空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

政府派も反政府派も仲良く仲間内で仲違い

2010-02-28 13:54:33 | ソマリア関連
Garowe Online Somalia: New row emerges between top TFG officials Feb 27, 2010 - 12:25:26 AM

 ―事情については記事本文を読んでもらうとしてですね。

 Sheikh Sharif Sheikh Ahmed大統領とSheikh Aden Mohammed Nur Madobe議会議長との間の不和がまたぞろ出てきたとのこと。議長の任期問題―つまり大統領がMadobe議長を切りたいのだが,議長はこれを拒否。大統領官邸での対話は実らず。

 大統領側近は,無論大統領案に賛成。でまあ,Madobe派はその対抗策としてOmar Abdirashid Sharmarke首相にケチをつけてみた。さらには,軍・警察も,どっちの派を支持するかで割れてるそうで。

 首相だって,必ずしも大統領とうまく行ってないのに,Madobe派の大統領攻撃のもののついでで攻撃されるとはとばっちりではある。
 軍・警察(指導層)が政治家個人に忠誠心がいってて,政治家間の不和が国家の暴力組織間の不和に直結ってのもまあなんだかなでもある。いえアフリカでは日常茶飯事だぜ,ですが。

 でまあ,さらに反政府派も仲たがいやってるわけで:

Garowe Online Somalia: Insurgent groups at loggerheads over recent bombings Feb 24, 2010 - 10:59:03 AM

 こっちはガチで殺しに行ってたりするので,さらに深刻ですね,まあそれもいつものことですが。
 一応,Hizbul Islamとしては,『Ha Ha Ha,自分の支配地域に爆弾しかける馬鹿がいるわけないだロ,どこのピーマン頭がそんな寝言喋ってるんだい?』的態度を維持する模様。アルシャバブ側は『どの口で言ってやがるかこの鳥頭』的雰囲気を漂わせてはいますが。

 まあ,南部諸県の支配権問題は根深いようですねー。そりゃカネに直結しますから(Kismayoは特に),尤もですがー。

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