奥村天放 放言録

齢、古希に至る、半身を娑婆から抜け出して、娑婆の悦びを知る。

デフレ脱却と総裁選

2012年09月15日 | 政治・社会
自民党総裁選「共同記者会見」では経済政策に重点を置いて聞いた。
各候補者は「デフレ脱却」と「成長経済」を標語にする。

では具体策はとなると何も出て来ない。
その中で「林芳正」が口を切ったが、唖然、唖然。

デフレ脱却に「若者の雇用を増やす」はそ通りである。
「若者の雇用を増やすには「民間の社長さんに頑張ってもらう」。

林芳正は、自称「政策通」「経済通」を標榜する。
現在の民間の経営者は「自社存続」だけで青息吐息である。

「頓珍漢」とはこの男の事か…
焦眉なところでは「シャープを官民一体となって救う」ことがある。

シャープが潰れれば数万人の失業者を生み出す。
「シャープ亀山工場」は「稀」とすべきである。

対外的には「円高是正」は国是。
この非常時に工場の国内誘致は焦眉。

工場を国内誘致しない限り雇用は増えない。
後進国の低い人件費と競争をすれば
日本の労働者には購買力が生まれない。

これまで、産業界は「人件費削減」を錦の御旗にしたが
「人件費削減」は購買力の低下につながり国力を低下させる。

「グローバリズム」は資本家の理論で売国論である。
経済は、自給自足体制を基本にすべきである。

国内で生産すれば1000円のものを…
海外で作れば300円で作れるとしてもだ。

国内生産の1000円は800円の人件費を国内に落とす(販売経費を含む)。
海外生産の300円のものは50円しか国内に人件費を落とさない。

海外生産で利益を得るのは資本家だけであるが…
資本家の利益はほとんど「購買力」には回らない。

「海外に工場を作る経営者は国賊」が「我が持論」。
海外製造商品には高額関税をかけることが大切。

自民候補者の意見からは見果てぬ夢に終わりそうである。
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1 コメント

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Unknown (越智義和)
2012-09-15 14:54:00
1年間、お休みでしたか? また時々放言をうけたまわります!
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