空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

みていた記事メモ(2014-07-01)

2014-07-01 19:27:45 | Newsメモ
BBC Iraq crisis: Fighting in Tikrit after 'caliphate' declared 1 July 2014 Last updated at 03:40

 Tikrit攻防戦。フセイン元大統領の宮殿にも被害が出たそうで,それはそれで歴史的遺産の一種だろうになあ,と少々惜しくは思う。反乱勢力側が反撃して,近くの軍基地の一部を奪取したとかあって,ほんとに一進一退だなと。

 記事下方はこれまでの状況の纏めの如くで,特に改めてよむほどのことはないが,現地の写真が数枚あるのは見るに値するか。
 避難する家族の姿は,それはそれ自体可哀そうなものだがあるべきではないことだが,割とその用いている荷物の質がよさそうで,着ている服も結構上等。
 そういう生活を支配下住民に提供できれば,ISも成功者となれる。いやほら龍造寺高房は名誉だけは保ったが肥前佐賀自体は鍋島氏にとってかわられちゃったわけだし。龍造寺伯庵だってにっちもさっちもいかなかったわけだし。

BBC Nigeria 'raids Boko Haram cell linked to abductions' 1 July 2014 Last updated at 00:48

 ナイジェリア当局が曰く,例の女生徒大量誘拐事件のBoko Haram集団につながるintelligent unitに「手入れ」を行った。この細胞のリーダーBabuji Ya'ariは逮捕された由。
 この人物は,誘拐事件に積極的に関与したのみならず,5月のemir of Gwoza殺害にも関与したという。さらには,自警団組織に関わってその情報をBoko Haramに流していたとか。

 本当ならお手柄。

BBC China ships 'rammed 1,400 times by Vietnamese vessels' 9 June 2014

 中国政府が”ベトナム船が中国政府の船に1416回もぶつけてきたんだが”と主張しているよ、と紹介する記事。まあそこまで舐めた態度をとられたら、普通はキレるよねえというわけではある。わざわざ数取器を用意していたのかという疑問もわくが。

河北新報 相次ぐ遺跡発掘で宮城県考古学会が中世部会を10年ぶり再開 2014年07月01日火曜日

 実生活をかんがみると痛し痒しの点があるが、学術的には好ましい。将来の実益にもなるかもしれないし。


朝日新聞 集団的自衛権の行使容認で自公正式合意 午後に閣議決定 2014年7月1日08時49分

他国のために武力を使う集団的自衛権をめぐり、自民、公明両党は1日朝、憲法の解釈を変えて行使を容認する閣議決定案について、認めることで正式合意した

 冒頭からちょっとミスリードかなーとは思ったり。「これに対し、今回の閣議決定案に盛り込まれた新たな3要件は、従来の「自衛権の発動」を「自衛の措置としての武力行使」に変更。日本への直接攻撃に加えて「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃」があった場合も、武力行使の対象に追加した」とあり、「あった場合も」なのだし。

 …スレブレニツァでのオランダ軍のような非難を受けないためにも、たかが1万発の弾を隣国軍に貸与するのを大政治問題にしないためにも、そこそこはこういう措置が必要なんだというのが私の立場だなー…。


時事 集団的自衛権の閣議決定案全文

「切れ目のない」が4回も使用されている点。警察の活動と軍(自衛隊)の行動の切れ目がスムーズに移行できればよい、というのはわかるが、警察の(一部の)性質が軍よりになり、軍の(一部の)性質が警察よりになり、シームレスになっちゃったら…という恐れはあろうか。まあ文句付けレベルだろう、これは。相当考えて練った文章ですね。

わが国に対する武力攻撃が発生した場合のみならず、わが国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これによりわが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合において、これを排除し、わが国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないときに、必要最小限度の実力を行使することは、従来の政府見解の基本的な論理に基づく自衛のための措置として、憲法上許容されると考えるべきであると判断する

 素直に読めば、例え核ミサイル迎撃任務であっても、例えばイラン・イスラエル間でミサイルを撃ち合ってるときにイラク領内にわが対弾道ミサイルイージス艦が遊弋していたとしても「わが国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないときに、必要最小限度の実力を行使する」とはいえないかな、ということになるか。まあ砂漠を船がいけるかどうかはさておき。

 結局、現状の追認を含んでいるわけだし、そう挑発的なわけでもない。

BBC Japan set for landmark military change 1 July 2014 Last updated at 04:02

 BBCの伝えるところは、こう。




 戦場のイメージを、他ならぬ銃弾が飛び交うところとして持っているわけだ、某氏の如きは。それをのみ思っているなら、それは負けるわな(何にかはさておき)。
 相手は東大法学部卒の知的エリートだ。戦争になれば、おおや先生の如きはその業務の領域―アジア諸国―の支持取り付けのため政治的工作のため、使い倒されるだろう。

「あなたも戦地に!」パターンのひとはここが弱いのだろう。後方業務の重要性の認知の点だ。



 ネトウヨな人たちにさんざんいじめられて心傷ついた状態なので過剰反応してしまったんです、許してあげてください、というのが優しいヒトとしての義務であろうか。

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