空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

何十周遅れの話題だこれは、と言う気はする

2019-09-17 23:44:25 | Weblog


 廃盤のはずですが、歩兵携行兵器という設定には忠実ですな。


 飛行機は歩兵携行兵器に含まれないと思います。



 そんな攻防戦なんぞやってたら増援がくるがな。

 増援を阻止するなら道路等々を封鎖する必要がある。とすると、この段階で既に襲撃者側は中隊規模(100~200と想定)どころじゃなくなる。特殊工作どころじゃなくなる。そんな兵力があるなら、原発に水を供給するもと配管を破壊するほうが、長期的な運用の困難さを与える点でよほどテロとしての効果があろうし(そうまで根本的な破壊をするほどの爆発物の量は、ちと考えたくない)、ンな悠長なテロ工作をするくらいなら大人しく市役所でも時限爆弾でふっとばすか、そこらの幹線道路を連発路肩爆弾で封鎖するほうがよほど費用対効果が高い。路盤まで再建困難なほどに吹き飛ばす爆薬の量がどれほどかは問わないことにするが。



 私なら、日本社会の破壊と言うことなら、遅延連発路肩爆弾に頼りますね。
 路肩で一発。死者負傷者が多数発生し、これを救助に向かった周辺の有志たちを狙ってクレイモア的な爆弾でもつかって一発できたら理想的。阿鼻叫喚の地獄絵図×2になったところ、救急車や警察が到来、「危ないから下がって!」などと警官が叫ぶところで警官・救護隊めがけて一発。

 きっついぞぉ。

 目の前で負傷者が「た…たすけ…」とか泣きじゃくりながら流血しながら転がってて、止血だけでもと駆け寄った勇気ある人格者めがけてどぱーんと一発。

 そんな勇敢な、我が身を捨てても人助けをという英雄でなければ、オレは生き延びられるかも…と学習して脇のほうに隠れたら、その隠れた先の陰に仕掛け爆弾。ばっかーん!と一発。

 確実に生き延びる道は、友が死のうが恋人が足吹っ飛ばされてようが、とにかく速やかに逃亡すること。「人の情」という単語を忘れ果てること、という条件がつく。
 なお警察・消防が到着すると、救護隊めがけてまた一発。

 イラクやソマリアや…で実効性は折り紙つき。人間社会の自然な連携、惻隠の情も社会的な連携、職務としての人命救助も、どっちもまるごと破壊する、テロリストのテロリズムたる本質をあますことなく見せ付ける下劣外道の作戦。これを2週間おきくらいに方々でやるんです。

 やるたびに、前線で活動する練達の警察・消防がけずれていきます。とすると、新採用を続々やろうがなんだろうが、警察・消防の質は急速に劣化します。劣化できればまだいいほうで、そのうち予算がなくなり、そもそも活動できなくなるでしょう。士気も崩壊するでしょうし―。

 ―という物語にしても、日本の場合、国も大きいし、全国からの応援がありえる。なので、全面的に警察力等々を破壊するためには、日本全国複数個所で上掲の作戦を行わざるをえず、ああ、うん、かなり無理。わりと大規模な戦争をやったあとで、社会が相当に疲弊した後に…と言う設定で無いと、むり。だから戦後のイラクで効果的だったわけでしょうが。



 まあそうなるよねえ。
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