環境のためにみんなで学校を休んでデモしよう！

　オーストラリアのお話。あれか、毎週金曜に学校をボイコットして環境のために意思表示しようという、あれの一種か。

BBC School Strike 4 Climate: Thousands join Australia protest 21 May 2021

「Thousands of Australian children are walking out of school to attend protests, calling for action on climate change.

Up to 50,000 students are expected at School Strike for Climate rallies across the country.

It's the latest grassroots campaign by young people pushing for action on the climate crisis.

Australia has long faced criticism for refusing to set more ambitious emissions targets.」

　オーストラリアは人口が少なく、ひとりあたりの炭素使用量が大きいからといって、どれほど問題か―というのはちょっと論点足りうる。

　物凄く単純なはなし、世界で最大ランクの人口をほこり、その炭素使用量の多い先進地域の人口も並の先進国の数個分はある中国。中国の個々人の活動を省エネ化すれば、あっという間に先進国数カ国分の削減量を実現できるだろう―物凄く雑な、どんぶり勘定以前の話として。

　とはいえ―

「"Future generations... will thank us not for what we have promised, but what we deliver," Mr Morrison said at the summit.」

　promise、約束する―というか、宣言することにではなく、後世に残したものによってこそ我々の世代は公正に判定されることであろうぞ、と思えば。今少しの努力をみなさんで、ともいえる。

「The government has said action to reduce greenhouse gas emissions would focus on technology.」

　いやあ、省エネ生活もなさいな。たぶん、日本くらいに。テクノロジーで改善できる点なら、先進諸国にさほど差はないでしょうよ…。

　ともあれこの記事には【環境問題】のほかに【教育問題】の検索用タグをつけておこう。わが本務校でこの金曜デモが問題化することは、まああるまいとは思うのだけど。一応、チェック対象にはしているのだ。