空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ソマリア首相は不信任案提出の危機にある

2010-03-03 22:56:38 | ソマリア関連

Garowe Online Somali MPs to table vote of no confidence against PM Mar 2, 2010 - 3:01:45 AM

 承前

 ソマリア首相Omar Abdirashid Sharmarkeは200名ほどの議員が用意する不信任案の採決の危機に直面している。批判者たちは,Omarの政府が悪化する治安情勢に十分ことをなしておらず,従って議会の信任を得るべきであるとする。

「Sharmarkeの政府が議会から信任を得ればその事業を続ければよい。だが得られなければ,大統領は新首相―新内閣を形成する―を指名しなければならない」と議員の一人は言う。

 これら議員は,現在の政府は国家の現状を顧ず,外国訪問にかまけているというのである。

 しかし他方の議員たちは政府支持のドラムをたたくのである―のらくらしてる議会より,政府は素晴らしい仕事を成し遂げてきた,と。こちらは議長Madobeに対して―議会内で喧嘩ごとをしているとして―非難の動きを見せている。大統領はこの事態の流れに混乱しているといわれる。

 だめじゃん。

 他方,ソマリア憲政・連邦相Madobe Nunow Mohamedは現在の新憲法案が通れば,この政府はこの国を統治する最後のものとなろうというのだそうだ―「我が省が現在従事している憲法案の,諸政党形成が重要課題だ」。

「新憲法はイスラム法に則ることとなる。そして[法を]つくる委員会は独立的なものとなろう」などと。

 民間・政府などから選ばれる30人委員会を憲政・連邦相は任命,これが意見を聴取するとする。

 しかしながらプントランドとしては,ンな話は聞いていない,そんなんに参加しないというのである(くたびれたので訳がゆるくなっていく)。SharmarkeとFaroleとの間で合意された8/23合意には,その先の進展がなく,プントランドとしては不満があろうところである。



 無論多党制・民主主義は,まあ好ましい理屈として合意されるところであろうが,その実際の運用とかみないとだめだよね。

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