お道と臨床と~心づくりの処方箋~

天理教と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.

上司の出直し

2005年12月03日 | お道
昨日職場の上司が出直されました.
まだ50代前半だったと思うのですが,死因は肝臓ガンだったと思います.
以前にも手術や治療のために仕事を休んでいたことがありました.今回も3週間ほど仕事を休んでいました.入院しているのかどうかもわからなかったのですが,ある日出勤して聞いた話が,「亡くなられたそうです」という言葉だったので,思わず「えっ!?」と驚きの声をあげてしまいました.残念に思いました.直接の上司ではありませんがすごくいい方でしたし,心理にも理解のある方でデイケアで私にいろいろ自由にやらせてくれました.バイクの好きな方で,今度ツーリングでも行きましょうという話が出たこともありました.昔のツーリングのアルバムや自分の修理したバイクを得意気に見せてくれたこともありました.

おたすけができなかったこと,とても悔やみました.こんなブログを掲げていますが,自分は職場の上司に声をかけることさえできなかったのです.言い出す機会がなかったというのは言い訳にしかすぎません.いいタイミングがないなーと思いつつ,その機会を永遠に失ってしまいました.おさづけというすばらしい理を授かっているのに,それを人のために使えなかったことをとても情けなく思いました.

苦しんでいる人がいたら,一言,「私は天理教を信仰しているのですが,よかったら神様にお願いさせてもらえませんか」と言える人間でありたいと心から思いました.

先ほど通夜に参列させていただきましたがとてもいい顔をしていました.苦しまずに息を引き取ってくださった親神様のご守護に感謝しました...