空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

アフガン・シーア派地域の選挙人登録所で自爆テロ

2018-04-23 11:01:16 | Newsメモ
BBC Afghanistan: Kabul voter centre suicide attack kills 57 22 Apr 2018

 アフガン、カーブル。選挙の投票者登録所に自爆爆弾、57名死亡。選挙に関わる場所に対する攻撃は、ある種、理論的な側面があり、理念的な組織であれば優先的な目標というべきだろう。

The dead include 21 women and five children, killed when the blast hit the queue outside. A further 119 people were injured

 とまあ、女子供があつまる、それなりに平和な井戸端会議場だったろうところ。Islamic State集団が犯行声明。
 また、狙いはDashte Barchiという、シーア派居住地域であって―つまりここを狙うというのは、「ひとの主をひとが定めようとは、異端の振る舞いである」という原理主義的欲求だけに基づくものではないというわけだ。

 むしろ実績から見て『シーア派に(安全な)投票の権利があると思うなよ』という行動であって、それ暗に選挙制度を認めてるよね、という評価をせざるをえまい。スンニ派が投票するのは爆弾に値するわけではない、というわけで。

 となると、やはりこの点からは、イスラミックステート集団は純正な信仰の輩とはとてもいえないことになる。

 …政府支配地域の関係上、選挙には、国民大衆一般より以上の割合のシーア派が含まれるだろうことは素人にも推察され、従って適切な数字に引き下げるためにシーア派を、あわよくば減らし、まあ登録を控えさせる程度はしよう―という合理性もありえるだろうが、まあその実際の行動に出していいかどうかは常識で考えろと。

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