井戸端会議水準の喧嘩を非常事態時にしないで頂きたい。

　補助金削減を口にする（いつもの）「ツィッター政治」である。

BBC California fires: Trump threatens to pull federal aid funds 4 Nov 2019

　トランプ大統領が、野火の続くカリフォルニア州に対して、補助金カットを口にする。なにしろカリフォルニア州知事はトランプ氏への敵対的態度をあまりにあらわにするのだ―ってあのなあ。

「US President Donald Trump has threatened to cut federal funding for the wildfires sweeping California, in a Twitter spat with the state's governor.」

「Mr Newsom, who has been highly critical of Mr Trump's environmental policies, responded: "You don't believe in climate change. You are excused from this conversation."」

　なあそのカリフォルニア州知事はどうかというと、「あんたは気候変動を信じてない。あんたはこの会話から外されてんだよ」と、まさしくツィッターアイランドのツイ端会議的発言丸出しで、あんたはあんたでそーゆーとこやぞ、という。一応、連邦政府のカネを貰おうとするときに、その連邦政府のトップにわざわざ「おめーの席、ねーから」と宣言するのはどーいう政治的判断なのだ。

「Increased temperatures due to global warming are causing huge wildfires in California regardless of how wet the previous winter was, according to a recent study published in the Proceedings of the National Academy of Sciences.」

　火事が起きちゃう理由のひとつに気候変動があるというのは有力な仮説である、と、そう認めるのはさほどの難易度ではないだろう。だが、気候変動が起こることと火災が起こることと、さらにはそれが大火災になることとの間にはそこそこ論理の飛躍や条件があるわけで、そこはなんとかしようよ…。

　それはそうと

「Horses flee a burning ranch in Simi Valley, California」

　お馬さんとの距離が近そうな文化はうらやましいかも。