The Wall Street Journal 【特別企画】アベノミクスのジレンマ―破壊的再生か安楽な衰退か By JACOB M. SCHLESINGER 2014 年 12 月 3 日 11:08 JST
読み応えある記事。購読料を支払いたくなるような良記事。
見事なご見識。別に支持まではしないが(選挙区が違う)、連帯はしよう。
なおこの議員さんの知性を感じさせるtweetは:
読売新聞・現場の記者さんが、どうも無理筋な意味を流行語大賞に選定されたフレーズに埋め込んだのを(たとえ自派的には好ましい見解ではあろうと)新聞記者としてはいかがなものかと「^^/」でほのめかす(と、読める)あたり。
この民主党(区議)氏が言う如く、民主主義への信頼を毀損する行為に与するべきではない。
The Huffington Post 北原みのり氏と「ろくでなし子」氏を逮捕 わいせつ物陳列の容疑 2014年12月03日 15時54分 JST 更新: 2014年12月03日 18時30分 JST
「作家の北原みのり(本名・渡辺みのり)容疑者と、漫画家の「ろくでなし子」(本名・五十嵐恵)容疑者が12月3日、警視庁保安課に逮捕された。スポニチによると、2013年10月から2014年7月にかけて、北原容疑者が経営する東京・本郷のアダルトショップで、ろくでなし子容疑者が自身の女性器をモチーフに作成した作品を陳列していた「わいせつ物公然陳列」の疑いで2人を逮捕した」
・単純な刑法犯に対しては粛々と手続きを進めるものであろう:
他方、
・良質の議論を提出する上品な者に「下ネタ」で攻撃を仕掛け、権威を失墜させる手はもちろんある(cf. フォン・フリッチュ上級大将;ブロンベルク元帥)。
しかし
・そのような「攻撃」に値するほどの大物の案件だろうか、これは? ―ナチスドイツのころなら、突撃隊がさっくり処理していく程度ではないのか?
もちろん、陰謀論を唱えたくなるようなタイミングであることは認めてもよい。しかしこの場合、その支持者にとっては極めて不満足な情勢分析が得られることかと思われる。
すなわち、支持者がどれだけ『これは陰謀なのだああ!』と大声で叫んでも拡散しても、大勢に影響を及ぼすことはありえないと権力側が判断した―ということなのだから。
いや、むしろ、そうした行為こそ、権力を利するであろう―と権力側が判断しもした、ということなのだから。
旧い権力が理解しない、評価を怠っているはずのこうしたインターネットメディア―twitter等―で発言し、草の根の支持を獲得し、今この秋にこそ人民の力を結集し…という思いを抱きつつ、この両名への支持・連帯を訴える向きがあるわけなのだろう、上掲tweetはその一端である。
ところが、引用・リツィートされて「わあいあかり(ry」と喜ぶべきかというと、必ずしもそうはならない。
もちろん、隠れた支持者を掘り起こすことはできる。
が、晒しあげられ、笑いものにされるという方向性の引用もあることである。『ああ、やっぱりこういう人たちって、アレなアレなんだねぇ』と。
三度書くが、もちろん、『そのような上品ぶった連中など、われらの眼中にはない。我々は真の民衆的基盤に立って抑圧された人民大衆のなかから身を起こすのである!』と、わが道を歩む方向性もありえる。
…あんまりにもそーいうこと言い過ぎたレームは粛清されたし、人民的気持ちで科学や学術を萎縮させた結果がアレだったとも言えますが。
…まあその。アレなひとたちのアレだったナチスであっても、それなりにお上品な人たちを利用すべきである、ということくらいは知っていたわけである。なので、きちんと、お上品な人たちが『是非参加したい!』と思わせるようなナニカを発揮すべきであるとメモしておこう。まあ単純には超高度な芸術作品を展開してもらえればいいんですが。いや趣味のファンシー商品を否定する必要はない。それとは別件で一定の質を維持した芸術作品を展開すればいいのである。そうしれば、『エライ芸術家の先生』という権威でアレコレできよう。
そうではなく、ファンシー商品中心のロックな生き方で押し通そうとするなら―それもまたひとつの道である。個人的にはこっちのほうがすきかもしんない(この場合は、前掲の方法よりよほど生産力を必要とするものと思う―常に人目をひきつけ続ける、ステキな作品を常に生産していかなければならない)。
いずれもできないとなれば、『一般にはネタニュースとして消費されるだけの存在』という評価が待っている…ということになろうか。
「自戒を込めて」といいつつ引用しておこう(日本人的美徳)。
日経新聞 自民、300議席うかがう 衆院選序盤情勢 与党3分の2視野、民主伸び悩み維新苦戦 2014/12/3 23:00
与党全体では衆院で参院秘訣の議案を再可決可能な2/3(317議席)を確保しかねない情勢、民主党は伸び悩み、維新は苦戦とのこと。投票先を決めていない層の動向はちょっと鍵。
朝日新聞 ちくわ笛奏者、「値上げ」困った 穴広がり音程に狂い 2008年8月17日8時9分(八尋紀子)
「原料の値上げなどで大手メーカーが相次いで値上げに踏み切ったちくわが、ちくわを笛のように演奏する岡山県倉敷市の住宅正人(すみたく・まさと)さん(44)の活動にも影響を与えている。「実質値上げ」で音色が変わり、伴奏曲の録音し直しが必要になった。原料高騰の直撃を受け、ちくわに代わる新たな「楽器」探しも始めた」
「公演のために年間約400本のちくわを使う住宅さんにとって、価格高騰は死活問題。世界的な食糧価格高騰で値上げは今後も続くとみて、空豆や冷凍イカ、レンコンなど、ちくわに代わる笛の材料を模索中だ。住宅さんが気がかりなのは、スーパーの店頭から消えるちくわが増えていること。「中小のちくわメーカーは大変だと思う。ちくわは3世紀ごろから食べられ、全国各地で作られている伝統食。庶民の食べ物が危機を迎えている」と話している」
こういう細かなところから世間の動きが分かることもあるよねえ、という、面白い記事。
読み応えある記事。購読料を支払いたくなるような良記事。
私は何度も立会人をやってまして、開票で不正があるとは考えてません。先の参院選では、板橋では不正を疑う陣営が乗り込んできて立会人全員がすべての票をチェックする事態になりましたが、開票ミスはあっても不正は見つかりませんでした。 RT @GunmanoShizen: ムサシ他票改ざん
— 中妻じょうた 板橋区議会議員 (@nakatsuma) 2014, 12月 3
未だに不正選挙を主張する人たちがいなくならないわけですが、そういうことを言い連ねることが選挙への信頼を失わせ、投票率を低下させて現政権を利するんです。
開票ミスはあり得ますが、不正などありません。この3年半負けに負け続けた民主党の議員が言ってるんです。信用していただきたい。
— 中妻じょうた 板橋区議会議員 (@nakatsuma) 2014, 12月 3
見事なご見識。別に支持まではしないが(選挙区が違う)、連帯はしよう。
なおこの議員さんの知性を感じさせるtweetは:
「ダメよ?」「集団的自衛権」。読売の現場の記者さん、うまいことメッセージを伝えられてよかったですね^^/流行語大賞に「ダメよ~」「集団的自衛権」 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) http://t.co/Bm7bYSbWeI
— 中妻じょうた 板橋区議会議員 (@nakatsuma) 2014, 12月 1
読売新聞・現場の記者さんが、どうも無理筋な意味を流行語大賞に選定されたフレーズに埋め込んだのを(たとえ自派的には好ましい見解ではあろうと)新聞記者としてはいかがなものかと「^^/」でほのめかす(と、読める)あたり。
この民主党(区議)氏が言う如く、民主主義への信頼を毀損する行為に与するべきではない。
The Huffington Post 北原みのり氏と「ろくでなし子」氏を逮捕 わいせつ物陳列の容疑 2014年12月03日 15時54分 JST 更新: 2014年12月03日 18時30分 JST
「作家の北原みのり(本名・渡辺みのり)容疑者と、漫画家の「ろくでなし子」(本名・五十嵐恵)容疑者が12月3日、警視庁保安課に逮捕された。スポニチによると、2013年10月から2014年7月にかけて、北原容疑者が経営する東京・本郷のアダルトショップで、ろくでなし子容疑者が自身の女性器をモチーフに作成した作品を陳列していた「わいせつ物公然陳列」の疑いで2人を逮捕した」
北原みのりさんは「安倍さんは子供」「首相の言動はまるでDV」など、新聞紙上で批判発言をしていた。みなさんは、こうした発言と今回の逮捕が、まるで関係がないと思えますか?
https://t.co/UL20NLJgqe
pic.twitter.com/i7ryDNdC8k
— 蔦 (JAPAN,NO WAR! ) (@tsuta2010) 2014, 12月 3
・単純な刑法犯に対しては粛々と手続きを進めるものであろう:
関係ないと思いますね。安倍批判者は不逮捕特権を享有するわけではないですよ。
— 高橋雄一郎 (@kamatatylaw) 2014, 12月 3
他方、
・良質の議論を提出する上品な者に「下ネタ」で攻撃を仕掛け、権威を失墜させる手はもちろんある(cf. フォン・フリッチュ上級大将;ブロンベルク元帥)。
しかし
・そのような「攻撃」に値するほどの大物の案件だろうか、これは? ―ナチスドイツのころなら、突撃隊がさっくり処理していく程度ではないのか?
もちろん、陰謀論を唱えたくなるようなタイミングであることは認めてもよい。しかしこの場合、その支持者にとっては極めて不満足な情勢分析が得られることかと思われる。
すなわち、支持者がどれだけ『これは陰謀なのだああ!』と大声で叫んでも拡散しても、大勢に影響を及ぼすことはありえないと権力側が判断した―ということなのだから。
いや、むしろ、そうした行為こそ、権力を利するであろう―と権力側が判断しもした、ということなのだから。
旧い権力が理解しない、評価を怠っているはずのこうしたインターネットメディア―twitter等―で発言し、草の根の支持を獲得し、今この秋にこそ人民の力を結集し…という思いを抱きつつ、この両名への支持・連帯を訴える向きがあるわけなのだろう、上掲tweetはその一端である。
ところが、引用・リツィートされて「わあいあかり(ry」と喜ぶべきかというと、必ずしもそうはならない。
もちろん、隠れた支持者を掘り起こすことはできる。
が、晒しあげられ、笑いものにされるという方向性の引用もあることである。『ああ、やっぱりこういう人たちって、アレなアレなんだねぇ』と。
三度書くが、もちろん、『そのような上品ぶった連中など、われらの眼中にはない。我々は真の民衆的基盤に立って抑圧された人民大衆のなかから身を起こすのである!』と、わが道を歩む方向性もありえる。
…あんまりにもそーいうこと言い過ぎたレームは粛清されたし、人民的気持ちで科学や学術を萎縮させた結果がアレだったとも言えますが。
…まあその。アレなひとたちのアレだったナチスであっても、それなりにお上品な人たちを利用すべきである、ということくらいは知っていたわけである。なので、きちんと、お上品な人たちが『是非参加したい!』と思わせるようなナニカを発揮すべきであるとメモしておこう。まあ単純には超高度な芸術作品を展開してもらえればいいんですが。いや趣味のファンシー商品を否定する必要はない。それとは別件で一定の質を維持した芸術作品を展開すればいいのである。そうしれば、『エライ芸術家の先生』という権威でアレコレできよう。
そうではなく、ファンシー商品中心のロックな生き方で押し通そうとするなら―それもまたひとつの道である。個人的にはこっちのほうがすきかもしんない(この場合は、前掲の方法よりよほど生産力を必要とするものと思う―常に人目をひきつけ続ける、ステキな作品を常に生産していかなければならない)。
いずれもできないとなれば、『一般にはネタニュースとして消費されるだけの存在』という評価が待っている…ということになろうか。
能力が無い人ほどアドバイスを聞かないですね。聞く耳を持たないから、いつまでも改善しないわけで。せっかく親切で言っても、自分が正しいことを延々と述べられると、忠告する気持ちも失せる。こうして自分からチャンスを潰しているのに、「なぜ自分は不遇なのだ」と嘆く。
— 竹内健 (@kentakeuchi2003) 2014, 11月 27
「自戒を込めて」といいつつ引用しておこう(日本人的美徳)。
日経新聞 自民、300議席うかがう 衆院選序盤情勢 与党3分の2視野、民主伸び悩み維新苦戦 2014/12/3 23:00
与党全体では衆院で参院秘訣の議案を再可決可能な2/3(317議席)を確保しかねない情勢、民主党は伸び悩み、維新は苦戦とのこと。投票先を決めていない層の動向はちょっと鍵。
朝日新聞 ちくわ笛奏者、「値上げ」困った 穴広がり音程に狂い 2008年8月17日8時9分(八尋紀子)
「原料の値上げなどで大手メーカーが相次いで値上げに踏み切ったちくわが、ちくわを笛のように演奏する岡山県倉敷市の住宅正人(すみたく・まさと)さん(44)の活動にも影響を与えている。「実質値上げ」で音色が変わり、伴奏曲の録音し直しが必要になった。原料高騰の直撃を受け、ちくわに代わる新たな「楽器」探しも始めた」
「公演のために年間約400本のちくわを使う住宅さんにとって、価格高騰は死活問題。世界的な食糧価格高騰で値上げは今後も続くとみて、空豆や冷凍イカ、レンコンなど、ちくわに代わる笛の材料を模索中だ。住宅さんが気がかりなのは、スーパーの店頭から消えるちくわが増えていること。「中小のちくわメーカーは大変だと思う。ちくわは3世紀ごろから食べられ、全国各地で作られている伝統食。庶民の食べ物が危機を迎えている」と話している」
こういう細かなところから世間の動きが分かることもあるよねえ、という、面白い記事。
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