空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

急に遠くの(ry

2008-09-14 18:18:06 | Weblog
 選挙が近いと色々なことが起こるそうでございます。急に遠くの親戚から電話がかかってきたりとか

「こんなことしたらアンチK明党になるひとも少なくないって思わないかな」と疑問のわく方もいらっしゃいますが,彼ら・彼女らの耳には入りますまい。

 だって彼ら・彼女らは,誠心誠意,人のため地域のため国のため世界のため文明のため人類のためにそうした活動をすると信じるのであって,何にもまして誠心誠意であるからには,それが悪であるはずがないと,恐らくはそう信じるものでありましょうから。

 それで誤解されてアンチK明党になる人が出たらどうするかって? 恐らく,それは仕方の無いことなんだと思うのでしょう。これほどまでに誠心誠意正義を説いているのに理解してもらえないとは,それは一つは相手があまりに悪に汚染されているからであり,また自分の力が,その悪に打ち勝つにはあまりに弱いから。

 今日は仕方ない。だって人間は完全ではありえないから。でもきっといつかは彼・彼女を悪から救い出してあげたい! それはもしかしたら私の力では遙かに及ばない事で,きっと○○先生のお力なら適うに違いないわ! ねえ,今度近くに○○先生がいらして講演会してくださるの! あなたも聞いて見るといいのだわ!

 ちなみに私,とある信者さんにうっかり家族の病について弱音を吐いたことがあり,その際,素晴らしい笑顔で爽やかに慰めと助言の言葉を頂いた事があります。
 曰く,宗教,ちゃんとしたほうがいいよ?

 なんかむしろこっちの台詞だ,的な?

 人の弱みに付け込む,絶望的壊滅的に下劣な品性ぶっちぎり暴露発言ですが,しかし当の本人は恐らく完全に誠心誠意,適切な方策を提示しただけのことであります。

 なお,別の(その宗教の)信者さんにこのエピソードを紹介した際には,『それでもその彼は心から君の事を心配してそう言ったんだと思う』云々と弁護の言葉を聞きました。
 それに対して私は,うん,その通りだ,そのことは認めると答えました。したらえらく満足そうに頷いてたりしてたんですがその人。いや問題は当人が誠心誠意であろうとそれが必ず善美を生むとは限らないという,『その言葉は他の人にどう思われ得るだろう』と想到しないものかまぁちょうどいいからキミたち福田首相に弟子入りしてきなさい『自分を客観的に見る』先達に。

 ところでこーいう,人間が誠実を尽くした結果についての寓話的物語として私の頭に思い浮かぶのはソフォクレスの『オイディプース』だったりするのだが,そぅ言ったとしても恐らく彼ら・彼女らは『ああ! ○○先生が××で▼▼と言及されてましたね!』とか返してくるんじゃあないかと。
 …某新聞の,白川静と青年部の人たちが会ってお話してみました☆企画はひどかった…。
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