落ち着く気配が見えません―ソマリア

　ここ2日ほどのソマリアニュース。エチオピア軍戦車が行動，Islamistsやlocal militiasをその北部strongholdに押し込めてゆく：

BBC news, Africa Shelling traps Somalis in capital　Monday, 23 April 2007

　UNは心配するが，相当の数の住民が首都に閉じ込められっぱなしであろう。お金がある人々は公共交通機関で脱出でき，残っているのは貧乏人ばかりかと。脱出した先でもコレラに下痢ときたものですが，首都にいてもじきに悪性の伝染病でもはやりましょうね：

BBC news, Africa Ethiopian tanks pound Mogadishu　Tuesday, 24 April 2007

　死体は腐るまま通りに放置さる。迫撃砲そのほかの砲火が飛び交う中では―事実としての停戦がなされないでは，死体収容など贅沢事ですね。出歩く事もできますまい。死体は，この状況では放置以外できる事もなく，勿論死体は腐敗してゆくわけで。

　大統領府はエチオピア兵とAU兵が守備している…事実上，AU兵とはウガンダ兵の事ですね，現時点では。またofficialの人たちが繁く利用するホテル付近で車両を用いた自爆テロと思われる爆発，5名死亡。suicide bomb attackの字を，ソマリア関係記事で初めて見た気がします。正面衝突は，戦力差から難しくなってきたということでしょうか。（意図的な）一般人殺しはお勧めしませんけどねー…。

　ああそれと今回のびっくりニュースは：マレハン氏族が南部港市キスマヨKismayoのコントロールをもぎ取ったとか。

　…大丈夫ですかゲティ首相。insurgentsとの戦争には勝っているかもしれませんが他にいろいろ負けていませんかゲティ首相。Kismayoはたしかにまつろわぬ町といった感じでしたが，支配権喪失とまで言われるのは，UIC崩壊以後初めてじゃありませんか？