラム国は、断末魔の淵に立つ。
米国軍部による、イスラム国要人に対する殺戮劇が、始まろうとしている。

欧米の専門家は、ニューヨークテロを心待ちしている。
それから動けば、国内に反対が起きない。

テロの前にテロ阻止に動けば
無責任な人道主義者が、粋がって、反対を唱える。

皮肉なことだが、テロのたびに政権が強くなる。
西欧の政権にとっては、テロはとてもありがたい。

テロが悲惨であればあるほど、国内問題は沈静化する。
テロの本当の被害者は空爆を受けているシリアの国民である。

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