空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

みていた記事メモ(2014-10-05)

2014-10-05 19:53:29 | Newsメモ
BBC Mali's UN troops killed in 'deadliest attack' 3 October 2014

 ニジェール軍の9名が待ち伏せ攻撃で戦死。国連のマリでのミッションが2013年7月に始まって以来の大損害。北部砂漠地域、GaoのMenakaとAnsongoとの間で輸送任務中のコンボイ―ピックアップトラック2台と燃料車1台を含む―が、ロケットランチャまでもってる重武装バイク隊に襲撃されたもの。

 生存者は30名ほど。生還者が答えるところでは、敵はMovement for Oneness and Jihad in West Africaの様子。

BBC Venezuela lawmaker Robert Serra buried in Caracas 4 October 2014

 先日、殺害されて発見された国会議員Robert Serra氏とその妻が埋葬。
 …若手の有望株を失った政権与党のおじ様方の喪失感は察するが、”この殺害のmastermindをしっかとたしかめる。たぶん外国、コロンビアかマイアミにいるとおもうけど”とか言うのは、あの、もし事実としてもつつしみというものを、すこし。

 …しかしまあ、三日もの服喪期間を設定するとは、本当に重要人物だったんですね。

BBC Mexico mass grave found near Iguala after protests 5 October 2014

 メキシコ。9月27日に、学生43人ばかしが警察に拘束されて以後行方不明になったようで。最近、なんか(わりと新鮮な?)死体が多数詰め込まれているmass graveが見つかっちゃって…。

 …この学生たちというのは、教職課程の学生たち。地方人にたいする差別的な待遇に反対するデモをしていた。これを(犯罪組織やなんかと連絡のある)警察の一部が「処理」してしまった様子。

 しかもこのIgualaの町長や警察の長までがfugitivesだそうで。

 以下は上掲記事の関連初報:

BBC Mexican students missing after protest in Iguala 29 September 2014

 この記事段階だと、行方不明者は58名。
 学生と、警察及び正体不明の武装した者たちとの間の衝突で6名死亡17名負傷。さすがにやりすぎと思われたか、この時点で関与した22名の警官が拘束されている。

 都市の出身の学生と田舎出身の学生とで、いささか採用試験のときの取り扱いが違うとかで。

BBC Mexico relatives search for students in Guerrero 2 October 2014

 こちらは捜索中の事情を伝える記事。冒頭の写真がまたアレで、行方不明学生の親族が軍(security forces)の護衛つきで行方不明者の写真を配っている姿。

 ―あー、つまり、この場合、地元警察は犯罪組織とツーカーの仲だったりするので、一般人民を保護する係は国軍か州警察が担わざるを得ないわけか。ひどいな、それは。

 ともあれ、この記事時点で行方不明者は44名。14名はなんとか逃げ切ったそう。つまり事件当初、地元警察筋でしょう、『あー行方不明? ああ、なんか周りの山々に逃げ込んだんでしょー』というコメントがあったが、実際にそんなもんではあった一例ということになる。

 まあ大多数はこの時点前後で殺害されて埋められているわけでしょうけど…。


BBC Pakistan Taliban vow support for IS in Syria and Iraq 4 October 2014

 パキスタン。タリバンがISへの連帯・共闘の意志を宣言。

 敵の敵は味方、という纏めになるか。

BBC Kurds clash with Turkish security forces on Syria border 4 October 2014

 難民のクルド人とトルコ・クルドのひととが、トルコ治安部隊と衝突。トルコがシリア国内の反政府派民兵団を支援しているのでは、という疑惑がいろいろ渦を巻いた結果、というところか。

 IS-alQaedaがあまりうまく行ききっていないように、この問題における重要プレイヤー、USAとトルコも微妙によろしく行っていない。そんなところに、『あのな、メリケンさんなうちら、そうそう悪させんさかいに』とばかりイランが頑張っていたりして(ペシュメルガがイランの武器をつかっていたり、シーア派民兵と共闘していたり)。


BBC Sweden to recognise Palestinian state 3 October 2014

 スウェーデンがパレスチナ国家を認知する意向とのこと。

月刊私塾界 都内 生活保護世帯 大学進学率は22・8% 2014.09.30

東京都は9月25日、生活保護受給世帯の高校卒業者(2014年)の大学進学率が22・8%にとどまることを明らかにした。文部科学省の学校基本調査では、都内の高校を14年3月に卒業した生徒の大学進学率は63%(全国平均は48%) - See more at: http://www.shijyukukai.jp/2014/09/5623#sthash.9mXBPNif.dpuf


読売新聞 韓国国会マヒ、法案1件も処理できず…沈没余波 2014年09月18日 07時18分

 旅客船セウォル号の「事故原因の真相究明のための特別法制定を巡る与野党の対立で国会は空転。5月3日以降、1件も法案処理できないマヒ状態に陥っている。政治停滞による経済や外交への影響も懸念され、政策が置き去りにされる現状に世論の反発も高まっている」。

特別法を巡っては、遺族らが自らも参加する「真相調査特別委員会」に捜査権と起訴権を与えるよう強硬に主張。与野党は8月、2度にわたり権限を認めない案で合意したが、遺族の反対を受けた最大野党・新政治民主連合が2度とも覆した


読売新聞 対話余地ない…学生組織、香港行政長官辞任要求 2014年10月01日 21時24分

香港の行政長官選挙の民主化を求める学生組織は1日、親中派の梁振英・行政長官と「対話する余地はなくなった」として、2日までに辞任するよう求めた。その上で、要求が受け入れられなければ、新たに政府施設を群衆で包囲する可能性を警告

 知識人的には民主化、民主制維持への努力を支持するものの、対話の可能性を自ら排除するのはいささか好ましくないと言及しておきたいところ。

 とゆーか、『「おはなしあい」が終わったら、次は別の形式の「おはなしあい」の出番だよねっ!』というのをリアルでやられちゃう可能性が増大するし。対話拒否なんてのは、上品な相手以外にはなかなか使うべきではないものかとは。


北星学園大学 「本学学生および保護者の皆さまへ」(2014年9月30日付)

 ざっと読んだが、立派な文書であるかと思われる。
 学生及びその保護者への連絡文書という形式であるのも正しい処置かと。自由と学問との瑣末な敵にいちいち答えていられない、重要なのは教育者として正しき態度を示すことである、と主張するように見える。

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